振袖選びは、自分に合ったサイズ選びが重要!
最終更新日:2022年2月12日 11:39
振袖は自分に合ったものを見つけることが大切です。
しかし普段は振袖を着る機会が滅多にないため、自分に合ったサイズを選ぶことはとても困難になるのではないでしょうか?
「振袖のサイズってどんなもの?」「自分の振袖サイズが分からない」という方に向けて、今回は、自分に合った振袖サイズの寸法やサイズ計測の方法をご紹介します。
このコラムの目次
振袖のサイズで大切な3つの寸法があります。
着付けをした時の振袖の長さを「着丈」と言います。
一方で「身丈」は、肩から足首にかかる裾までの長さを指します。
また「おはしょり」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
女性が振袖を着る際、着丈が長い部分を腰で折り返す必要があるのですが、この部分を「おはしょり」と言います。
一般的に身丈は、おはしょり分も足した長さと考えられています。
おはしょりの長さとしては、一般的に指1本分の長さくらいが適切な長さだと言われており、この部分で振袖の長さも調節することができます。
着丈と身丈では長さが異なるため、混合してしまわないよう注意しなければなりません。
背中の中心部分の「背縫い」から袖口までの長さのことを「裄丈」と言います。
裄丈は手のくるぶしが隠れるくらいの長さが適切です。
振袖の振り部分の長さのことを「袖丈」と言います。
振袖を着用した時に両手を広げてみると振りが下に垂れるかと思いますが、これが袖丈にあたります。
詳細には、「袖山」と言う袖の一番上の部分から「たもと」までの長さを意味します。
それぞれの寸法の意味が分かったところで、次は自分のサイズを計測してみましょう。
身長に5センチ程度足した長さが、身丈として丁度良いサイズだと言われています。
正式な身丈というものは、肩から裾までの長さを指します。
しかし女性の場合は、おはしょりの部分も含めて身丈を考える必要があります。
そのために振袖の身丈は、身長に5センチ程度足した長さで考えられています。
痩せ型・普通体型の方は5センチ程度足した長さが丁度良いのですが、少しぽっちゃりとした体型の方であれば振袖が全体的に持ち上がる場合があります。
その場合の目安は、身長に8~10センチほど足した長さで調節してみましょう。
裄丈に関しては、腕を斜め45度に上げて計測するのが良いでしょう。
腕を下げた時・真横に伸ばした時では、その長さが違います。
そのため腕の角度が計測するうえで大切なポイントになります。
メジャーを使って計測する際は、首の付け根から肩まで長さはカーブを描きながら計測し、肩から手首のくるぶしまでの長さは腕に沿ってまっすぐに計測すると適切なサイズになるでしょう。
ヒップに関しては、一番幅が大きいところで計測するようにしましょう。
振袖の前巾(まえはば)・後巾(うしろはば)がヒップの部分に関係しています。
一般的な寸法として前巾は6寸5分、後巾は7寸5分です。
成人式などのお祝いの席では、椅子から立ったり座ったりする動作が多くなります。
そのため、振袖の前巾に5分ほど余裕を持たせる方が良いでしょう。
裾が開きやすく、スムーズに動くことができます。
またヒップが大きめの方であれば、少し広めに後巾をとっておくと動きが楽になります。
自分に合った振袖サイズの寸法やサイズ計測の方法をご紹介しました。
振袖の寸法や自分の振袖サイズを知ることで、あなたにぴったりの一枚が見つかるかもしれません。
「普段なかなか着ることが無いから、よく分からない…」という方も是非この機会に、自分に合ったサイズ選びをしてみてはいかがでしょうか?