お宮参り当日の流れは?参拝する時期や服装の選び方も解説

2024年5月21日
お宮参り当日の流れは?参拝する時期や服装の選び方も解説

お宮参りは、赤ちゃんが無事に誕生した報告と、健やかな成長を願う儀式です。祖父母も参加するのであれば、相談したほうがよいこともあります。
両家が揃う場合、親睦を深める機会にもなるでしょう。また、お宮参りのルールについては、時代と共に変化してきています。

とはいえ、家庭や地域によって風習が異なる場合があるため、事前の確認が必要です。安心して当日を迎えるために、お宮参りに関する情報をお伝えします。

お宮参りとは?

お宮参りは、赤ちゃんの誕生報告と感謝、そして健やかに育つように願いをこめて、土地の氏神様のいる神社に参拝する儀式です。目的や赤ちゃんを抱っこする人について、説明します。

お宮参りの目的

赤ちゃんが無事に生まれたことに対して、神社の氏神(うじがみ)様や産土神(うぶすながみ)様へ感謝の気持ちを伝え、今後の健やかな成長を願う儀式が「お宮参り」です。「初宮参り」「初詣詣で」ともいいます。また、お寺へのお参りは「初参り」や「お礼参り」と呼ばれています。
その土地の守り神とされる氏神様に報告するため、神社に行ってお参りするのが一般的です。それぞれの信仰に関わらず、氏神様に守られている地域に住んでいる住民は、氏子(うじこ)と呼ばれています。

昔は赤ちゃんの生存率が低かったこともあり、一か月ほど様子を見てからお宮参りを行っていました。また、出血をともなう出産は、汚れたものとされていたことから、お産の忌明けの儀式とされていたのです。
近年では、赤ちゃんのお披露目会や、家族みんなで赤ちゃんの成長を願うイベントごととしてお宮参りを行うケースも多くなってきました。そのため、両家の祖父母や兄弟といった家族が集まるイベントとするなど、多様化してきているのが実情です。

誰が赤ちゃんを抱っこするか

血を穢れとする神道では、出産直後は忌みの期間であり、神社へのお参りは控えなければならないとされています。
古来、赤ちゃんは産後30日まで、母親は75日までは忌みの期間として、さまざまな行動を制限されていました。穢れは「気枯れ」とも言い、心身が弱っている状態を指していることから、産後で弱っている母体への負担を考慮した風習であるともいえます。

そのため、忌み明けの儀式でもあるお宮参りに母親は参加せず、先に忌みが明けた赤ちゃんとその父親、父方の祖母などでお参りすることが一般的でした。こうした伝統から、かつては父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする役割を担っていました。
現在は、赤ちゃんとその両親だけで行うケースも多くなっており、誰が赤ちゃんを抱っこするかについて、決まりはなくなってきているでしょう。とはいえ、しきたりを重んじる家庭や地域もあるため、参加するご家族で事前に相談することをおすすめします。

当日スムーズに行うためにも、事前に気持ちを伝えておくとよいでしょう。とはいえ、赤ちゃんと母親の体調を十分に考慮したうえで、日程や場所などを決定することが大切です。

お宮参りの時期

お宮参りを行うにあたって、生後30日後であれば厳密な日数の決まりはありません。赤ちゃんと母親の体調や、季節を考慮して、日程を決めることをおすすめします。

お宮参りは生後30日前後が一般的

お宮参りを実施する時期は、生まれてから約1か月後に行うのが一般的です。男の子は、生後31日か32日目、女の子は32日または33日目とされています が、地域によっても異なります。
赤ちゃんと母親の体調を考慮して、穏やかな気候に行うとよいでしょう。また、両家の祖父母が参加することも多く、遠方に住んでいる場合などもあります。そのため、お食い初めの100日に合わせて実施してもかまいません。

お宮参りは、母親や赤ちゃんの体調に合わせて行うことが最も大事です。1か月後などの生後日数にこだわらず、気候なども考慮したうえで、決定することをおすすめします。
とはいえ、伝統を重んじる家庭もあるため、それぞれの両親に相談すると安心でしょう。何より、赤ちゃんと母親にとって、負担が少ない日にちを優先して決めることが大切です。

