ニューボーンフォトをセルフで撮影する際の注意点とコツを解説
ニューボーンフォトとは、生まれたての姿を残す写真のことです。とくに、生後1か月までの新生児期の赤ちゃんを撮影します。欧米で行われていた習慣ですが、近年日本でも撮影する方が増えてきました。
オリジナルの思い出を残すため、セルフで撮影したいという方もいるでしょう。ご自身で撮影する場合には、さまざまなポイントがあります。この記事では、セルフでニューボーンフォト撮影をされる場合の注意点とコツをご紹介します。
このコラムの目次
ニューボーンフォトを撮影する場合には、赤ちゃんを最優先で行います。また、産後ママの体調も回復していないこともあり、余裕をもち無理のないようにしましょう。トラブルを防ぐために、注意すべき点についてご紹介します。
新生児の赤ちゃんのニューボーンフォトは、ひとりで撮影するのは避けましょう。撮影のセットを組みながら赤ちゃんの機嫌を取るのは、実際行ってみると想像以上に大変な作業です。
セルフで撮影する場合にも、カメラ担当と環境を整えるアシスタントの少なくとも2人以上、慣れていない場合もあるため、3人程度 でゆとりをもって撮影しましょう。
また、撮影に協力してくれるメンバーにも、ニューボーンフォトの注意点を共有しておくことが大切です。また、赤ちゃんやママの体調が不安定な時期でもあるため、細心の注意を払い、状況に応じて日程を変更する勇気を持ちましょう。
ご自宅でのニューボーンフォト撮影でトラブルとして少なくないのが、撮影セットを組む際に転倒して赤ちゃんにぶつけてしまったり、撮影時にふとした拍子でカメラやスマートフォンを赤ちゃんに落としてしまう事故です。 赤ちゃんが寝ている姿を、上から撮影することが多いため、注意しましょう。
また、撮影に集中し過ぎて、赤ちゃんに危険が及んでは大変です。撮影前後を含め、常に赤ちゃんの安全を第一に考えましょう。撮影時には、階段など高低差のある場所は無理な体勢になりやすく危険なため、安全にゆったり横たわれる場所を選びましょう。
また、ペットを飼われている方は、撮影時は近づかないように配慮してください。
温度や湿度などの室内環境を整えましょう。新生児の赤ちゃんは、自分で体温調整をすることが難しいです。大人にとっては少し暑いと思う温度が、赤ちゃんにとっての適温になります。寒い場所での撮影は避け、暖房をつけて体調を万全にしたうえで撮影を行いましょう。
撮影場所のエアコン・暖房器具は設定温度を少し高めにするため、空気が乾燥していると感じる場合があります。加湿器を使いながら湿度も調整しましょう。目安は、室温25℃、湿度が50-60%です。
生まれたばかりの赤ちゃんはとてもデリケートです。ニューボーンフォトを撮影する場合、シャッターチャンスに夢中になってしまうかもしれませんが、赤ちゃんが最優先ということを忘れてはいけません。
また、産後ママは出産によるダメージが完全に回復していないこともあります。 トラブルを避けるためにも無理をしてはいけません。楽しい思い出を残すためにも、コンディションがすぐれない場合は、撮影日時の変更も検討しましょう。
SNSなどで見たポーズを、そのままセルフで撮影するのは危険な場合があります。ニューボーンフォトとして、うつ伏せや腕を曲げさせたり、首をかしげさせたりするポーズを見かけるかもしれませんが、非常に危険です。アップされている写真が画像処理されている場合もあり、鵜呑みにするのは避けましょう。
新生児の赤ちゃんは柔らかいため、たとえ短時間であってもポーズによっては体によくない影響を与える可能性もあります。とくにセルフで撮影する場合には、体勢やポーズは無理がなく、ゆったりとした状態で撮影を行えるよう、協力してくれるメンバーも含め注意しましょう。
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ご自宅でも、工夫ひとつで魅力的で愛らしいニューボーンフォトの撮影は可能です。ひと手間で、グッとプロのような写真を撮るためのコツをご紹介します。
フラッシュや室内照明を使わず、自然光を利用するのがよいでしょう。スマートフォンやカメラのフラッシュは赤ちゃんが驚いてしまうかもしれません。表情も自然ではないため、フラッシュは使用しないのが望ましいです。 また、自然光を利用することでニューボーンフォトの特徴である自然な風合いで撮影が可能です。
一方で、自然光であっても赤ちゃんは自由に光を遮ることができないため、直射日光やまぶしいままの撮影はあまり目によくありません。可愛らしい表情を引き出すためにも、カーテンなどで部屋に入ってくる光の強さを調整しましょう。
ニューボーンフォトの撮影は、短時間で行うのがポイントです。赤ちゃんは慣れない撮影に、すぐに機嫌が崩れてしまったり、泣き止まないことも少なくありません。そのため、1枚ずつこだわりのシャッターチャンスを狙うのではなく連写モードを使い、あとからゆっくりお気に入りの写真を選びましょう。
