七五三の主役である子どもの着物の選び方をご紹介
最終更新日:2022年2月12日 11:47
七五三当日、お子さんが着る着物はどのようなものを選べば良いのでしょうか?
なかなか難しい着物の選び方について、こちらの記事でご紹介します。
このコラムの目次
七五三で主役である子どもが着る服装にも、性別や年齢、地域による違いがあります。
それぞれについて、以下でご説明します。
男の子の七五三は、五歳でのみ祝うのが慣例です。
しかし、地域によっては、五歳だけでなく三歳でも祝ったり、三歳・四歳・五歳と毎年祝ったりすることもあります。
この時、男の子が着る衣装として一般的なのは、「袴」です。
袴の色は特に決まっているわけではありませんので、ご家庭やお子さんご自身の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
袴の中でも特に人気なのは、「黒紋付」ですので、人気なものを選びたい場合には、黒紋付を選ぶようにすると良いでしょう。
袴以外に用意するものについても知っておきましょう。
男の子の五歳の七五三で、袴以外には、「羽織・着物・長襦袢・草履・羽織紐・足袋・腰紐」なども必要ですので、合わせて準備しておくと良いでしょう。
男の子の七五三が通常五歳で行われるのに対して、女の子の七五三は三歳・七歳で行われます。
女の子の着物は、三歳・七歳それぞれで異なります。
帯のついた一般的な着物の着付けは、三歳の女の子にするには少々大変です。
そのため、三歳の女の子が七五三で着る着物の着付けは、一般的な着付けとは異なります。
昔は、それでも一般的な着付けをすることも少なくありませんでしたが、近年では被布を取り入れることも多いです。
被布を取り入れる場合には、それぞれのデザインが調和するようにバランスの良いものを選びましょう。
着物が落ち着いた柄であれば、被布は刺繍などが施された華やかなものを。
着物の柄が派手目な場合には、被布は無地などの落ち着いたデザインのものを選びましょう。
また、三歳の女の子が七五三で着る着物としては、三つ身のものもおすすめです。
着付けの際に必要なものは、「半衿・襦袢・祝い着・重ね衿・兵児帯・志古貴・草履」などです。
おすすめの色は、「赤」です。
女の子らしさを示す色として人気なのもありますが、ペールオレンジ・うすだいだいの色をした日本人の肌にはそもそも赤色は映えやすいのです。
同じ赤の中でも様々な色味がありますし、肌の色もひとそれぞれに違います。
赤を選ぶ場合、どの赤色を選ぶのかも気にしてみると楽しいでしょう。
七歳の女の子は、三歳のころとは違い、しっかりとした着付けをすることができるようになっています。
そのため、七歳の女の子が七五三で着る着物としては、四つ身の帯を締める着物が適しています。
「志古貴・長襦袢・帯板・作り帯・帯揚げ・帯締め・腰紐・足袋・草履・巾着」などを用意するようにしておきましょう。
七五三の着物を選ぶ際は、このように性別や年齢・地域・個人やご家庭の好みなどを考慮して選ぶようにしましょう。
こうしたほうがいいと決まっているもの・自由に選んでいいものと様々あります。
なかなか決めることができないという場合には、着物レンタルのサービスを利用するのも一つです。
着物レンタルのサービスを行っている店舗は、地域に密着していることが多いので地域のルールも十分に知っています。
年齢や性別も問わず、多くの七五三をするお子さんの着物のレンタルサービスを長年してきているためルールを守ったうえでおすすめの着物を選んでくれます。
なかなか決められないという場合には、ぜひ着物レンタルのサービスを利用してみましょう。