卒業袴着用時は気をつけよう!袴姿のときに注意したい所作や立ち居振る舞い
最終更新日:2020年6月13日 09:48
卒業式に袴を着たいと考えている方や、着用させたいとお考えの保護者の方も多いことでしょう。せっかく袴を着用するなら、所作や立ち居振る舞いに気をつけたいもの。
そこで今回は、袴着用時の所作や立ち居振る舞いなど注意点をご紹介します。
このコラムの目次
まずは、袴姿をより美しく見せるための「立ち方」をマスターしましょう!
袴姿のときの立ち方でもっとも大切なのは、姿勢良く立つことです。背筋をピンと伸ばして胸を張り、あごを引くと、上品で堂々として見えます。手は体の前で自然に合わせるか、卒業証書の入った筒を胸の前で持つと良いでしょう。
全身写真を撮るときは、足元にも注意を払うとよりきれいな立ち姿に。草履を履く場合は、つま先同士をつけて、少し内股になるように立ちましょう。ブーツを履く場合は、かかと同士をつけて、片足を少しだけ後ろに引くと美しく見えます。
袴着用時は、椅子に座る際にも注意が必要。スカートを履いているときと同じように座ると、袴が下にずれてきてしまいます。袴を少し浮かせてから座るようにしましょう。
椅子に座る前に袴の両脇から手を入れて、袴の背中側を軽く持ち上げてから座ると、下にずれにくくシワにもなりにくいですよ。
帯がつぶれないように、椅子に浅く腰掛けるのも重要なポイント。立ち方と同じように背筋をしっかり伸ばすと、凛とした座り姿になります!
袴姿で階段を上り下りするときは、裾を踏まないように気をつけましょう。
座るときと同じように袴の両脇から手を入れ、上るときはおなか側を、下るときは背中側を持ち上げると、袴全体を持ち上げられるので安全です。難しい場合は、袴の前側(太もものあたり)を指でつまんで軽く持ち上げてもOK。
どちらの場合も袴を持ち上げすぎるとはしたなく見えてしまうので、くるぶしが見えるかどうか程度までに抑えるようにしましょう。
誰かに手を振ったり電車やバスのつり革につかまったりするときなどに、そのまま腕を上げると袖口が肘まで下がり腕が出てしまいます。腕を上げるときは、もう一方の手で袖口を持って袖口が下がらないようにすると良いでしょう。
卒業袴を着用するときは、普段以上に姿勢良くすることを心掛けるとより上品に美しく見えます。袴が下がったり裾を踏んだりすることのないよう、椅子に座るときや階段を上り下りするときは特に注意し、楽しい思い出を作ってくださいね!