七五三の時の父親の服装 カジュアル?スーツ?それとも着物?
最終更新日:2022年2月12日 13:30
子どもの健やかな成長を祝う大切な行事が七五三です。
人生の節目になる日、子どもの衣装が最優先で両親は付き添いに過ぎません。
カメラマン役の多い父親も、それなりの服を着ることが必要です。
どんな格好をすれば悪目立ちせずによい七五三にすることができるでしょうか。
このコラムの目次
七五三の服装選びのポイントは、主役である子どもより目立たないことです。
主役よりも「格下」になる服装ですから、準フォーマルや略式礼装と考えておけば良いでしょう。
上品に子どもを引き立てる、入園式や夫婦の記念日にディナーへ出かけるような感覚です。
夫婦で参拝する場合、お2人の格式を揃えることを忘れないで下さい。
引き立て役に徹するあまり、奥さんよりも格下ではアンバランスです。スーツやワンピースを奥さんが選択しているときは、父親はスーツを選んでおけば間違いはないでしょう。
夫婦ともに着物というケースもあるので、決めるときは主役の子どもと付き添いの母親(奥さん)の服に合わせましょう。
女性の方がどうしても選択の幅が広くなってしまうので、好みで選ばせてあげることも大切です。
七五三の時、父親が一般的に選ぶことの多い服装はスーツです。
スーツを選ぶ際は普段着用しているビジネス系のスーツを選べば基本的に問題ありませんが、奥さんは着物を選んでいて自分自身はスーツを着るのであればお互いの衣服の格を合わせるためフォーマル系にしておきましょう。
七五三は子どもの大切な行事ですから、カジュアル系はNGです。
色は定番の黒・紺・チャコールグレーなど、控えめな色合いが良いでしょう。
ボタンの数やワイシャツの色は、特に気にしなくても大丈夫です。
フォーマル系は白のワイシャツですが、ビジネス系はパステルカラーを合わせても問題ありません。
ネクタイはジャケットやワイシャツに合わせて選びますが、無地にしておいた方が目立たずに済みます。
ジャケットが控えめなカラーですから、お祝い行事にふさわしいエンジ色がおすすめです。
スマートなビジネスマンに見える、「3つ揃え」も素敵です。
子どもと奥さんが着物なら、お父さんも着物でそろえることでとても絵になります。
七五三でお父さんが着物を選んだ場合、羽織袴が一般的です。
羽織袴と聞いて「黒の紋付き」を連想する人もいると思いますが、黒以外の紋付き羽織袴も多くなりました。
七五三で着る時は紋が入っていてもいなくても問題ないので、好きな着物を選んで下さい。
選べるのは嬉しいことですが、主役が子どもであることは忘れないことがポイントです。
控えめな色と柄にしないと、誰が主役なのか分からない記念写真になる危険性があります。
最近は記念撮影だけ着物で、参拝へ行くときは洋装にする人もいるようです。
七五三の服装はレンタルすることが可能なので、簡単に選ぶことが可能です。
草履はどうするのか迷うことがないので、こんな雰囲気で揃えたいと選ぶだけで済みます。
七五三の基本は「フォーマル」ですが、子どもが洋装で奥さんもカジュアルな服を着る場合は例外です。
子どもと奥さんに合わせてカジュアルにしますが、それでもジャケットは必要です。
ジーンズは避けて、地味なチノパンを合わせるなど上品にまとめて下さい。
遊びに行く時のようなカジュアルと勘違いすると、一生の記念になる行事が台無しです。
子どもが着物を選んだ時は、カジュアルなコーディネートではなくスーツにしましょう。
家族のバランスが重視されるので、子どもだけが豪華で両親がカジュアルというアンバランスに注意です。
子どもの晴れ姿が多くの人に見られる日、ご夫婦の姿もしっかり見られています。
常識のある服装をしていれば、悪目立ちすることはありません。
マナーを守って洗練された服装をしていれば、素敵な家族だと思われるはずです。
七五三は人生に数ある行事のうち、子どもが最初に経験するものです。
楽しい思い出は写真と共に残るので、アンバランスな写真にならないように注意しましょう。
常識のある格好をして、家族全員が楽しそうに写っている記念写真は一生の思い出になるはずです。
普段から両親がドレスコードを意識すれば、その姿は子どもにも影響を与えます。
笑顔が素敵でマナーのある家族は、誰の目にも微笑ましく映ります。