七五三でお参りする神社はどこが良い?選び方をご紹介!
最終更新日:2022年2月12日 11:37
七五三は子どもがこれまで健康に育つことができたことへの感謝と、これからもすくすく成長して欲しいという願いが込められた行事です。
こういった感謝と願いを神さまに届けるため、七五三では神社にお参りをしに行くのです。
しかし気軽に参拝できる近場の神社や、遠くても非常に有名な神社など、神社にもさまざまな種類が存在します。
「たくさんありすぎて七五三のお参りに適した神社を選ぶことができない!」と焦っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、七五三でお参りをする神社の選び方をご紹介していきます。
このコラムの目次
家の近所にある地元の神様は「氏神さま」と呼ばれており、その地域に住む人を守ってくれると言います。
一般的に七五三のお参りには、この「家の近所にある氏神さまのいる神社」にお参りをしに行くことになっています。
その理由と言うのも、昔、医療が発達していなかった時代に生まれた子どもは短命であるとされていました。
「七つ前は神のうち」と言われており、七歳を迎えるまでの子どもの命は神さまにゆだねられていると考えられていたのです。
七歳を迎えられた子どもはそこで初めて人という意味をもつ「氏子(うじこ)」として認められ、神様の元に住むことができるようになります。
このような言われが元になって、七五三には近所にある神社へお参りに行くという風習が受け継がれていったのです。
また近所にある神社であれば、移動距離が少ないため小さい子どもでもあまり負担になることがなく、自分の足で歩いてお参りすることができます。
さらに普段は着慣れていない着物姿での参拝ですので、子どもはもちろん大人でも移動するのに一苦労するでしょう。
赤ちゃんの頃にお宮参りで参拝した神社に、七五三のお参りをしに行くという人もいます。
またお宮参りに限らず、出産前に安産祈願のお守り代わりとして「腹帯(はらおび)」をもらいにその神社に行ったというお母さんも少なくありません。
出産前の安産祈願・お宮参り・七五三と、その神社で自分の子どもの様子をずっと見守ってもらっているような感じがして、安心するという方も多いのでしょう。
祖父母だけでなく、楽しみにしていた親戚も呼んで複数人で七五三のお参りに行くという方もいます。
その場合は近所の神社でと言うよりも、誰もが知る有名な神社への参拝がおすすめです。
有名な神社であれば各自バラバラに出発し、その神社に現地集合することも比較的スムーズにできるでしょう。
誰もが知る有名な神社に七五三のお参りに行ったということも、のちのち大切な記念になりますよ。
また複数人での参拝では無いにしても、現代では引っ越しや転勤などで住所が変わってしまうこともあるでしょう。
それに併せて、元の地元の近所にあった神社にはお参りをしに行けなくなり、新しい土地近くの神社に初めて参拝しに行くという方も少なくありません。
昔に比べると神社選びの幅も広がっているため、近所の神社だけでなく「初めて参拝する神社」「誰もが知る有名な神社」など、七五三のお参りでもさまざまな選択肢が増えてきているのです。
今回は、七五三でお参りをする神社の選び方をご紹介しました。
七五三でお参りする神社の種類として、「近所の神社」「お宮参りで行った神社」「誰もが知る神社」「初めて行く神社」などが挙げられます。
早めにどこの神社にお参りするかを決めておくことで、その近くのフォトスタジオや食事処の予約もスムーズに進めることができます。
子どもが成長しても大切な想い出として残り続けるように、七五三の神社選びは慎重かつ早めに決めていくのが良いでしょう。