お宮参りの産着 仕立て直せば七五三で使える!
最終更新日:2022年2月12日 12:10
お宮参りの時に使った思い出の産着。
普通であればそのまま思い出の品としてとっておくだけですが、それではあまりにも勿体ない!
仕立直しすれば七五三の時に晴れ着として着ることができます。
そこで今回は仕立直しの方法をご紹介したいと思います。
このコラムの目次
産着を購入したところであればお願いすることができます。
中にはインターネットで産着を購入した、引っ越してしまったから近くにないということもあります。
そんな時には近くの呉服屋や着物を取り扱っているところに行けば仕立て直しをやっているところも多いです。
費用も場所にはよりますが、大体1万円から2万円とそこまで高い費用でもありません。
折角の産着を箪笥の肥やしにするのは勿体ないですよ。
しかし、七五三の時期は同じように仕立直しをお願いする人もいますし晴れ着を購入する人もいるので、混み合うことが予想されます。
そのため、飛び入りでは受け付けてくれなかったり思っていたよりも時間がかかってしまったりすることも。
早めに行動し、事前に電話をして問い合わせをしておくとスムーズに進めることができますよ。
七五三をするのは男の子であれば三歳と五歳、女の子であれば三歳と七歳になります。
地域によって男の子は五歳しかお祝いしないところもありますが、最近では三歳の時にも七五三のお祝いすることが多いです。
産着を仕立直しでカバーできるのは五歳まで。
七歳の女の子の時には布地が足りないので、新しいものを購入することをおすすめします。
もう一つの注意点は産着の柄が後ろに華やかに入っていることが多いことです。
しかし女の子は被布を、男の子は羽織を着てしまうのであまり産着の柄が見えないということも。
手持ちの産着はどうなっているかな、完成した時にどうなるかなということを想像してからお願いするようにしましょう。
女の子の場合には三歳の時に産着を仕立て直すことになります。
簡単にどこを直すのかご紹介していきましょう。
袖口は手を出す部分以外は縫い、下部は可愛らしく丸みをもたせてあげます。
肩の部分と腰の部分は肩上げ、腰上げと言って、大きい分の差を詰めるために縫い上げます。
ほんの数cmでも良いので作ってあげることをおすすめします。
これが産着の大きな仕立直しの内容ですが、この肩上げと腰上げは実はとても重要な意味を持っているのです。
この二つはなければ別にないでも良いじゃないかと思うかもしれませんが、これにはこれからもっと成長しますように、という意味が込められています。
勿論ご家庭によっては気にしないという方もいますし、成長が早くて産着を詰める余裕がないというケースもあります。
臨機応変に対応してあげるようにしましょう。
羽織ではなく着物としてしか仕立直しすることができません。
羽織はきちんと別に購入するようにしましょう。
お直しの仕方は女の子と同じで、袖と肩、腰、紐の四か所を直します。
袖は同様に手を出す部分以外は縫い綴じて、下部に丸みをつけるようにして縫います。
男の子の場合、女の子よりも余裕がないことが多いので、肩と腰は余裕があれば上げて調節をします。
余裕がないのであれば、無理をして上げ幅を取らなくても大丈夫です。
袴を履くので丈は短めの方が着付けをしやすいだけではなく動きやすくなりますよ。
女の子は紐を腰紐としてそのまま使うことが多いですが、男の子の場合には腰に合わないことも多いです。
そのため外してしまって別に腰紐を使うことをおすすめします。
お宮参りの時に着た産着をまた七五三で着ることができたら、親にとっても喜びはひとしお。
晴れ着がずっと箪笥で眠っているのであれば、近くの呉服屋でお直しをお願いしてはいかがでしょうか。
最近ではネットで注文を受けているところもあります。
その場合、時間がかかってしまうので少し時間はかかってしまいますが、安価に依頼することができますよ。