お宮参りと六曜の関係

六曜とは、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つのことです。1週間を6日とされていたことから、六曜の名称がついたともいわれています。
しかし、お宮参りを実施するにあたっては六曜を気にする必要はありません。六曜はもともと中国から伝わってきたもので、神道とはまったく関係がないからです。お宮参りを行う日は、大安でなければいけないという決まりはなく、友引や仏滅に行くことも問題ありません。

そのため、六曜はあくまで日取りを決める際の参考程度でよいとされていますが、なかにはこうした縁起を気にする方もいます。参拝に参加されるご家族に、あらかじめ伝えておくとよいでしょう。

一生に一度のお宮参りは、子どもの生誕と、健やかな成長を願って行うものです。その点を踏まえてスムーズに行えるように、ご家族との話し合いをしておくことが大切です。


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お宮参り当日までの流れは?

お宮参りをスムーズに行うためにも、事前に流れを把握しておくことが必要です。

1.お宮参りの日程決め

お宮参りの日程は、先述のとおり生後30日以降に行うことが多いです。ただし、地域によっても異なるため、とくに決まりはありません。生まれた時期や気候によって、日程を決めるとよいでしょう。最近では、1か月検診を終えたあとに行うケースも増えてきています。
時期によっては、産後の母親と赤ちゃんに負担がかかってしまう可能性もあります。生後の日数にこだわらず、無理のないスケジュールにすることが重要です。また、参拝する家族の都合も確認して、日程を調整するとよいでしょう。

2.お宮参りに行く神社・お寺を決める

赤ちゃんが生まれたら、その土地の守り神である氏神様に、無事に出産した報告と健やかに育つように願いをかけます。そのため、子どもが育つ場所である自宅近くの神社に参拝するのが一般的です。
なかには、記念撮影をする写真館が提携している神社を選ぶ場合もあるでしょう。また、生まれた地域ではなく、ゆかりのある土地や両親どちらかの故郷で行うケースなど、時代の流れとともに多様化しています。

とはいえ、やはり母親と赤ちゃんの負担がない場所を選ぶことを第一にしましょう。神社によっては、七五三など行事のある時期や土日などは、予約が埋まってしまうこともあります。余裕をもって、可能であれば早めの予約をおすすめします。

3.お宮参り当日に着ていく服装を決める

お宮参りで赤ちゃんに着せるのは、白羽二重または白いベビードレスです。寒さや紫外線防止のためにも、帽子があるとよいでしょう。
また、衣装の汚れをふせぐために、よだれかけも必要です。刺繍などが入っていると、写真映えするためおすすめです。そして、産着と呼ばれる祝い着を赤ちゃんに着せます。

母親の服装は、主役の赤ちゃんよりも格の低い着物である訪問着や留め袖にすることが一般的です。ただし、授乳や産後の体調がすぐれない場合は、ワンピースの着用でも問題ありません。
男性の服装は、ビジネススーツや、着物であれば派手過ぎない無地のものを選ぶとよいでしょう。白のワイシャツに、紺系またはダークグレー系のスーツを合わせるのが一般的です。

4.食事会の前準備

お宮参りの後は、参拝してくれた方を招待して食事会をするのが一般的です。自宅での食事会は赤ちゃんのお世話をするのに便利ですが、準備や後片付けの負担を軽減するために、ケータリングや仕出しなどの利用がおすすめです。
一方で、レストランなどを利用する場合は事前予約が必要です。和室であれば、赤ちゃんを寝かせることもできるでしょう。さらに個室であれば、気兼ねなく食事ができるメリットがあります。

食事会は、必ずしも行わなければいけないものではありません。しかし、両家の親睦を深める、縁起を担ぐ意味でお祝い膳を一緒にいただくなど、さまざまな意味が含まれています。お店によっては、慶事用の食事を出してもらえる場合もあります。