また、音にもビックリしてしまうため、シャッター音は可能であればオフにしたり、音量が小さくなるように工夫しておくのも、赤ちゃんの自然な状態を引き出すコツのひとつです。ほかにも、スマートフォンで撮影する場合は、近づき過ぎずズーム機能を使って撮影するとカメラレンズの歪みを受けにくくなります。
ニューボーンフォトを撮影するときには、リラックスした愛らしい表情が撮れる眠っている姿がおすすめです。熟睡しているタイミングを狙 うため、赤ちゃんの生活リズムにあわせて撮影のスケジュールを組みましょう。
当日スムーズに撮影するために、事前に試し撮りをするのもコツのひとつです。 試し撮りのときには、赤ちゃんの代わりに同じくらいのサイズのものを置いて、光の入り方、シャッター音の大きさ、背景や小物の映り方を確認することで、当日もスムーズに撮影が出来るでしょう。
セルフでニューボーンフォトを撮影する場合、ご自宅で撮影される方が多いですが、後悔される事例として、写真に生活感が出てしまう点が挙げられます。たとえば、家電などが映り込むと、生活感がにじむ雰囲気になってしまいます。
撮影場所は、家電などが映り込まない位置を選んだり、家電の場所を移動させたり、難しいようであれば、単色の布などで見えにくくしたりしましょう。また、背景は家にあるものでもいいのですが、可能であれば新品のものや新品に近いものを選ぶのがおすすめです。
柄物や 使用感がある布などは、あとから写真を確認したときに生活感を感じやすいため、意識しましょう。
ニューボーンフォトは赤ちゃんを撮影するのはもちろんですが、背景や小物などアイテムをこだわることで、一段とよい仕上がりになるため、楽しく選んでみましょう。
たとえば、衣装はそのひとつです。赤ちゃんを裸やおむつ1枚で撮影することもありますが、おくるみに包まれた姿はこの時期ならではの可愛い写真が撮れます。お祝いで頂くものなどを撮影用に使用するのもよいでしょう。
また、ぬいぐるみや人形などをそばに置くのも赤ちゃんの大きさが分かりやすく、おすすめです。ニューボーンフォトだけでなく、マンスリーフォトでも一緒に撮影すると、赤ちゃんの成長が見えやすく、愛着もわくでしょう。
もし余裕があるようなら、オリジナルアイテムにも挑戦してみましょう。手芸や100円均一のアイテムを組み合わせることでも、オリジナリティを出すことができます。アルファベットで赤ちゃんの名前を作ってみたり、誕生日や体重、身長などのデータのモチーフを作ることで唯一無二のニューボーンフォトが撮影できます。
一方で、使用する背景、小物は清潔で安全なものを選んでください。小さな取れやすい部品が付いている小物は、誤飲の可能性もあるため避けた方がよいでしょう。
ニューボーンフォトをセルフで撮影するのも楽しい思い出になります。一方で、産後慌ただしくママに余裕がなかったり、赤ちゃんへの負担が心配だったり悩んでいる間に新生児期が終わってしまい、撮影せずに後悔されている方も少なくありません。
一生に一度の思い出として、ニューボーンフォトをよく知るプロに相談してみるのもひとつの手です。BABYBOOTHは、カメラマンと助産師がペアを組み、ご自宅を訪問してニューボーンフォトの撮影を行っています。
BABYBOOTHは、関西・四国エリアを中心に、ニューボーンフォト撮影を専門としたブランドです。女性カメラマンやお産のプロである助産師が、一緒にお宅へ訪問・撮影します。温かみのあるやわらかい雰囲気や赤ちゃんにあったオリジナリティあふれる写真が特徴で、メディアなどにも数多く取り上げられています。
赤ちゃんと産後ママが安心して撮影できる方法を、BABYBOOTHは考えました。その結果、赤ちゃんの撮影に慣れているプロの女性カメラマンと助産師がご自宅で撮影することで、ご家族みなさまにとって満足度の高いニューボーンフォトを提供しています。
赤ちゃんの安全第一を考えて撮影できるのはもちろん、子ども写真を熟知しているプロとして赤ちゃんおひとりおひとりにあった記録を残せます。また、助産師も一緒に訪問するため、産後ママがかかえる悩みなどの相談も可能で、ご家族に寄り添ったニューボーンフォトを心がけています。
セルフでニューボーンフォトを撮影する場合の注意点とコツについてご紹介しました。赤ちゃんの最優先を念頭に、ご自身で撮影される場合もポイントをおさえることで、かわいらしくオリジナリティあふれる記録を残すことは可能です。
一方で、産後バタバタしていて、新生児期の記録を残せなかったと後悔されている方も少なくありません。新生児の接し方に慣れていて、ニューボーンフォトを熟知している専門家を頼るのもひとつの手です。
また、育児に疲れたときにニューボーンフォトを見て成長を実感し、癒されたという先輩パパママも多いです。ご家族の成長の記録として、生まれたての感動をおさめるニューボーンフォトをぜひ撮影してみましょう。
子どもの写真スタジオとしてご好評いただいている写真館フォトエフィーでは、ニューボーンフォトについてたくさんのお問合せをいただいていました。ご家族と赤ちゃんが安心して、生まれたての感動を残せるよう、ニューボーンフォトに特化したBABYBOOTHとの提携を始めました。
お宮参りからは、フォトエフィーで成長にあわせたお写真撮影が可能です。ぜひ一度お問い合わせください。