【ひな祭り・桃の節句】ひな人形はいつからいつまで飾る?
最終更新日:2022年2月12日 11:31
女の子がいるご家庭であれば、ひな祭り・桃の節句には「ひな人形」を飾るという方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ひな祭り・桃の節句に飾る「ひな人形」はいつからいつまで飾るのかという内容についてご紹介していきます。
このコラムの目次
実のところ、ひな人形を飾る時期というものに「いつからいつまでに」という決まりはありません。
しかし、そうは言っても「ずっと飾ったままで片付けていないけど大丈夫?l」「ひな祭り直前に飾るのは大丈夫なの?」などさまざまな疑問があるかと思います。
具体的にはいつからいつまで飾るのが正式なのでしょうか?
一般的にひな人形を飾る時期というのは、「立春(節分の翌日・2月4日あたり)~「桃の節句(3月3日)の1週間前あたりまで」とされており、この期間中には飾り終えておくことがベストです。
節分の日に豆まきをして厄を払った後であればいつでも飾って良いとされているので、「節分が終わったらひな人形を飾る」という風に覚えておくと良いかもしれません。
また、ひな人形を二十四節気の一つとされている「雨水(うすい)」の日に飾ると良縁に恵まれるという言い伝えがあります。
この良縁とは結婚に限らず、生きていく中で出会う人や物事と良い縁を結ぶということになります。
毎年2月18日、19日あたりになりますので、気になる方はこの日に飾ってひな人形を楽しむのも良いでしょう。
一方、ひな人形を片付ける時期としては、「桃の節句(3月3日)が過ぎてからなるべく早い時期に」片付けるのが望ましいと言われています。
その理由としては、桃の節句(3月3日)をお祝いした後は、ひな人形のその年の役目が終わってしまうためと言われています。
また、昔からの言い伝えに「ひな人形を片付けるのが遅れてしまうと、その女の子の婚期が遅れてしまう」というものがありますが、あくまでもこちらは迷信であり、具体的根拠というものは無いので、そこまで気にする必要はありません。
ただ基本的にひな人形は湿気に弱い作りをしているため、できる限り天気が良く、湿気が少ない日に片付けるようにしましょう。
ここではひな人形の正しい片付け方をご紹介します。
準備しておくものとしては、「手袋・柔らかな布・毛はたき・人形用の防虫剤」を用意しておきます。
まず、毛はたきを使って人形・その他道具のホコリを払うようにします。
払った後は手袋をして、それぞれの人形が持っている道具を取り外していきます。
次に屏風・飾り台に付いた指紋やホコリなどを柔らかな布で拭き取っていきましょう。
その次に顔紙を使って人形の顔を包んでいきます。
包んでいた顔紙を失くしてしまった場合、ティッシュペーパーなど柔らかな紙で包んでおくようにしてください。
元々入っていた箱に人形・道具・飾り台・屏風などを入れるようにします。
これについては、飾るに元々どのようにして入っていたかを写真に収めておくと参考にできるので便利です。
最後に、人形用の防虫剤を各箱に入れていきましょう。
それぞれの箱は、できる限り湿気の少ない場所に保管しておくようにしてください。
本記事では、ひな祭り・桃の節句に飾る「ひな人形」はいつからいつまで飾るのかという内容についてご紹介しました。
「いつからいつまでにひな人形を飾らなければならない」といったような決まりはありません。
しかし、「立春~桃の節句の1週間前あたりまで」に飾りつけをし、「桃の節句が過ぎてからなるべく早い時期に」片付けを行うのがベストであるとされています。
ひな人形を飾る際には、ぜひこの時期を目安にしてみてくださいね。