5.お宮参りの記念撮影準備

記念撮影は、お宮参りの前後に行うのが一般的です。しかし、母親や赤ちゃんの体調に合わせて、別の日に撮影するケースもあります。カメラマンが神社に出張して撮影することもあるでしょう。
photo efyでは、スタジオ撮影とロケ撮影のほか、衣装やアルバムなどの商品がセットになった「ロケ撮影セット」プランがおすすめです。もしも天候が悪い場合は、前日まで再調整ができるようになっており、指定の神社であれば出張費は無料で撮影できるのもメリットのひとつです。

さらに、ご家族の衣装レンタルもオプションで追加できるため、自分で用意する必要がありません。お宮参りの写真だけではなく、1歳までの健やかな成長を写真に収めて残せるよう、さまざまなプランが用意されています。

お宮参り当日の流れ

お宮参りは、ご祈祷の受付から始まります。初穂料のお渡しから祈祷後の食事会など、それぞれおさえておきたいポイントを解説します。

ご祈祷の受付を済ませる

神社でお宮参りを行う際は、まずは社務所にて受付を行います。予約時間前に受付をすませられるように、余裕をもって到着したほうがよいでしょう。
一般的には、受付順にご祈祷が行われることが多くあります。また、神社への謝礼である初穂料を受付で渡すこともあります。

受付を済ませたら、呼ばれるまで待機します。合格祈願や厄除け祈願など、初詣の時期の場合は、混み合う可能性があります。授乳やおむつ替えなどは、タイミングをみてすませておくとよいでしょう。

神社によって初穂料を渡すタイミングが異なる

神社への謝礼として、初穂料の用意が必要です。金額は、5,000円から1万円が相場 とされていますが、神社によっては初穂料の金額が決められていることがあります。事前に、祈祷する神社に電話で問い合わせるか、ホームページなどで確認するとよいでしょう。
なかには「お気持ち程度」としている神社もあります。また、祈願料または玉串料と分けている場合もあるので、こちらも確認しておくと安心でしょう。

初穂料は、熨斗に包んでお渡しするのがマナーです。子どもの行事は何度繰り返してもよい慶事であることから、紅白蝶結びの熨斗袋を用いましょう。熨斗袋には赤ちゃんの名前をフルネームで書き、読み間違われないようにふりがなも書いておくことをおすすめします。

ご祈祷

受付したら、しばらく待機することになるでしょう。順番がまわってきたら、本殿または祈祷所に移動します。
祈祷は、ほかの家族と一緒に行われる場合もあります。その際は、順番に赤ちゃんの名前と住所が読み上げられていきます。祈祷は、祝詞の読み上げなどで20分から30分程度 の時間がかかるでしょう。

神社によっては、お神酒と呼ばれる日本酒を飲むこともあります。しかし、お酒が飲めない方や授乳中などであれば、飲む仕草だけでもかまいません。お作法は神社で説明してもらえるため、心配する必要はないでしょう。
また、祝詞のあとに「お下がり」と呼ばれるお守りや縁起物などをお土産として受け取ることがあります。神社によって内容が異なるほか、こうしたお土産が用意されていない場合もあるでしょう。

食事会

お宮参りの後は、参拝してくれたお礼として参加者を食事会に招待するのが一般的です。自宅の場合は、ある程度準備や片づけをする必要があります。とはいえ、慣れている場所のためリラックスして食事を行いやすく、デリケートな赤ちゃんにも負担が少ないことがメリットです。
一方で、レストランであれば、もてなす側の負担が軽減されるでしょう。慶事用の食事を用意してもらえる店もあるため、事前の確認をおすすめします。家族と一緒に縁起を担ぐ食事を取ることで、親睦も深められるでしょう。

