イヤイヤ期の七五三撮影が憂鬱なお母さんとお父さんへ
最終更新日:2022年2月12日 13:29
我が子の晴れ舞台である七五三では、その可愛い姿をしっかりと写真に収めたいという人が多いでしょう。
しかしイヤイヤ期と重なってしまい、うまく撮影できずに憂鬱になるケースも珍しくありません。
今回は、そのようなお母さんやお父さんの悩みを解決するテクニックを紹介します。
このコラムの目次
イヤイヤ期が始まるのは一歳半頃からです。
この時期は授乳が一段落し、母親との距離が少しだけ遠くなります。
自我が少しずつ出てくることにより、これまで母親に任せていた判断を自分で行いたいと考えるようになるのです。
大人は状況を考慮して自分の欲求を抑えられますが、この頃の子供はそういうわけにはいきません。
自分のことしか考えられないので、強引に自分の気持ちを押し通そうとしてしまいます。
その結果、親たちの意見を拒否することが目立つため、イヤイヤ期と呼ばれているわけです。また、欲求が認められなくて、泣きながらでも我慢する場面が多く出てきます。
親としては、子供が自立して調和を学ぶ最初のステップであるのを知っておくことも大事です。
七五三の撮影では、色々な点で子供は拒否反応を示す恐れがあります。
そもそも撮影のスタートすら難しいことも珍しくありません。
例えば、メイクや髪型のセットを拒むケースがよく見受けられます。
何とか完了させても、子供にとっては違和感があるので手で触ってしまいがちです。
激しく触ると崩れてしまって撮れない状態になります。
着物やドレスといった衣装を嫌がるのも同様です。
馴染みのない格好をするのに抵抗があり、手足をばたつかせて何とか逃れようとすることがよくあります。
無理やり着させて撮り始めても、あちこちを引っ張ったりするので着崩れしやすいです。
そんな状況が続くと、機嫌が悪くそわそわするため、撮影中は表情や姿勢にも悩まされることが多くなります。
対策として、時期を遅らせることが挙げられます。
遅らせるといっても満年齢で三歳になるのを待つだけです。
幼い子供は成長が著しいので、少し期間が後になるだけでもずいぶん聞き分けが良くなるケースもあります。
三歳児は二歳児より体のサイズが一回り大きいですし、精神も成長して話が通じやすくなることが多いです。
そのため、数えでカウントして早めに七五三を済ませようとする親は少なくありません。
その場合は二歳と数カ月で行うことになるため、イヤイヤ期の真っただ中ということになるのです。
子供は自分の置かれている状況を把握できず、動揺を前面に押し出してしまう可能性があります。
満年齢の三歳まで待つことにより、状況を把握する能力が向上するのでスムーズに進めやすくなるでしょう。
七五三を子供の目線で考えることも重要な対策となります。
用意の段階で、撮影にポジティブなイメージを持たせるように工夫しましょう。
具体的にはレンタルする衣装のカタログを見せて、どれが良いのか尋ねてみると良いです。
当日になって自分の選んだものを出されると、意見が尊重されたと感じて喜ぶ子供が多く見受けられます。
また、楽しそうなスタジオの写真を見せて、テンションを上げておくことも欠かせません。
スタッフが紹介されている資料があるなら、どの人が好きか質問してみましょう。
そして、予約の段階でそのスタッフに対応してもらえるように頼んでおきます。
自分の気に入った人に対応してもらえると、人見知りの子供でもぐずってしまうリスクを下げられるからです。
七五三は親の準備もとても大変ですよね。
なるべくスムーズに撮影を進めるには、事前にポイントを押さえておくことが大切です。
いつもは聞き分けが良い子供でも、普段の環境とは異なるスタジオだと、困った状態になるかもしれません。
どのような点に不満を持ちやすいのか理解したうえで、時期を遅らせたり意見を尊重したりするなどの対策を行うのが得策です。
素敵な写真を撮れるように子供への配慮を重点的に考えてあげると良いでしょう。