七五三で子どもが着物を嫌がったら?対処は?
最終更新日:2022年2月12日 11:41
七五三と言えば着物を着てお参りをするというイメージが一般的です。
両親や家族間でどんな着物が良いか考えるのもまた楽しい時間となるでしょう。
ただ、お子様本人が着物を嫌がる場合もあります。
そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
今回はそんな七五三で子どもが着物を嫌がる場合の対処法についてご紹介します。
このコラムの目次
子どもがイヤイヤ期の場合、着物を着させても嫌がったり脱ぎたがったりすることがあります。
その場合七五三を来年にまわして、着物を着られるようになる時期を待ってみるのはどうでしょうか?
1年延ばすことで体はもちろん心も成長するので、すんなりと着てくれる可能性もあります。
数え年の時にお子様に訪ねてみて着物を嫌がった場合、満年齢の年に再トライするのも良いでしょう。
なんといっても七五三の主役はお子様なので、七五三の時期もお子様の様子に合わせて決めてあげるのがおすすめです。
特に女の子であれば成長するにつれてお洒落に興味が出て、着物をノリノリで着こなしてくれるかもしれません。
着物を着ているイメージが湧かずに嫌がっていることもあります。
そんな時は着物のパンフレットを見せて、同じ年齢くらいの子どもが着物を着ている様子を見せてあげてください。
ほかの子も着物を着て可愛く・かっこよく撮ってもらっていることが分かると、自分もやってみたい・自分でもできるかもと思うようになることもあります。
自分で着たい着物を選ぶことがあれば予算を検討しつつ、できるだけお子様の希望に添えるようにしてあげと良いでしょう。
また着物を着て七五三を先に終えているお友達が居る場合、その子の写真を見せてあげることで、より一層お子様の気持ちも刺激されるのではないでしょうか?
着物はいやがるけれどワンピースやスーツなどの洋装を提案すると着てくれることがあります。
「せっかくの七五三だから着物を着てほしい…」と感じるかもしれませんが、ここは子どもの気持ちを優先させるのが良いでしょう。
大人にとっては華やかで可愛らしい子どもの着物でも、小さい子どもにとっては重く、動きにくい服装だという印象があるのではないでしょうか?
着物を嫌がったら七五三の当日は洋装でお参りをして、後日子どもの様子やタイミングを見計らいつつ着物を着せて写真を撮る、という方法もあります。
五歳・七歳になると着物を嫌がることもなく着てくれる場合が多いので、三歳の七五三だけ洋装で残りふたつの機会については着物に挑戦してみるのも良いでしょう。
お子様の機嫌の良い時間帯は知っているでしょうか?
イヤイヤ期の子どもはその時の気分やタイミングによって意見が変わるものです。
そのためその時は着物を嫌がっていても、時間をおいて再度尋ねれば首を縦に振ってくれることもあります。
機嫌の良い時間を狙って着物を着せればスムーズに着てくれることがあります。
逆に遅い時間やお昼寝の時間に七五三のお参りを設定してしまうと、機嫌が悪くなってしまうことが多いので注意が必要です。
機嫌の良い時に着せる際、着物姿をたくさん褒めてあげることでお子様本人の気分もあがり、良い表情を見せてくれるかもしれません。
今回は七五三で子どもが着物を嫌がる場合の対処法についてご紹介しました。
子どものお祝いごとである七五三は大人にとっては華やかなイベントでも、小さな子どもにとっては負担のかかりやすい行事です。
初めての場所・お参りの長い待ち時間に加えて、着慣れていない着物を着ることが加わるだけでも、子どもはストレスが溜まりやすくなってしまいます。
着物を嫌がる場合でも無理やり着せようとするのでなく、今回ご紹介した対処法を参考にしつつお子様の様子をうかがってみてください。