七五三のお祝いを渡す時の覚えておきたいマナーについて
最終更新日:2022年2月12日 12:01
七五三のお祝いを渡す時には様々なマナーがあります。
このマナーを知っているか知らないかでは雲泥の差です。
お子さんの門出である七五三の日をきちんとお祝いするために七五三のお祝いを渡す時のルールについて覚えておきましょう。
このコラムの目次
七五三のお祝いを渡す時にどの程度の金額を包めばいいのか、困ってしまうということは少なくないでしょう。
そういった時に一般的な相場を知っていれば困ることは少なくなります。
相場を知った上で、自分と同じくお祝いを渡す他の方々とも相談したうえで金額を渡すようにしましょう。
相場は一般的に自分とその渡す方の関係によって変わってきます。
例えば、その方が自分の甥や姪だったとすれば10,000円くらいが目安だと言えるでしょう。
お孫さんだったとすれば、ご両親が保管することも考えたうえで10,000円から多くて50,000円くらいを包んでも良いかもしれません。
お知り合いのお子さんくらいの関係であれば5,000円ほどでよいでしょう。
しかし、あくまでこれはおおまかな相場ですので、実際に渡す際には、その地域ごとの相場やその状況に合わせた金額による変動があることを理解しておきましょう。
のし袋にはたくさんの種類があり、どののし袋を選べば良いのかわからなくなることも少なくないでしょう。
七五三のお祝いを渡す場合に選ぶべきのし袋は、「蝶結びの水引があるのし袋」です。
同じ「蝶結びの水引があるのし袋」でのデザインが異なるものが複数あると思います。
のし袋を入れている透明のフィルムや袋に書かれていることもありますが、渡す金額によって選ぶべきデザインも異なってきます。
基本的には、金額が小さければカジュアルなのし袋。
金額が大きければ華やかなのし袋。
と使い分けるようにすると良いでしょう。
のし袋の表書きの書き方にもルールやマナーがあります。
表書きには「御祝」もしくは、「祝七五三」のように記述するようにしましょう。
のし袋によっては、最初から記載のあるものがありますので、そういったのし袋を購入しても良いでしょう。
また、古風で正式な感じを出したければ下記のような書き方をしても良いです。
三歳のお祝いの際は、御髪置御祝。
五歳の男児のお祝いには、御袴着御祝。
七歳の女児のお祝いには、御帯解御祝。
このような書き方をすることは現代では稀になってきていますので、特に文字の美しさに自信がある場合は、こういった書き方をすることでとても良い印象を与えることもできるでしょう。
また、「祝」を示す文字の下には、お祝い金を贈る主役となるお子さんの名前を記載するようにしましょう。
七五三のお祝いを渡す際の暗黙のマナーとして、「11月になってから渡す。」「11月15日までに渡す。」ということがあります。
当然のことながら、七五三の日程が決まっている場合はその七五三の当日に渡しても構いません。
ただ、諸事情などで七五三が11月15日を過ぎてしまうことや11月15日までにご本人やご両親に会えないこともあるでしょう。
そういった場合に一報入れておくだけでご両親もあなたに良い印象を持たれますし何より安心されます。
このようなマナーがあることを知っておきましょう。
七五三のお祝いを渡す時のルールや豆知識についてご案内いたしました。
相場となる金額やのし袋の選び方、表書きの書き方、七五三のお祝い金を渡すタイミングなど、知っておくべきマナーは多くあります。
このようなマナーをきちんと知って、完璧にしておくことで親御さんもとても喜んでくれることでしょう。
マナーは人の心であり気持ちです。
しっかりと知って、気持ちをきちんと伝えられるようにしましょう。