振袖には3種類あります!それぞれの特徴をご紹介!
最終更新日:2022年2月12日 11:47
振袖には種類があることをご存じでしょうか?
その種類は、全部で3種類。
それぞれ、いったいどのような違いがあるのでしょうか?
それぞれの種類の違いや利用するシーンについて、こちらの記事では詳しくご紹介します。
このコラムの目次
振袖の種類は、
・大振袖=本振袖
・中振袖
・小振袖
の3つがあります。
それぞれの振袖の特徴をかいつまんで言うと、
・大振袖 婚礼衣装としても使われる最も格式の高い振袖
・中振袖 成人式・正式なパーティーなどで用いられる振袖
・小振袖 卒業式で卒業袴と合わせて身に着けられる振袖
といった具合です。
身に着けるシーンはあくまで例ですが、大中小の準に、礼装としての格を示していると考えてよいでしょう。
格式の異なる3種類の振袖。
それぞれにいったいどのような違いがあるのでしょうか?
こちらでは、それぞれの違いについてご説明します。
大振袖の特徴は、その袖の長さです。
短くても104センチ。
長いもので、120センチ。
と、中振袖・小振袖と比べても最も袖が長いのが、大振袖です。
適正なサイズの大振袖を着ると、袖は、だいたいくるぶしの高さくらいまできます。
最も格の高い振袖であるため、格式高い場所で用いられるということが多いですが、近年では成人式で身に着けられることもあります。
中振袖の袖は、大振袖よりも短く、小振袖よりも長く、おおよそ100センチ前後です。
適正サイズの振袖を身に着けた際、袖はだいたいふくらはぎまで届きます。
中振袖は、大振袖よりも格が少し下がるため、たとえば結婚式にゲストとして参加する際などに身に着けます。
主役である花嫁が身に着けるのが、大振袖ですので、ゲストが同格のものを身に着けるのは非常識にあたります。
また、成人式などで身に着けるのも、この中振袖です。
近年では、気にせず大振袖を身に着けられる方も出てきてはいますが、基本的にはやはり中振袖を身に着けるようにした方が良いでしょう。
小振袖は、袖の長さが60センチから85センチほどで、大振袖と比べるとかなり短くなっています。
小振袖の袖は、その長さから二尺袖とも呼ばれます。
適正サイズの小振袖を身に着けたときの袖の高さは、膝くらいまでとなります。
振袖の中では最もカジュアルで、なおかつブーツや袴ともよく合うため、卒業式などで身に着けられることも多いです。
普段着レベルのお出かけやカジュアルなパーティーなどに身に着けていく振袖は、この小振袖です。
3種類の振袖について説明しましたが、それぞれの違いは袖の長さです。
袖の長さが、
・104センチから120センチほどのものが、大振袖
・100センチ前後のものが、中振袖
・60センチから85センチほどのものが、小振袖
です。
結婚式などで大振袖を着た後は、袖の長さを調節することで、中振袖・小振袖にすることができます。
昔は、既婚者は振袖を着ないという風習があったため、大振袖を使用した後は袖の長さを直し、留袖や訪問着と同じ長さにすることは一般的でした。
近年では、次の世代に受け継ぐために袖の長さを直さないということもあります。
振袖を長く使ってあげるために、よい良い方を選ばれると良いでしょう。
3種類の振袖。
大振袖・中振袖・小振袖。
それぞれの違いや利用されるシーンについてご説明しました。
それぞれの振袖の違いは、袖の長さくらいではありますが、その違いが格の違いを示しています。
間違ったシーンで身に着けることで恥をかいてしまうこともあるため、きちんとそれぞれの違い、適切なシーンについて知るようにしておきましょう。