七五三で絵馬の書き方や破魔矢などの飾り方について
最終更新日:2022年2月12日 11:47
七五三の参拝をすると、神社では絵馬や破魔矢をもらうことになります。
授与された絵馬や破魔矢はいったいどうすれば良いのでしょうか?
絵馬・破魔矢をどうするかについて、こちらの記事では詳しくご説明します。
絵馬に何を書けば良いか、破魔矢はどう飾れば良いか、処分はどうすれば良いか。
詳しくご説明しますので、ご覧ください。
このコラムの目次
絵馬は、受験なども含めて、祈願成就などを目的として使われるものです。
大学合格などはっきりとした目的がある場合は、それを書けばいいのでわかりやすいです。
ですが、そういった目的がない場合は、絵馬に何を書くかはなかなか難しいものです。
七五三も、そういった明確な目的がある場合ではないので、何を書くのかを悩まれる方もいます。
七五三では、絵馬にはお子さんの今後の成長を祈願する内容を書けば良いでしょう。
現代でこそ、一つのイベントという側面も強くなってきていますが、七五三の本来の目的でいうと、「この年齢まで無事に大きく育ってくれてありがとう」「これからも健やかに育ってほしい」そういった内容を祈願することなのです。
そのため、七五三のときには、お子さんの成長を祈願する内容を書くことが相応しいと言えるでしょう。
七五三でいただいた破魔矢。
破魔矢の正しい置き場所は神棚ですが、現代の家庭では神棚がないということも珍しくありません。
そういった場合には、破魔矢はどこに飾ればいいのでしょうか?
神棚がない場合、破魔矢は以下のルールに沿って飾るようにしましょう。
破魔矢は、読んで字のごとく「魔を破るためのもの」です。
そのため、魔が入ってくる方角に向けて飾ることが望ましいです。
毎年、「凶」の方角がありますので、そちらに向けて飾ると良いでしょう。
ただし、実際にはそこまで神経を尖らせる必要はありません。
どの年であっても、「南向き」か「東向き」に置くようにすると良いでしょう。
人の目線よりも高い場所。
清浄な場所。
この条件さえ守っていれば、飾る場所の条件は他にはありません。
神様は人よりも格が高い存在ですので、より高い場所へ。
神様は穢れを嫌うので、埃や汚れのない場所へ。
飾るようにしましょう。
破魔矢や祈願を書いた絵馬は大切な思い出の品であるとともに、神社からの授与品でもあります。
そのため、他の思い出の品のように、ずっと手元に置いておくものというわけではありません。
一定期間保管した後は、神社に返す必要があります。
基本的には、一年保有した後は神社に返還するものなので覚えておきましょう。
一年保有した後は、授与してもらった神社に返しに行きましょう。
神社では年に数回お焚き上げをしています。
神社に返還すると、お焚き上げの際に燃やしてもらえることが多いです。
また、必ず一年後のその日に持っていかなければならないという決まりがあるわけではありません。
一年後くらいに神社にいく用事があれば、その際に合わせて持っていくと良いでしょう。
よくあるのは、初詣の際に一緒に持っていくというケースです。
初詣は多くの家庭でされるかと思います。
その際に、絵馬や破魔矢を持っていくようにしておきましょう。
神社に絵馬や破魔矢を持っていくと、「納め所」などと書かれた場所があります。
そこに、絵馬や破魔矢を返しましょう。
納め所の中には、絵馬や破魔矢が既に多く入っていますので、中を見ると一目でわかるでしょう。
絵馬の書き方、破魔矢の飾り方。
そして、処分の仕方についてご説明しました。
七五三でもらったこれらの授与品を正しく扱うことで、よりご利益にあずかれるといいですね。