小学校の卒業式で袴を着る際の気になる注意点
最終更新日:2022年2月12日 12:01
小学校の卒業式。
とてもおめでたいセレモニーであるため、袴を着て着飾る方も多くいらっしゃいます。
ただ、着慣れない袴を着るからには注意しておきたいこともあります。
本記事では、小学校の卒業式で袴を着る際に気になる注意点についてお話しいたします。
このコラムの目次
注意点として大人が着るのとは違い、子どもが着る際には活発に動き回ることが考えられます。
そのため、着崩れの対策は大人が着る時よりもしっかりとしておく必要があります。
親が子どもと一緒にいれば簡単な着崩れは直してあげることができますが、式典の途中など親が隣にいてあげられない時の着崩れはすぐに直すことができません。
着崩れをおこさないように事前の準備は怠りなくしておきましょう。
着崩れの対策として最も効果的なのは子どもに着崩れをおこしにくい動きを覚えておいてもらうことです。
着崩れをおこしにくい動きとは、階段の上り下りをする際に袴の両脇から袴を持ち上げて前に浮かせながら歩くようにする、椅子に座る際に背もたれによりかからずに背筋を伸ばして座るなどです。
こういった着崩れをおこしにくい動きを子ども自身が覚えておくことで着崩れは大分防ぐことができるでしょう。
子どもの防寒対策はとても大切です。
小学校の卒業式は基本的には3月に行われることが多いです。
3月となると1月や2月ほどではありませんが、まだ肌寒さの残る季節です。
特に、卒業式をする小学校の体育館は防寒対策が整っていないことが多いです。
袴はその形状から足腰が冷えやすいです。
下にレギンスやスパッツを履いたり、貼るカイロを使用したりするなど下半身全体の防寒対策をする必要があります。
体育館の床に直接触れる足の裏からも冷気は上がってきます。
足元も含めた防寒対策を是非事前に考えておくようにしましょう。
袴を着る際に気になることの一つがトイレについてです。
トイレに行くたびに脱いだり履いたりする必要はありませんが、着崩れをしないように動きに気を付ける必要があります。
また、袴は長いため気を抜くと床に設置して汚れてしまうこともあります。
晴れの日である卒業式に汚れてしまうととても悲しい気持ちになってしまうこともあります。
そうならないように、トイレでは着崩れ・汚れに注意するようにしましょう。
実際に、トイレに行った際にはどうすれば良いのでしょうか?
トイレではまず、長い袖がトイレの床についてしまうことのないよう袴と帯の間に挟むようにしましょう。
また、袴は多層になっていますので、それぞれの着物を1枚ずつ丁寧に持ち上げるようにしましょう。
その後、最も内側にある肌着で全体を固定して用を足すようにしましょう。
そうすれば、着崩れもしにくく誤って袴が床に設置して汚れてしまうこともありません。
袴を着用する際に気になるのは、履物です。
特に卒業式は厳かな日ですので、場の雰囲気を乱してしまうようなことは避けたいものです。
ブーツでも草履でも良いですが、あまり極端な柄のものは袴にも合いにくいですしやめておいた方が良いでしょう。
近年では、ブーツが人気の傾向がありますがそれも学校によりけりです。
周りのお友達やその保護者の方に確認して、合わせておくのも無難な選択だと言えるでしょう。
小学校の卒業式において袴を着る際に気を付けておきたいことについて説明いたしました。
小学校の卒業式は、小学校6年間の集大成です。
汚れ一つない袴を綺麗に着こなすことで晴れ晴れとした卒業式にしましょう。
袴を着るうえでの注意点は沢山ありますが、どれも大変なものではありません。
一つ一つの所作に気を付けることで、着崩れせず美しい姿を保つことができるでしょう。