【終活】遺影撮影メイクや写真のポイントについて
最終更新日:2022年2月12日 12:05
人生の終わりは誰もが迎えるもので、ある程度の年齢になれば終活を考える時期になるかと思います。
その終活のひとつとして、遺影を生前に用意する作業があります。
家族やお世話になった人とお別れをする場にふさわしい遺影写真にするために、終活ではメイクや表情などをどうすればいいのか見ていきましょう。
このコラムの目次
葬儀に使う遺影写真は、生前で撮っていた写真の中から写りが良いものを選ぶということが一般的です。
しかし、終活という言葉が使われ始めたころから、遺影のための写真を撮影する人が増えてきました。
その理由は、本人だけを綺麗に写した写真が少ないからです。
日常で撮影した写真というのは周囲に他人が写り込んでいる、正面を向いていない、焦点があっていないという具合で、切り抜いて遺影に使うのはなかなか難しいです。
終活で遺影写真を撮影しておけば正面を向いて微笑んでいる姿を残せるので、遺影としてふさわしい仕上がりになります。
その写真を見れば、葬儀に来てくれた人たちにも良い印象を与えることができます。
それに加えて亡くなったあとで遺族が生前の写真から選ぶと、故人の好みと違う可能性がでてきます。
生前に終活として遺影写真を用意しておけば、自分らしい葬儀にできます。
それこそが、終活を行う目的でもあります。
終活で遺影を撮影するならば、素顔よりもメイクをしたほうが綺麗に見えます。
とはいえ、葬儀で使われる写真であれば、あまり派手にするよりも自然な感じにしたほうがいいでしょう。
メイクが濃すぎて来てくれた親戚や友人・知人が頭の中にあるイメージと遺影写真で別人のように見えれば、お別れをするにあたって違和感がでてしまいます。
それでは、悲しい気持ちを整理ができません。
もちろん、終活らしく地味なメイクにすればいいというものでもありません。
その写真を見た人が、生前の元気でいた頃の姿を思い出すことができるくらいに、明るいメイクにしたほうがいいです。
口紅やファンデーションなどのメイクは色合いが変わるだけで、全体の雰囲気が変わってきますから撮影前に自分の好みであるメイクを色々と試しておくと良いでしょう。
終活で遺影撮影をするにあたって、服装は特に決まりがありませんが、自分らしさを出せるほうがいいです。
フォーマルなスーツでも普段着でも構いませんが、それを見た人がお気に入りの服だとすぐにわかるほうが強く印象に残ります。
そして、遺影の印象を左右する表情ですが、葬儀であっても終活で用意するならば笑っていたほうが良いでしょう。
堅苦しい表情を浮かべた遺影を飾っていると、来てくれた人たちの気分がますます落ち込みます。
ポーズについては証明写真のように正面を向いた姿が基本ですが、終活では趣味で使っていた楽器やスポーツ用品などを持っている姿を使うことも多くなっています。
サイズについては遺影の額縁に入れるとき、画像がぼやけてしまわないかを考慮して決めたほうがいいです。
一般的に四つ切りサイズ、A4サイズが額縁として使われるサイズなので、それに合わせた写真のサイズを選びましょう。
最近では、高画質な写真を自分で簡単に撮影でき、しかも印刷できる環境が整っています。
それでも終活での遺影写真は、写真館で撮影をしたほうがいいです。
写真館ならば、スタジオと高性能な機材がそろっていて、素晴らしい写真を撮影できる環境が用意されているからです。
そしてプロのカメラマンに任せれば、ピンぼけをする心配はないし最高の構図で撮影してくれます。
それに、あとでなにか問題がある箇所を見つけたとしても、修正ソフトで対処してくれます。
特にメイク、ヘアメイクは外出するために行うものとは違い、写真を美しく仕上げるために磨かれた技術を持っていますから、自分で撮影するよりも良く、全く違った姿になることができます。
終活として遺影になる写真の撮影をすれば、本人が気に入った写真を使うことができます。
撮影をするにあたっては、あまり派手なメイク・ヘアメイクをせず、自然なメイク・ヘアメイクにしたほうがいいです。
服装は好みで選び、表情はなるべく笑顔にして自分らしさをアピールしたいならばポーズにもこだわったほうがいいです。
自分で撮影するよりも写真館での撮影をしたほうがクオリティーの高い写真が完成し、さらに修正もできるのでおすすめです。