【記念撮影】お宮参りでの男の子におすすめの祝い着
最終更新日:2022年2月12日 13:26
お宮参りは赤ちゃんが初めて神様と挨拶を行う晴れの儀式であるため、きちんとした服装で臨みたいところです。
ここでは、男の子にはどんな衣装・着物を選べば良いのかを解説します。
このコラムの目次
お宮参りの服装を選ぶ上で注意しておきたいポイントは、お子さんに着せたい服を前提として決めてしまわないことです。
たとえばせっかくだからと勇ましい着物を用意したとして、ご両親の服装が普段着に近いものであればアンバランスになってしまいます。
同様に、ご家族だけでなく祖父母などご親戚が一緒に参列する場合は事前に話し合っておいて統一感を持たせる必要があります。
当事者である親子ともども和の装いで参列していて、一部の親戚はスーツ姿であった場合記念撮影の際にバラバラな印象になってしまうため要注意です。
カジュアルな服装で良いのか、正装であれば和風なのか洋風なのかなどあらかじめ服装に関して話し合っておくと当日スムーズに事が運ぶ上に、記念撮影の写真の見栄えも良くなります。
赤ちゃんの正式な服装は、白羽二重の着物の上に紋付きの祝い着をかける形になります。
男の子の場合は、「熨斗目模様」となり、女の子は「友禅模様」が正式なものです。
華やかな女の子の柄とは対照的に、鷹や兜・武者といった勇ましさを表現する柄が多く、色も黒・灰色や紺・緑色などが主体です。
また祝い着の下に着る衣服に関しては、和のものでなくても良いとされています。
ベビードレスや産着など、赤ちゃんにとって快適なものを纏った上から羽織るのが一般的です。
まだ体温調節がしっかりできない年齢であるため、冬場は重ね着をし、反対に夏場は薄手の生地のものを選ぶようにしましょう。
加えて、授乳後に吐き戻しなどで服を汚す可能性もあるため下着や着替えも用意しておくとさらに安心です。
元気で健康に育つことを願うことも相まって、男児用の着物は黒色や濃紺・深緑といった落ち着いた色味でなおかつ凛々しく、勇ましい雰囲気のカラーのものが選ばれることが多いです。
他にも白色や生成り色など、おしゃれかつ華やかな色味の着物も好まれます。
着物に使用される柄は、鷹や兜などの勇ましさの象徴や宝船や鼓、亀甲花菱など立身出世を意味するデザインが主体です。
女の子の着物と比べてバリエーションが少ない印象があるかもしれませんが、鹿・小槌といった柄や華やかな金彩刺繍など色味や柄の組み合わせは実に豊富でありイメージに合う服装を選ぶことができます。
レンタルではなく着物を購入する場合、仕立て直しを施すことで3歳や5歳の七五三に着用することも可能であり、記念撮影の度にその成長具合を楽しむことができるでしょう。
これまでは当日に写真館で写真を撮るご家庭が多かったのですが、長時間赤ちゃんを連れ回すこととなり負担が大きいため別の日程に記念撮影を行うケースが増えてきました。
疲れてしまって赤ちゃんがぐずってしまう可能性がある当日よりも、出直して万全の状態ですっきり撮影する方が良いです。
スタジオでの撮影のメリットは、専門スタッフが本格的な機材を使用して撮るためきれいに仕上がることです。
出来上がった写真に関しても、プリントするかデータで手渡しかを選ぶことができます。
衣装のレンタルや着付け、ヘアメイクもオプションサービスで行っているスタジオもあるため、上手く活用しましょう。
注意点としては、七五三などの他の年中行事と重なる場合早めの予約が必要な点が挙げられます。
男の子の着物は、勇ましいものから絢爛豪華なものまでバリエーションが豊富です。
衣装を決める際はご本人やご家族はもちろんのこと、参列する祖父母やご親族の服装のバランスを考えつつ相談し合いながら決めるようにしましょう。