卒業袴を着る時に必要なものをご紹介
最終更新日:2022年2月12日 11:47
卒業式。
卒業の際に、卒業袴を着る方はとても多くなっています。
卒業袴を着る時に用意すれば良いのは、袴だけでしょうか?
袴以外にもある用意しておく必要のある品。
どのような品があるのかについて、こちらの記事でご紹介します。
このコラムの目次
まずは、卒業袴それ自体です。
卒業袴を用意する際に、袴を用意することを忘れる人はいないでしょう。
卒業袴には様々なデザインがあり、みなさんそれぞれに好みのものを選ばれます。
縞や小紋の模様をあしらったもの。
レースや刺しゅうをあしらったモダンなデザインのもの。
袴ごとに大きく雰囲気が変わりますので、楽しんで選ぶことができるでしょう。
着物にも様々なデザインがあります。
袴との調和も考えながら、気に入ったものを選びましょう。
振袖や子振袖を使われる方も多いです。
着物の下に着るのが長襦袢です。
裄や袖丈を着物の寸法に合わせて選ぶようにしましょう。
袴下帯の色・柄・デザインは、衣装全体のイメージに大きく影響します。
袴・着物に合わせて、選ぶようにしましょう。
袴下帯は、別名半幅帯とも言います。
購入やレンタルをするお店によっては呼び方が違うこともあるので、注意しておきましょう。
着物に限らず、衿は汚れてしまいがちです。
汚れがちな衿を守るために、半衿は用いられます。
基本的な使用法としては、長襦袢に縫い付けて使用します。
もともと長襦袢に半衿がついている場合は必要ありませんが、そうでない場合は縫い付けて使用する必要があります。
重ね衿・伊達衿は、着物の襟に着用する衿です。
衿元が華やかになるので、おしゃれアイテムとして身に着けることになります。
重ね衿・伊達衿には、直接縫い付けるタイプとピンなどで留めるタイプとがあります。
長襦袢の下には、肌着や裾よけを身に着けます。
肌着は、一般の肌着同様、汗が服につくことを防いだり、汗を吸収したりするために用います。
裾よけは、長襦袢の裾が汚れてしまうのを防ぐために身に着けます。
衿元を美しく整えるために、衿芯を使いましょう。
衿芯は、半袖と長襦袢の間を通して使います。
伊達締めは、2本用意しておきましょう。
着物用・長襦袢用の2つが必要になります。
おはしょりの余った部分を押さえるため、衿合わせが崩れることを防ぐために使います。
腰ひもは、多めに用意しておいてください。
4本ほど用意しておくと安心です。
腰ひもは、着物の形を整えて、着崩れをおこすことを防いでくれます。
靴を履くときは、靴下を履きます。
草履を履くときは、足袋を履きます。
足元に何を履くのかにもよりますが、草履を履く場合には足袋も用意するのを忘れないようにしましょう。
卒業袴の足元には、何を履きますか?
近年ではブーツを合わせる方も多くなっています。
その日の天候や、モダンにしたいのか純和風にしたいのかなどのイメージをもとに、何を履くのかを決めると良いでしょう。
ブーツを選ぶ際には、袴の丈を短めにしておいた方が良いので気を付けましょう。
化粧直しの道具やスマホなどは、巾着に入れるようにしましょう。
卒業袴に、いつも身に着けているようなカバンは似合いません。
巾着のデザインも多くありますので、お気に入りの一品を用意しましょう。
卒業袴を着る時に、袴以外に必要なものそれぞれについてご説明しました。
卒業袴を着るには、これだけ多くのものを身に着ける必要があるのです。
普段なかなか着ないだけに、説明されても全く分からないというのが正直なところでしょう。
分からない場合は、無理にどうにかしようとするのでなく、レンタル店に相談するようにすると良いでしょう。