【七五三日取り】赤口の日に七五三の参拝は避けた方が良い?
最終更新日:2022年2月12日 11:33
七五三の日取りを決める際、「六曜」を気にするという方も多いのではないでしょうか?
今回は七五三の日取り決めとして、赤口(しゃっこう)の日に七五三の参拝を行っても良いのか?という内容についてご紹介していきます。
このコラムの目次
六曜とは、日にちごとの吉凶を占う指標として古くから利用されているものです。
そんな六曜には「大安・先勝・先負・友引・赤口・仏滅」の6つがあり、それぞれに吉・凶が振り分けられています。
6つの中でも大安が最も縁起の良い日であるとされており、お祝い行事に適している日とされています。
次いで友引も縁起の良い日とされているのですが、友引の昼頃の時間帯に関しては凶とされているため、この時間帯にお参りは避けるという方が多いようです。
先勝についてはすべての事を早めに済ませるのが良いとされており、午前中の時間帯が吉であると言われています。
吉とされる大安・友引などの日にちとは反対に、六曜の中でも「赤口・先負・仏滅」に関しては一般的にお祝い行事には向いていない日にちであるとされています。
火・刃物といった扱いには充分に注意すべき日であるほか、訴訟を起こす日としても凶であるとされています。
このように赤口が吉日ではないということが分かると、この赤口に七五三の参拝に行こうと思っていた方は不安になってしまうでしょう。
しかし、実際のところは赤口に七五三の参拝を行っても特に問題は無いのです。
六曜は中国の占星術が由来となっており、神社やお寺での七五三のご祈祷とは直接的に関係していないのです。
現代ではとくに六曜を気にしないという方も多く、赤口に七五三の参拝やお祝いを行ってもマナー違反になるということは無いのです。
日にち選びで一番大切なのは、七五三の主役である子どもの体調や仕事・家事・育児などに追われる家族の都合を優先して無理のない日に決めることです。
赤口に七五三の参拝を行うことに対して「やっぱりなんとなく気になる…」「祖父母や親戚があまり良く思っていない」という場合は、時間帯に気を付けることで解決できます。
赤口は11時~13時の時間帯のみ吉とされているので、この時間帯に参拝に行くのが良いでしょう。
また参拝だけでなくフォトスタジオでの記念撮影もこの時間帯に済ませることができれば良いですが、難しい場合は無理する必要はありません。
家庭によっては、祖父母・親戚などの命日や家族にとって大切な日に七五三の参拝を行う方もいます。
このように思い入れがある日や記念日に七五三の参拝・お祝いを行いたいという場合、六曜の吉凶を気にする必要は全くないのです。
このような特別な日に関しては、六曜などの運気は優先されるものではありません。
「どうしてもこの日に七五三のお祝いをしたい」という想いがある場合は、何も気にせずそちらを優先するようにしましょう。
生活の中に溶け込む六曜は影響力が無いというわけではありませんが、必ず守る必要があるというものではないのです。
家族はもちろん親戚間でも事前に話し合いをし、全員が納得できる日にちを選ぶことが、七五三の日取り決めには一番大切なことであると言えるでしょう。
今回は七五三の日取り決めとして、赤口(しゃっこう)の日に七五三の参拝を行っても良いのか?という内容についてご紹介しました。
七五三の参拝の日に赤口を選ぶことは決してマナー違反ではありません。
そのため「赤口の日と七五三のお祝いが被ってしまった…」ということが起きても、あまり気にせずお祝いを行っても問題ないのです。
家族・親戚が納得した日に七五三のお祝いができるのが何よりも大切なことなのです。