おしゃれに卒業袴を着こなす帯の選び方
最終更新日:2022年2月12日 11:49
卒業式を華麗に着飾るために、多くの方が卒業袴をはきます。
色とりどりの卒業袴を見ているだけで、卒業式シーズンだと感じることでしょう。
先輩の卒業袴をみて、自分もこんな卒業袴をはいてみたいと思ったり、自分自身の卒業袴を今選んでいる最中だったりと、いろんな方がいらっしゃいます。
卒業袴をよりおしゃれに着こなすための大切なワンポイントは、「帯」です。
あくまで脇役であり主張しすぎることはないですが、どのようなものを選ぶかで、卒業袴全体の見た目が変わってきます。
ここでは、卒業袴をよりおしゃれに着こなすための帯の選び方についてご説明します。
このコラムの目次
卒業袴を上手に着こなすためには、帯選びも重要です。
帯は大半が袴で隠れてしまいますが、その一部が覗き存在を主張します。
ほとんどの部分が隠れてしまうとはいえ、正面から見たときには1~3センチほど、横を向いたときは側面の空いた箇所から少し見えます。
この部分のコーディネートに気を使えているかどうかで、着こなしが変わってきます。
おしゃれに卒業袴を着こなすためには、帯選びが重要なのです。
帯であればどんなものを使ってもいいというわけではありません。
卒業袴のデザインを自分好みに選んだのであれば、同様に帯も自分好みのものを合わせるようにしましょう。
卒業袴の帯を選ぶときには、色々な選び方があります。
着物と同じ系統の柄や色で選ぶのは、おすすめの選び方です。
着物と自然に馴染んで目にも優しい色味になります。
全体的な統一感を出すこともできるので、普段着物を着慣れていない場合には、こういった選び方をするのも良いでしょう。
麻の葉文様の柄でそろえることで、豪華で華やかな雰囲気を出すことができます。
ゴージャスな感じや華やかな感じを出したい場合は、この組み合わせがおすすめです。
ピンクと紫などの同系色の色を使うことで、引き締め効果をうまく活用することも可能です。
ピンクと紫の組み合わせは、ピンク単体のように甘い感じになりすぎないという効果があります。
年上の上品なお姉さんのような雰囲気をまとうことができるので、この色の組み合わせもおすすめです。
着物を着慣れていたり、おしゃれに決めてみたかったりする場合などには、反対色(補色)を選ぶと良いでしょう。
反対色を用いることで、腰回りがきれいに引き締まって見えます。
着物と帯の境目がはっきりとすることで、腰回りが引き締まって見える効果があるのです。
ただ、この時の色選びを間違えると、ちぐはぐな印象を見た人に与えてしまうため、気を付けるようにしましょう。
着物の色味とは違う色を入れて、全体のバランスをとるのが差し色になります。
差し色を入れることで、アクセントがつき、着こなし全体のおしゃれ感が一気に増します。
この時の色選びとしては、主張の強いビビット系の色味が選ばれることが多いです。
差し色は、あくまでワンポイント程度にとどめ、全体の着こなしにアクセントを加えるに留めるようにしましょう。
あまり、差し色を多用したり、差し色が主張しすぎたりしてしまうと、全体の調和を崩してしまいます。
特別な日の卒業袴をおしゃれに着こなすための帯の選び方についてご説明してまいりました。
帯の選び方には、同系色を選ぶ方法や反対色を選ぶ方法があります。
色味をうまく使うことで、帯を有効活用しましょう。
また、帯選びの基本的な考え方は、帯は差し色として使うということです。
悪目立ちさせず、脇役としてどう活用するか。
それによって、おしゃれ度が大きく変わってきます。
卒業袴をおしゃれに着こなす上では、帯の選び方にも気をつかいましょう。