雨の日でも七五三の写真を綺麗に撮影する方法
最終更新日:2022年2月12日 13:29
雨の日は晴れの日に比べて光が少なく、撮影も難しくなっていきます。
とは言え、七五三は一度しかありません。
まずは雨の日でもきれいに画像や映像を撮るためにはどうすればいいのか?
基本的な情報をチェックしていく事からはじめていきましょう。
このコラムの目次
雨だと太陽が雲に隠れているので、晴れの日よりも写真全体が暗くなりやすく、それではせっかくの晴れ舞台も台無しになってしまいます。
そんな時の対処法として最も手軽な方法としてカメラの感度をあげる方法があります。
カメラの種類によって多少の違いはありますが、一眼レフのデジタルカメラであれば設定画面でISO感度を調整することができます。
ISO感度をあげるとシャッタースピードが上がって、手ぶれを防ぐことが出来ます。
カメラに不慣れな人でもきれいな写真を撮るために、知っておきたい方法でもあります。
ただ、その反面で画質が粗くなってしまうことがあるため、最初のうちはISO400を目安にしてその都度調節を行っていくのがおすすめです。
雨の時の撮影では、さす傘の色もポイントとなっていきます。
フォトスタジオや写真館での撮影では、プロの腕によって光の調節が可能なので、色選びは基本全体の調和を見て選ぶことができますが、素人が撮る場合には色選びも気を付けたほうがよいでしょう。
基準としては、プロの写真撮影やテレビ収録などで用いられることが多いレフ板、これに近い明るい色合いのものを選ぶと光をうまく反射してお子様の顔を明るく見せることができます。
白色や薄いピンク色など、出来るだけ光を反射しやすい色を選びましょう。
光を遮る暗い色の傘、特にブルーや黒色などの色は避けるのが無難です。
また、一緒に撮影をするお母様やお父様はお子様に当たる光を遮らないために、ビニール素材の傘を使用するのがおすすめです。
傘の色を変えるだけでも十分にみた目を変えることが出来ますし、雨の日でもカメラ写りをより良くしていくことが可能です。
お子様の衣装との色合いを考えつつ、傘の用意もしておくといいでしょう。
雨の降っている日は七五三の写真を撮るのに向かないと思われている人もいるかもしれませんが、実は雨が降っているタイミングだからこそ撮れるものもあります。
それが雨粒をあえて写りこませて撮る写真です。
スタジオ内ではとてもまねできないシチュエーションですし、カメラの設定次第で初心者でも撮影可能です。
まず、カメラの設定でシャッタースピードを遅くしていきます。
シャッタースピードを遅くすると手ぶれが起きやすくなるため、三脚を使ってその調節をします。
雨粒がキレイな線になるくらいに調節が済めば、後は気の向くまま、いつも通りに撮影するだけです。
この他、設定でモノクロ画面を選択すれば、いつもとはまた違った風合いの画像を撮ることができます。
雨が降ればレンタルした着物が濡れてしまう恐れがあります。
そのリスクを少しでも低くするために、傘やカッパなどの雨具は必須です。
特にカッパはポンチョタイプで着脱がしやすいものを選ぶといいでしょう。
この他、着物の裾が汚れそうであればすぐにまとめられる洗濯ばさみやクリップを用意しておきます。
雨の日でも歩きやすいように、履きなれた靴や長靴も用意しておくと、足場の悪い場所でも着物を汚すことなく過ごすことができます。
家族全員が必要なものであれば、バスタオルやビニール袋などもおすすめです。
雨で服や髪が濡れてもすぐに拭くことができますし、濡れた小物、靴などを袋に入れてすぐに対応することが可能です。
これらのアイテムがあるだけでも、雨の日の不自由さが幾分軽減されていきます。
七五三の思い出を写真に残したいけど、雨が降っている。
そんな時でも、素敵な写真を撮影することは可能です。
カメラの設定や一緒に写る小物の色に気を配れば、雨にも負けない1枚に仕上がります。
また、雨の日には、着物が濡れる場合も考慮して持ち物対策も必要です。
七五三の写真撮影はご家族が行うこともできますが、フォトスタジオや写真館でしたら天候を気にせずに撮影が可能ですし、着物が汚れる心配も少ないので一度そちらも考えてみるとよいかもしれません。