お宮参りの前に覚えておきたい基礎知識
最終更新日:2022年2月12日 12:00
赤ちゃんが産まれてからは、息つく暇もなくどんどんと時間が過ぎていきます。
知らない間に気が付けば、お宮参りということもあるでしょう。
とはいえ、お宮参りについて何も知らないまま当日を迎えてしまったのでは万全な状態でのお祝いが出来ないかも知れません。
そうならないよう、お宮参りの前に知っておきたい基礎知識についてご案内いたします。
このコラムの目次
お宮参りは昔、「氏子入り」と言ってその地域の氏神様の祝福を受ける必要があったため、出生地やこれから住み続ける土地の神社でする必要がありました。
しかし、現代では「氏子入り」の習慣はなくなってきており、出生地やこれから住み続ける土地の神社でお宮参りをすることにこだわることはなくなっています。
日本全国の神社から、お宮参りをしたい神社を選び、遠い場所の神社に行かれるケースもあります。
お宮参りの時期はいつにすれば良いのでしょうか?
これは地方により様々です。
ですが、最も一般的なのは生後30日前後でしょう。
基礎知識として具体的な日数を言うと、31日、32日、33日など正確な日数が言われることがあったり、これも男女によって違ったりということがありますが、そこまで正確な日数にこだわる必要はありません。
ご両親ともに有給を取ってお祝いをするよりも、土日など夫婦がともに休日を取れる日にちでお宮参りをすれば良いでしょう。
また、時期によっては猛暑であったり非常に寒かったりということがあるかもしれないです。
そういった時期に、30日前後だからと言って無理をしてお宮参りをすることは良くありません。
無理をして、赤ちゃんが体調を崩してしまっては本末転倒です。
そうなることのないように、あまりに寒かったり暑かったりする場合は、お宮参りを延期しましょう。
ここでの基礎知識は、お宮参りの服装には気を遣うことです。
赤ちゃんやご家族がどのような服装を選ぶのかは、はじめてのことであることも多いだけに気になるものです。
赤ちゃんの服装は、内着は白羽二重、掛け着は男女によって異なります。
男の子の掛け着は、熨斗目模様を選ぶことが一般的で、女の子の掛け着は友禅模様を選ぶことが一般的です。
もちろん、一般的とは言っても必ずそうしなければならないというわけではありませんし、それ以外の服装を選択される方も大勢いらっしゃいます。
あくまで、参考例という捉え方をされても良いでしょう。
ご家族の服装は、赤ちゃんに合わせ、なおかつ主役である赤ちゃんよりも控えめな服装を選ぶようにすると良いでしょう。
フォーマルでなおかつ落ち着いたカラーの服装を選ぶことで、マナーを押さえた服装をすることができます。
他にも基礎知識として守っておいたほうが良いマナーがいくつもあります。
たとえば、神社への予約です。
予約をしなくてもよい神社もありますが、予約が必要な神社に予約なく行ってしまうと失礼にあたることもあるかもしれません。
そうならないように、ホームページを確認の上、事前予約が必要であればきちんと事前に神社に連絡をしておくようにしましょう。
他には、初穂料に関してもマナーがあります。
どれくらいの金額を包むのか、表書きの書き方は?など初穂料に関しても気になることが多くあるでしょう。
こういったマナーをきちんとできるように、事前にしっかりと調べて対策をしておきましょう。
以上、お宮参りまでに知っておきたい基礎知識をご案内いたしました。
いつどこの神社にいけば良いのか、服装はどうすれば良いのか、マナーはどのようなものがあるのかなど、事前に知っておきたいことは多くあるものです。
基礎知識を把握し自信をもって当日を迎えられるよう、本記事をご活用いただければ幸いです。