七五三は写真撮影だけ?お参りも一緒にする?
最終更新日:2022年2月12日 12:13
日本には七五三という風習があります。
七五三は子どもの成長をお祝いする節目の行事となり、女の子は三歳と七歳、男の子は三歳と五歳にお祝いをします。
この七五三において、お参りすることと同時に写真撮影をすることも一般的ですので、そのことについて紹介していきます。
このコラムの目次
神社へのお参りはしなくても写真だけは撮る、という家庭も多いですが、七五三の撮影は絶対にした方がいいでしょう。
その理由は三つあります。
まずはやはり、子どもの記録が未来まで残ることです。
三歳の時や五歳の時などは子ども本人の中でも記憶として残りにくいものです。
そこで、写真を撮っておけば大きくなった時に見返すことが出来ます。
実は七五三の写真をいつ撮るかに関しては、はっきりと時期は決まっていません。
ですからスタジオなどもたくさんキャンペーンを企画します。
安くしかも可愛い写真を撮るチャンスですので、是非利用しましょう。
また、家族の節目の歴史を切り取るという役割も果たしてくれます。
祖父母へ子どもの成長記録を見せたりするのにも役立ちますし、家族で一緒に撮ったという思い出の記録は子どもを優しい気持ちにさせるでしょう。
七五三のお参りや写真撮りを同じ日にするかで、悩む親も多いでしょう。
今までにどうしたかのアンケートをとったところ、約七割の人が別の日がおすすめと回答しています。
その理由は、撮影が二時間から三時間ほどかかることが一般的で、小さな子どもが疲れてしまうからです。
普段着ではないことや、長時間では飽きてしまうことから心身共にぐったりとなってしまう子どもが多く、その後お参りにいくのは難しい、という声が多いです。
また、キャンペーンを利用して早撮りをしたため、お参りと写真撮影は別の日になったという方もたくさんいます。
天気と体調の良い五月くらいに写真はとっておき、お参りは十一月の天気の良い日にする、というスケジュールもおすすめできます。
お参りの際も祈祷などで時間がかかることが見込まれますので、同じ日にするのは親自身も疲れるでしょう。
しかし全部を同じ日にやって正解だった、という意見も当然あります。
現代は共働きの夫婦が一般的であり、土日祝日が出勤となるサービス業勤務の方も多くなっています。
夫婦二人が同じ日に休日を取ることが難しい家庭もあり、そういった家庭では子どもが主役の七五三では一日で済ませることができれば楽でよい、と考えられることも多いです。
また着物が自前でなくレンタルである場合、何度も借りる必要があります。
美容院で着付けをするならその予約をしたりすると手間もお金もかかることなども大変でしょう。
どうせ大変なのであれば同じ日にすべて済ませるというのも一つの手でしょう。
衣装を借りる予定があるのであれば、同じ日に全部を済ませてしまう方が簡単かもしれません。
もしも家族で中々予定を合わせることが出来ないとか、子どもだけでなく親の体調面を考えると難しい、もしくは経済的な理由でできるだけ安い方法で済ませたい、という理由があれば、神社には行けずとも子どもの成長の記録や家族の歴史の記録として、撮影だけでもしておくことがおすすめです。
ライフスタイルも多様化している現代ですから、昔からの風習にこだわりすぎる必要はありません。
自分たちにあった方法で各自お祝いをし、子どもを中心として幸せな時間を過ごすことが大切なのです。
楽に移動がしたい、祖父母の家で撮影がしたい、などの要望があれば、最寄りのスタジオに相談してみてはいかがでしょうか。
七五三は、神様に子どもが健康にここまで大きくなりました、という成長を見せてお礼を述べる行事です。
子どもの今までの成長を感謝し、これからの健やかな毎日をお祈りするための大切な日ですので、参拝をして写真を撮ることが一般的です。
現代では忙しくて中々家族の予定が合わないこともありますが、各家庭のライフスタイルや都合に合わせて利用するのがよいでしょう。