男の子の七五三は着物?スーツ?七五三での服装について
最終更新日:2022年2月12日 13:47
一般的に七五三は数え年に行い、男の子の場合は3歳(満2歳)と5歳(満4歳)のときにお宮参りをします。
男の子の七五三の服装といえば、「着物」もしくは「スーツ」。
定番の着物、脱ぎ着しやすいスーツ……どちらにしようか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、男の子の七五三の服装「着物」「スーツ」のメリット・デメリットをご紹介します。
このコラムの目次
七五三での男の子の正式な装いは、紋付きの羽織に袴とされています。
しかし、最近では小さい子供の負担にならないようにという理由からスーツを着せる方も増えています。
「正式な装いをさせたいけれど、子供の負担を考えると……」など、服装を着物にするか、スーツにするか悩みどころですよね。
そこで、ここからはそれぞれのメリット・デメリットを見比べてみましょう。
着物にする最大のメリットは、普段なかなか見ることのできない袴を見られることです。
袴姿は七五三や成人式以外ではなかなか見ることができないため貴重な思い出になるでしょう。
また、着物は防寒に適しているため、肌寒くなる七五三の時期(11月)にピッタリといえます。
ただし、着物にすると動きにくく、なれない袴に履きづらい草履で子供に負担がかかります。
「歩かない」「だっこ」とグズる子供も多いため、写真撮影やお参りが大変です。
お参り後、いったん着替えなければ食事や遊びに行くこともできないため、行動や時間の制限もかかってしまいます。
スーツにする最大のメリットは、子供にとって普段の洋服と変わらずラクに着られることです。
着物に比べ動きやすく負担もかからないため、移動や写真撮影時も子供の機嫌を損ねにくいです。
また、脱ぎ着しやすいことで体温調整も可能です。
さらに、スーツは低予算でおさまり、冠婚葬祭や5歳の七五三であれば小学校入学式用と兼用で着られるというところも魅力の1つです。
ただし、一般的にも七五三は着物のイメージが多く、着物を着た男の子は立派で見栄えが良いです。祖父母の方もスーツより喜ぶ傾向があります。
子供の負担を考えるとスーツですが、着物姿は祖父母が喜ぶことを考えると悩んでしまいますよね。
最近では、着物・スーツどちらも七五三で着用する家庭も増えてきています。
多いパターンとしては、写真撮影は前撮りで着物姿を撮影し、お宮参りはスーツで参拝するといったパターンがあります。
また、着物で参拝し、食事を食べに行くときにスーツに着替えるパターンも。
どちらの姿も見たいという方や、子供に負担はかけたくないけど祖父母の要望にも答えたいという方は、用途に合わせて衣装を変えるやり方もおすすめです。
今回は、男の子の七五三の服装についてご紹介しました。
見栄えがよく正式な装いの着物、脱ぎ着しやすいスーツはどちらも良さがあり、服装選びは悩んでしまいますよね。
また記念撮影は着物、参拝はスーツなど用途に合わせて衣装を変える方法もおすすめです。
七五三シーズンは寒くなりますので、暖かい服装で出掛けるようにしてくださいね。