七五三のお祝いは数え年?女の子と男の子ではお祝いの時期が異なる
最終更新日:2022年2月12日 13:49
子供の成長を祝う行事、七五三。
七五三はいつやるのか?女の子と男の子でも祝う年齢は同じなのか?など、お子さんの初めての七五三のときは迷ってしまいますよね。
そこで今回は、男女で違う七五三のお祝い時期をご紹介します。
このコラムの目次
七五三は、子供の年齢が3歳、5歳、7歳を迎えたときに成長をお祝いする日本の伝統行事です。1681年に徳川綱吉は長男の健康を祈って行った行事が七五三の起源とされています。
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳を迎えたときに七五三を行うことが慣例です。
また、地域によって男の子は5歳のときのみお祝いする場合もあります。
七五三を行う年齢は、数え年で計算しましょう。数え年とは、生まれた日に1歳とし、その後は元旦が来る度に1歳ずつ増やしていった場合の年齢です。日常生活ではあまり使うことはありませんが、正式な七五三では数え年の年齢を適用します。
ただし、最近では生まれたときを0歳とし、誕生日を迎える度に1歳ずつ増やしていく満年齢の数え方で七五三を行うことも少なくありません。
また、早生まれや子供の体調などによっては満年齢で行うこともあります。
男女で七五三の年齢が違う背景には、昔からの風習や考え方が大きく関係しています。年齢別に七五三の意味を見ていきましょう。
昔は、子供は男女問わず3歳まで丸坊主にすることが習慣で、3歳になってようやく髪を伸ばし始めることが一般的でした。そのため、3歳の七五三は髪を伸ばすための儀式だったのです。また、早死にする子供が多かった時代に、3歳まで生きられたことをお祝いするという意味もありました。
江戸時代では、男の子が5歳を迎えると大人用の袴を穿く儀式を行うことが慣習でした。
そのため、七五三では、男の子が5歳になって大人への一歩を踏み出したことをお祝いします。
対して女の子は、7歳になると大人用のお着物に帯を付けて着るようになることが慣習だったため、女の子が7歳になるとその成長をお祝いします。
以上のように、それぞれの年齢を迎えた際に行う儀式に、古くからの慣習に由来する意味があるため、男女で七五三をお祝いする年齢が異なるのです。
七五三は子供の成長を祝う行事です。子供の体調や誕生日などさまざまな理由で数え年ではお参りが難しいという方もいるでしょう。子供が主役のお祝いのため、子供のことを第一に考えて、数え年や満年齢でお祝いしてあげてくださいね。