子どもが生まれてから七歳までのお祝い行事
最終更新日:2022年2月12日 12:07
子どもが生まれてから七歳までの間には、たくさんのお祝い事があります。
子どもの成長をお祝いするとともに、家族で喜び合う時間はかけがえのないものです。
今回は、七歳までの間にある行事やお祝いの仕方について詳しく解説していきます。
このコラムの目次
お七夜とは、子どもが生まれてからちょうど七日目の夜に行う行事です。
この日に一緒に命名を行うことも多く、家族や親戚などが集まってお祝いをします。
これは、子どもの最初のお祝い事となります。
お七夜は、これからの健やかな成長を願う行事です。
お七夜は江戸時代に広がりを見せ、現在も受け継がれています。
昔は、7日目までに亡くなってしまう子どもが多かったため、お七夜は重要な行事として考えられていました。
生まれた日を0日と考え、そこから七日経過した日の夜がお七夜です。
子どもが生後100日になると「お食い初め」という行事があります。
食べ物に困らず生涯過ごすことができるようにとの願いが込められています。
お食い初めは、近しい身内だけで行っても良いですし、親戚一同集めて行っても構いません。
ホテルなどを借りて行うという方もいますが、自宅で用意しお祝いするという方も同じくらい多くいるようです。
お食い初めの際には、お祝いにぴったりな鯛や赤飯、お吸い物に煮物、香の物の五品を用意することが基本となります。
生後100日とはいえ、ぴったり行う必要はありません。
子どもの体調などを考慮しつつ、100日~120日の間に行うことが良いとされています。
食事を食べさせる役目は年長者にお願いすると良いでしょう。
子どもが満一歳になったら、誕生日を「初誕生」という行事としてお祝いします。
初めての誕生日であることもあり、盛大に行う人が多いようです。
初誕生は、一升餅を担がせることでも有名でしょう。
一升餅は一升分のお米を使用して作るお餅のことであり、子どもに背負わせます。
「一升」と「一生」をかけ、一生食べ物に困らないようにという願いが込められています。
また、一升餅は丸い形をしていることから、円満な人生を送れるようにとの願いも込められているようです。
一升餅は誕生餅や踏み餅とも呼ばれます。
昨今では丸型だけではなく、ハート型などのものも販売され人気になっているようです。
お餅は、行事が終わった後にお祝いの席で食べることもあります。
子どもの成長をお祝いする行事といえば「七五三」です。
子どもが三歳、五歳、七歳になった時にお祝いする行事です。
七五三とは、この年齢になるまで子どもが成長することが稀な時代に、その奇跡を喜ぶお祝いとして定着したといわれています。
この年まで生きられる子どもが少なかった時代において、七歳を迎えることはとても喜ばしいことだったのです。
また、このぐらいの年齢までは病気にかかりやすいこともあり、健やかな健康を願ってお祝いするという意味合いも含まれています。
昨今では、着物や袴を着せて写真撮影を行い、祖父母とともに神社へお参りをした後、食事会をすることが定番です。
ドレスなどを着用させて写真撮影を行う人も少なくありません。
また、最近では男の子や女の子に関係なく、五歳の七五三を行うという人も増えているようです。
子どものお祝い事というのは、全てにおいて健やかな成長を願うという背景があります。
七五三などのなじみのある行事だけではなく、より細かい行事やお祝い事もあるのです。
今回ご紹介した行事を行う際は絶対にこの日じゃなければいけない、というものではありませんので子どもの体調に合わせて行うようにしましょう。