七五三と六曜の関係とは?時間帯もチェックしてお参りを!
最終更新日:2022年2月12日 11:52
七五三はいつがいい?
大安を絶対に選ばなければいけない?
日本人が気にすることの多い六曜ですが、七五三をするときにも気にしたほうが良いのでしょうか?
こちらの記事では、その疑問にお答えします。
このコラムの目次
「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」のことを六曜と言います。
日の吉凶を占うもので、日本では有名な歴注のひとつです。
それぞれに意味があり、祝い事をする日の吉凶を占うのに使われます。
何事をするのにも良い日。
「大いに安し」の意味をもつ日が大安です。
六曜のなかで最も良い意味を持つ日が大安です。
結婚式の日取りなどは、この大安を選ぶ方が多いです。
「先んずれば即ち勝つ」の意味をもつ日が先勝です。
物事を早く済ませると良い日のため、午前は吉、午後は凶と言われています。
急用がある日には、吉日だと言われます。
勝負の決着がつかないとされている日が友引です。
決着がつかないため、良くもなく悪くもない日です。
友引は、朝晩は吉、昼は凶と言われています。
急用を避けるべき日が先負です。
万事トラブルなく平静を守るのが良い日とされています。
先勝とは逆に、「先んずれば即ち負ける」の意味をもっています。
そのため、午前は凶、午後は吉です。
かつては、小吉とも言われ吉日とされていましたが、文字のイメージから現在ではこのような意味に変わっています。
陰陽道の赤舌日と赤口日もしくは、大赤が混じり、六曜における凶日になったのが赤口と言われています。
赤口では、おおよそ午前11時から午後11時まで(午の刻)だけが吉です。
それ以外の時間は、今日だと言われています。
六曜における大凶日。
最も凶の日が、仏滅です。
仏滅は、万事何を行うにも凶の日と言われています。
そのため、結婚式などの祝い事を仏滅にするのを避ける人は多いです。
現在では、11月15日が七五三の日だと言われていますが、実はもともとは七五三の日は11月15日と決まっているわけではありませんでした。
11月の吉日を選んで、神社にお参りに行っていたのです。
そこから、11月15日にお参りをするようになったのは、旧暦の11月15日に由来します。
旧暦の11月15日は、鬼が出歩かないため何をするにしても良い日・吉日でした。
そのことから、11月15日に七五三が行われるようになったのです。
※11月15日に七五三が行われるようになった由来には、諸説あります。
そのため、11月15日が仏滅だから悪いということはありませんし、大安でなければならないということもないのです。
このように、11月15日が六曜のいずれであっても気にする必要はありません。
ただ、それでも気になる場合や、11月15日でなく別の日付にお参りに行く場合は、六曜を意識してもいいでしょう。
六曜を意識する場合は、先ほど書いたように時間帯にも注意する必要があります。
先勝では、午前は吉、午後は凶。
先負では、午前は凶、午後は吉。
のように、吉凶が時間帯によって変わることもあるので、注意しましょう。
11月15日に七五三をするときは、六曜を気にする必要はありません。
とは言っても、仏滅にお祝い事をしたくないという人は日本人には多いはず。
それに、11月15日が平日であれば近い土日に七五三をするという人もいるでしょう。
そんな場合でも、六曜の大安を必ず選べるわけではありません。
仏滅は避けたけれど、大安でもない。
そんなときは、その日の六曜がどの時間帯であれば吉なのかを知っておくと良いでしょう。
六曜についてきちんと知って、より良い七五三ができるようにしておきましょう。