七五三のお参りでもらう破魔矢についてご紹介
最終更新日:2023年1月22日 17:04
こんにちは、大阪・兵庫でフォトスタジオを運営している「photo efy」です。
七五三では地元の氏神様がいる神社にお参りすることが多いと思います。
七五三で頂く授与品には、千歳飴・お守り・破魔矢・お札などがあります。
文房具のセットやおもちゃなどを用意している神社もあるようです。
その中でも破魔矢にはどのような意味があるのでしょうか。
このコラムの目次
七五三で頂くことがある破魔矢ですが、魔を破って厄や災いを祓う矢という意味があります。
破魔矢は災厄を防ぎ、福を呼び込んでくれる縁起の良いものです。
神社で販売されていることも多いので、初詣に訪れた際などに買い求める人も多くいます。
お正月や七五三に限らず、いつでも飾っておくことができます。
破魔矢には神様の力が宿っているとされるので、家の中に飾っておくと厄除けになります。
子どもの健やかな成長を願う七五三にも最適な縁起物で、神棚に飾るのが一般的です。
ただし、最近では神棚がない家も多く、その場合には目線よりも高い場所に飾るようにしましょう。
また、きちんと掃除をし、きれいな場所に飾る必要があります。
足元など低い位置に飾ったり、引き出しの中にしまいこんだりしておくのは良くありません。
覚えておくようにしましょう。
七五三で頂ける破魔矢は、江戸時代に誕生したといわれています。
日本では昔から、弓射と呼ばれる占いが行われていました。これはお正月に行われる神事で、その年の作物の吉凶を占うものです。
弓道のように弓で矢を射ることで、その年に豊作になるかどうかを占います。
これは破魔打と呼ばれることもあり、ハマと呼ばれる的をめがけて弓を射ったのが由来とされています。
ハマを射る矢なので浜矢となり、後に破魔矢に変化したともいわれています。
弓射は日本各地のお正月の祭礼で行われており、その際の弓と矢を破魔弓・破魔矢として持ち帰るようになりました。
また、破魔矢を神社で授与するようになったのは、東京都大田区にある新田神社というところが最初とされています。
それが七五三にもつながっているのです。
七五三で頂いた授与品は、1年間は飾っておくのが一般的です。
破魔矢も神棚などに1年間飾っておくことが多くあります。
また、神棚がない場合はリビングや玄関などに飾ると、縁起が良いといわれています。
そこに飾っておく期間については、七五三から必ず1年飾らなければいけないと決められているわけではありません。
子どもの七五三の記念にと1年間たった後も長い間飾ったままにしておくという人もいるでしょう。
それで特に問題があるわけではありませんが、一般的にはずっと保管しておくよりも、長くても1年ほど経ったら処分した方が良いということを覚えておきましょう。
それはお守りなども同じなので、いつ神社で頂いたのかなど、気にしておくとよいでしょう。
七五三で頂いた破魔矢は約1年間飾った後はどのように処分すればよいのでしょうか。
一番やってはいけないのは、ゴミ箱に捨ててしまうことです。
破魔矢やお守りなどの七五三の授与品は、神様から預かった物という考え方があります。
そのため役目を終えたら、頂いた神社にお返しするのが基本となります。
七五三の祈祷をしてもらった神社に行って、返却するようにしましょう。
初詣の際などには、お焚き上げが行われていることもあります。
納付所や古札置き場などが設けられていることもあるので、そこに置いてくれば大丈夫です。
基本的には、授与品を頂いた神社に返却する必要があります。
しかし、引っ越しなどで行けない事情がある際には、近所の神社に返却するようにしても大丈夫です。
七五三では祈祷をすると神社から授与品を頂くことが多いですが、その中の一つに破魔矢があります。
破魔矢には魔を破って災いを祓い、福を呼び込むという神様の力が宿っています。
元々はその年の農作物の吉凶を占う神事が由来となっており、家の中に飾ると厄除けになるといわれるようになりました。
七五三などで頂いたら神棚に飾るのが一番良いですが、神棚がないときには必ず目線よりも高い位置に飾るようにしましょう。