また、和室であれば赤ちゃんを寝かせられ、個室なら周りに気兼ねなく食事ができます。こうした食事会は、2時間程度が一般的です。

ご近所へのあいさつ回り

お宮参りのタイミングで、赤ちゃんのお披露目としてご近所へあいさつ回りを行う家庭もあります。参拝後や記念撮影後、または食事会のあとで行う場合が多いでしょう。普段からお世話になっている方や、親しい方へのあいさつのタイミングとしてもおすすめです。
しかし、生後1か月ほどでお宮参りする場合は、赤ちゃんや母親の体調が不安定である可能性があります。無理せずに、ご家族と相談のうえで日程を決めることをおすすめします。

近所に親戚がいる場合は、お宮参りの前にあいさつ回りをする場合もあります。地域によっては、ご祝儀を結んでいただいてお祝いしてもらえることもあるでしょう。

お宮参りの場所と選び方のポイント

お宮参りの祈祷は、赤ちゃんが育っていく土地で行わないケースもあります。ただし、長距離移動は、赤ちゃんや母親の体に負担がかかるため注意が必要です。

母子に負担がかからない場所

生まれたばかりの赤ちゃんや産後の母親にとって、お宮参りは体に負担がかかります。そのため、二人の体調を考慮したうえで、日程を決めたほうがよいでしょう。
お宮参りの時期はもちろん、参拝場所についても、無理のないスケジュールを立てることをおすすめします。赤ちゃんにとって、それぞれの祖父母とも相談して決めるとよいでしょう。

長時間の移動が避けられる場所

生後間もない赤ちゃんが一緒の場合、公共機関を利用しての長時間移動は、なるべく避けたほうが無難でしょう。なぜなら、赤ちゃんのおむつ替えをしたり、泣き止まなくて周りに気を遣ったり、授乳にも困る場合もあるからです。

また、赤ちゃんだけではなく、産後間もない母親の体調が快復していない可能性もあります。そのため、なるべく体の負担がかからないように配慮してあげることも必要です。

外出する際には、赤ちゃんに関する荷物も多くなります。飛行機や高速バスなどでの長距離移動は、可能な限り避けるようにしましょう。

事前予約が可能か確認する

お宮参りをするにあたり、正式な参拝や祈祷をするのであれば、事前予約について確認したほうがよいでしょう。神社によっては、当日受付をしていないところもあります。また、事前予約を受付していない場合は、長時間並んで待つ可能性もあるため、注意が必要です。
さらに、お宮参りの時間を午前中に行うか、午後に行うかも検討が必要になります。季節によっては、気温の差が大きくなることもあります。赤ちゃんや母親の体調を考慮して、予約時間を決めるようにしてください。

有名な神社では、初詣や七五三などほかのイベントの開催時期や土日などの連休は、予約が埋まってしまう可能性もあります。そのため、希望の日程が決まったら、早めの予約をおすすめします。

授乳・おむつ替えスペースがあるか確認する

事前受付をしていない場合は、祈祷の順番がくるまで、長時間並んで待たなければいけない可能性があります。また、予約していても待ち時間は多少あるでしょう。
待っている間に、おむつ替えや授乳などをしなければならないこともあります。そのため、神社などの施設内に、おむつ替えスペースや授乳室があると便利です。

神社やお寺のホームページに、施設の情報が掲載されている場合もあるため、事前に確認するとよいでしょう。もしも情報がなければ、電話で問い合わせしておくと安心です。ほかにも、ベビーカー置き場や階段の有無など、気になる点があれば確認しておきましょう。

混雑時期を避ける

神社やお寺では、ほかの一般行事も執り行っているため、時期によっては混雑が予想されます。たとえば、初詣時期や受験シーズン、七五三、土日や祝日を含む連休などは多くの参拝客が訪れます。
六曜を参考にして、大安を選ばれるご家庭も多くあります。さらには、天候がよい春先や、夏の暑さが収まってきた秋口なども混み合う可能性があるでしょう。また、お宮参りの後に食事会を予定している場合は、午前中の参拝をする方で混み合うこともあります。

最近では、お宮参りの時期についてとくに決まりがないため、赤ちゃんと母親の体調に合わせることが大切です。1か月後検診に合わせるほか、お食い初めの100日に行うケースも多くあるため、ご家族で相談して、良き日を決めるとよいでしょう。

