七五三の髪飾りにおすすめ!ちんころ・かのことは?

2021年5月3日
七五三の髪飾りにおすすめ!ちんころ・かのことは?

ちんころとかのこ

最終更新日:2022年2月12日 11:35

七五三の髪飾りはさまざまな種類があってどれにしようか迷ってしまいますよね。

お子様が日本髪の髪型にするということであれば、「ちんころ」「かのこ」の髪飾りがおすすめです。

今回は、七五三の髪飾りとしておすすめの「ちんころ」「かのこ」について、結び方・付け方も併せてご紹介していきます。
 

【七五三の髪飾り】「ちんころ」「かのこ」とは?

ちんころ・かのこは、どちらも伝統的な日本髪の髪型に使われる時の髪飾りになります。

「ちんころ」は主に前髪に使われる髪飾りで、「かのこ」は後ろ髪に使われる髪飾りです。

見た目としては「かのこ」に比べると「ちんころ」の方が細く短くなっています。

 

前髪に使われる髪飾り「ちんころ」

前髪に使われる髪飾りが「ちんころ」です。

前髪を結った位置から顔周りにかけて左右に垂れているのが特徴です。

前髪を上げた時に髪が落ちてこないように留めておくものとして使われています。

 

後ろ髪に使われる髪飾り「かのこ」

後ろ髪に使われる髪飾りが「かのこ」です。

日本髪の髪型をした際、結び目を隠すために「かのこ」が使われています。

また、かのこは「鹿の子絞り」と言われる模様で作られています。

「鹿の子絞り」は小鹿の背中の模様に似ていることが名前の由来であり、「鹿は神様の使い」と考えられていることから「縁起の良いもの」として使われてきました。

後ろから見た時にでも可愛らしく映る「かのこ」は、古くから愛される髪飾りとして知られています。

 

「ちんころ」の結び方

ちんころの結び方
「ちんころ」の結び方をご紹介します。

まず、「ちんころ」を伸ばした状態にし、前紙をくくったゴムの下に通すようにします。

次に「ちんころ」の両端を持って、結び目が崩れないようにきゅっとひと結びします。

結び終えたら、両方の房を前髪の横に沿わすように左右に垂らせば、「ちんころ」の飾りつけが完成します。

 

「かのこ」の結び方と付け方

「かのこ」の結び方をご紹介します。

まず、「かのこ」を左右に折り曲げながら、両端を真ん中で交差させます。

次に片端を輪の中に下側から通して、「かのこ」の先端を抜きます。

もう片方も同様に結んで、左右とも同じ状態に整えれば完成です。

付け方としては、あらかじめ結んだ「かのこ」の端にU字ピンをさしておき、「かのこ」を髷(まげ)の下に置いてそのU字ピンを髪に差し込んでいきます。

位置を調節し終えたら「かのこ」の飾りつけの完成です。

 

「ちんころ」「かのこ」はセットで使うもの?

セットで使う
「ちんころ」と「かのこ」はセットで販売されているものが多いですが、必ずどちらもセットで付けなければならないというわけではありません。

どちらも「結び目を隠す」ことが目的であるため、別の髪飾りでも隠すことができれば良いのです。

しかし日本髪の髪型にする際には、やはり「ちんころ」「かのこ」をセットで使用すると雰囲気がグッと良くなります。

同じ色や柄で作られたセットものであれば、統一感がでて一層可愛らしくなります。

また「ちんころ」「かのこ」に加えて、かんざしやつまみ細工の髪飾りも付けることで華やかさがアップします。

 

おわりに

今回は、七五三の髪飾りとしておすすめの「ちんころ」「かのこ」について、結び方・付け方も併せてご紹介しました。

「ちんころ」「かのこ」は日本で昔から愛される髪飾りです。

どちらも結び目を隠すためのもので、髪にくくりつけて使用します。

どちらか片方だけでも可愛いですが、2つをセットで付けることによってグッと雰囲気が増すこと間違いありません。

七五三は日本髪の髪型にするというお子様は、ぜひこの「ちんころ」「かのこ」の髪飾りを付けて可愛らしい雰囲気に仕上げてみてください。

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