大学の卒業式 袴には草履とブーツどっちを選ぶ?
最終更新日:2022年2月12日 12:06
大学の卒業式は学生生活最後の思い出に残る行事であると同時に、これから社会人として羽ばたいていくための決意を新たにする場です。
多くの女性は一世一代の晴れの日に振袖と袴でおしゃれをするものですが、その際に気にしたいのは足元です。
袴には草履とブーツ、どっちが合うのでしょうか。
このコラムの目次
草履は和装の履物であることから、大学の卒業式で着用する袴によく合い、レトロな雰囲気を演出してくれます。
また、大学の卒業式では屋内と屋外を行き来することも多いので、履いたり脱いだりしやすい草履なら移動の際にスムーズだというメリットもあります。
着物の柄によってどっちにするか考える人も多いでしょうが、草履ならどんな柄にもマッチするのは、着物の柄を選ぶブーツに比べて魅力的な点でしょう。
さらに、ブーツを履くときのように体を前に折る動きがないので、大学の卒業式のためにきれいに着付けした着物を着崩す心配も少ないです。
一方、まだ寒い3月に行われることの多い大学の卒業式では、草履を履くと足元が冷えやすかったり、履き慣れていない草履を履くことで鼻緒がずれやすく、足を痛めてしまったりするというデメリットもあります。
大学の卒業式で袴にブーツを合わせるメリットは、ヒールの分だけ背丈が伸びるのでスタイルが良く見える点や、レトロでハイカラな雰囲気を出せる点にあります。
大学の卒業式だけでなく、普段でも履く機会が多く、履き慣れていて歩きやすいこともメリットの1つです。
また、まだ寒い時期に足元を暖かくしておけることもブーツの魅力です。
デメリットとして挙げられるのは脱いだり履いたりしにくい点や、紐を結ぶ際に着物が着崩れてしまう心配がある点などです。
どっちを選んでもそれぞれにメリット、デメリットがあることから、大学の卒業式で草履かブーツのどっちを選ぶかは、単に着こなしの問題だけでなく、それぞれのメリットとデメリットを把握して、卒業式当日の気温や移動の有無、草履やブーツを履いたり脱いだりする頻度などを考えて選ぶ必要があります。
大学の卒業式で草履を選ぶ際のポイントは、着物や袴と相性の良い色のものを選ぶということです。
レトロな色の着物にはどっちかと言うと地味っぽい色味のものの方が合いますし、現代的なカラーの場合には、華やかな色味のものがよく合います。
言い換えればどっちの着物にも合わせることができるのが魅力の一つです。
また、大学の卒業式という晴れの舞台なので、草履を合わせるならそれなりに格があってしっかりとした印象のものがよいでしょう。
気になる草履がいくつかあって、どっちにしようか悩んでいるという人は、こうした点に注意して、着物や袴とのバランスを考えながら選びましょう。
レトロな雰囲気を演出できる草履は、うまく組み合わせればより格調高く、着物や袴の魅力を引き出してくれるものです。
草履とブーツのどっちを選ぶにしても袴の丈は重要になってくるのでその点にも注意しましょう。
ブーツを選ぶ際のポイントとして、まずはその長さが重要です。
ブーツも草履もどっちも着付けのバランスを考える必要があり、袴の丈もどっちも重要ですが、ブーツの場合は野暮ったくならないように素肌が見えないラインの丈にすることが理想で、合わせると長さ15cm以上のものが望ましいです。
また、ヒールの高さは5cmほどのものを選ぶことが基本になります。
草履とブーツ、どっちの場合も大学の卒業式で着る着物の色に合わせる必要がありますし、どっちもそれなりの格を意識しなければならないことから、ブーツの色もフォーマルな黒や濃い茶色を選ぶようにすると良いでしょう。
今は袴用のブーツも出ていますが、全体の雰囲気を壊さないようであれば、袴用のものでも普段使いしているものでもどっちでも使えます。
シルエットが重要なので、よりすっきり見えるものを選びましょう。
大学の卒業式で、袴に合わせるのは草履とブーツのどっちがいいのかについて、それぞれのメリットとデメリットを紹介しながら解説してきました。
人生1度の晴れ舞台である大学の卒業式では、より自分らしさを出せたり華やかに彩ったりして思い出を作ることができれば、ブーツでも草履でもどっちでも構いません。
それぞれ出席する卒業式の状況に合わせてよりマッチするものを選びましょう。