【七五三】着物を着ている子どものトイレ事情について
最終更新日:2022年2月12日 11:34
七五三の参拝時、着物を着た子どもがトイレに行きたがった場合、いろいろ心配事がよぎるでしょう。
今回は、七五三時の着物を着ている子どものトイレ事情についてご紹介していきます。
このコラムの目次
女の子であれば三歳の時に七五三を行うことになるかと思います。
また数え年で七五三が行われることも多いため、三歳になっていない子がお参りをすることもあります。
三歳、とくに二歳の子どもであれば、オムツを外すことができるかどうかまだはっきりとはしない年齢です。
また七五三の子ども用着物をレンタルするという方も多いかと思います。
トイレトレーニングがまだ完了していない時期の子どもに着物を着せて、レンタルした着物を汚してしまうということがあると大変です。
そのため二歳~三歳の年齢の女の子が七五三のお参りに行く際は、トイレトレーニングが完璧だと思っていても、念のためオムツを穿かせておくようにしましょう。
また小さな子どもの着物を脱がすことはもちろん、履き直しさせることも予想以上に難しいのです
オムツをさせておくことで、トイレに慌てて駆け込む必要もなく安心して参拝することができるでしょう。
五歳・七歳の七五三であればトイレトレーニングも完了し、自分でトイレに行くことができる年齢になっています。
そのため着物が汚れてしまうという心配はありませんが、やはり気になるのが「トイレ時の着崩れ問題」です。
かといって、生理現象でもあるトイレを子どもに我慢させるのは良くありません。
そのため、子どもには事前にトイレ時の着物・袴の扱い方を教えておくと良いでしょう。
また女の子の場合はできる限り、洋式ではなく和式のトイレを使用させるようにしてください。
着物をあげることが少ない和式であれば、着崩れも少しは抑えることができます。
七五三の事前にできる子どものトイレ対策をご紹介します。
男の子の袴は、できる限り股の無いタイプを選ぶようにしましょう。
子ども用の袴には、馬乗り袴(うまのりばかま)と行灯袴(あんどんばかま)という2つの種類があります。
馬乗り袴には股が付いており、トイレ時には毎回袴を脱がなければなりません。
一方、行灯袴はスカートのように股が付いていない仕様になっているため、袴をたくし上げるだけで済みます。
レンタル時に行灯袴を選べる場、そちらの仕様を選んでおくとトイレ事情に悩まされることも無いでしょう。
着物を着ている子どもがトイレに行く際、用意しておくと良い物として「洗濯バサミ」が挙げられます。
たくし上げた着物が落ちてこないように、洗濯バサミでとめておきましょう。
このようにすることで着物の裾が汚れることもないうえ、着崩れを防止することができます。
余分に2~3個用意しておくと安心できるでしょう。
トイレのことを考慮したうえで参拝のスケジュールを立てるというのも一つの手です。
子どもに着物を着せる直前にトイレに行かせておき、着物を着てから参拝が終わるまでの時間をできる限り短くできるようにスケジュールを組んでみましょう。
そのため祖父母や親戚に着物姿をお披露目するのは、参拝が終わった後に落ち着いてからするのがおすすめです。
今回は、七五三時の着物を着ている子どものトイレ事情についてご紹介しました。
七五三の子どものトイレ事情は意外と見落としがちなポイントになります。
しかし事前に備えておくことで、安心して子どもを参拝させることができます。
さまざまな対策を行って、楽しい七五三を迎えられるようにしてください。