写真館での撮影とスピード写真の撮影。実際に何が違うの?比べてみました。
最終更新日:2022年2月12日 13:32
免許取得や受験、就職活動などで証明写真が必要になった場合の用意の仕方には大きく二つの方法があります。
街頭にあるスピード写真機を利用するか、もしくは写真館に行くかです。
この二つにはどのような違いがあるのか比較してみましょう。
このコラムの目次
スピード写真は、その名の通りすぐに写真がプリントアウトされてくるサービスです。
価格も比較的廉価であり、急いでいるときや写真に対する重要度が低い場合には有用です。 重要度が低いというのは、身分を証明する補助として利用するだけであるなど、特に写真そのものの質を問われないということです。
700円前後の金額で複数枚の証明写真を手にすることができるので、コストパフォーマンスは非常に良いと言えます。 一方で、座る位置や姿勢などは自分で気を付けなければならないという面があります。
あらかじめ写真のイメージを確認しながら調整できるような仕組みがある場合もありますが、原則自分で考えて修正をかけていかなければなりません。
一方写真館で撮影する場合、まずきちんとした撮影技術を持ったカメラマンに写真を撮ってもらえます。
背景や表情、顔の映りなど、客観的な目で見てベストな状態で写真に撮れるよう調整してもらえるので、撮られる側はただ座っているだけで大丈夫です。
映りが良くなるような衣装が用意されていて、自由に着替えができる場合もあります。
料金はスピード写真よりも多くかかります。ただ、出来上がった写真に対して補正をかけてもらえたり、データで受け取ることができたりするので、結果的にはお得だと言えます。
写真館というと家族写真を撮る場所のようなイメージがあるかもしれませんが、就職活動などのように写真の第一印象が大事になるようなケースでは、写真館での撮影を選ぶ人が多いようです。
スピード写真と写真館で撮影する写真の違いを分かりやすく比較すると、量産型かオーダーメイドかという表現が当てはまります。
スピード写真は汎用的な機械が用いられ、誰がどのように撮影しても、一定の品質が保たれるようになっています。
その分、見る相手を魅了するような写真を作り出すことはできません。また、万が一失敗してしまった場合は、もう一度最初からやり直しになってしまいます。
写真館で撮影する写真は、撮影に必要な要素について正しく理解した人が、厳選された機材を用いて整えられた環境で生み出されるものなので、見たときに心に留まります。
全ての条件を完璧に整えてから撮影するので、基本的に失敗はありません。デジタル写真であれば、撮影後の補正も容易です。
スピード写真と写真館の双方には、それぞれ写真の品質や所要時間、かかる手間や料金などの点で長所と短所があります。
一概にどちらの方が優れているということはなく、場面によって使い分けることが大切です。例えば資格試験を受けるとか、一時的な申し込みのために必要な証明写真であればそこまでの品質は求められないのでスピード写真で良いですし、写真が第一印象となりうる履歴書や願書などに使う場合には、自分に自信が持てるような写真を用意する必要があります。
書類通過の確率が上がる証明写真を撮ります、ということをアピールポイントにしている写真館もありますので、就職活動などで不安になる心を少しでも楽にするために、写真館を選択するという人も少なからずいるでしょう。
生活していると突然証明写真が必要になるタイミングが訪れます。
いざというときに慌てないために、生活圏内にあるスピード写真機や、安心して任せられそうな写真館をあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
証明写真は自分を表すための大事な手段なので、何のために必要なのか、誰が見るのか、どのような印象を与えたいかを考えて選びましょう。