お寺で初参りをする

お宮参りは、子どもが育つ土地の氏神様に赤ちゃんが生まれた報告と健やかな成長を願って行う儀式です。そのため、神社への参拝をするのが一般的となっています。
しかし、お寺でも「初参り」または「お礼参り」の祈祷を行っているところも多く、お宮参りと同じ意味合いをもちます。お寺の方が縁深いという方もいるため、どちらで行ってもよいとされています。

また、ご家庭や地域によっては、神社でのお宮参りは行わないとしている場合もあります。その土地の風習を調べ、ご両親に相談したうえで決めるとよいでしょう。
なお、祈祷を受けずに参拝だけする方法もあります。その際は、神社での通常の参拝と同じく、お賽銭を入れてお祈りします。

レストランが併設されている神社やお寺を確認する

神社やお寺によっては、お宮参りに参加してくれた方との食事会などのために、お食事処やレストランが併設されているところもあります。参拝してからすぐに食事会場へ移動できれば、赤ちゃんと母親の負担も減るでしょう。
個室ならば、周りを気にせずに写真撮影などもできます。併設されたレストランを利用するかどうかは、費用とあわせて検討するとよいでしょう。

お宮参りにふさわしい服装の選び方

主役である赤ちゃんとスタイルを合わせることが大切です。それぞれの立場にふさわしい服装選びをするようにしましょう。

赤ちゃんの正装

お宮参りの正装としては着物が一般的ですが、ベビードレスなどの洋装で行う方もいるため、ご家族と相談のうえで決めるとよいでしょう。
赤ちゃんには白羽二重を着用させ、その上に産着と呼ばれる祝い着をかぶせます。産着は、男の子と女の子によって柄や色が異なります。

男の子であれば、黒や紺、灰色や白色とし、柄は鷹や兜、龍が一般的でしょう。一方で女の子は、赤色か桃色に、花車や毬、牡丹の柄が多いのが特徴です。よだれかけがあると、衣装を汚す心配がありません。
また、暑い夏の時期や、逆に寒い冬の場合は、赤ちゃんの体調を考慮する必要があります。そうした場合は、祈祷の際や写真撮影時のみ着物にしてもかまいません。

母親の服装

母親の服装は、赤ちゃんとスタイルを合わせるとよいでしょう。着物であれば、訪問着や色留め袖を選ぶとよいでしょう。過度な華やかさは必要ありません。
とはいえ、正装である着物は普段気慣れていない方も多くいます。そのため、無理に和装にする必要はなく、授乳のしやすいワンピースやスーツの着用でもかまいません。

ただし、肌が露出するデザインの服装はマナー違反です。夏の時期は、クーラーで冷えてしまわないように、カーディガンなどを用意しておくと安心です。
お宮参りの記念撮影は和装にし、参拝は洋装にするケースも多くあります。母親の体調によって服装を選ぶとよいでしょう。

父親の服装

父親の服装は、赤ちゃんに合わせて和装にする場合もあります。その際は、無地の着物や羽織を選び、派手なデザインは控えたほうがよいでしょう。
また、赤ちゃんが着物であっても、ビジネススーツやフォーマルスーツの着用でもかまいません。色は、グレー系や紺系がよいでしょう。白いワイシャツとあわせて着用するのが一般的です。

お宮参りに合わせて仕立てする場合、その後の使用頻度も考慮したうえで、スーツの生地を検討したほうがよいでしょう。ただし、カジュアルすぎる服装は避けるようにしてください。

きょうだいの服装

きょうだいの服装は、赤ちゃんと統一感が出るものがよいでしょう。とはいえ、兄弟が多い場合、新たに用意するには費用面でも負担がかかってしまいます。
幼稚園や学校などの制服があれば、それを着用してもかまいません。きょうだいの年齢によっては、着心地の悪い洋服を着用させることで、ストレスを感じてしまう可能性があります。

また、季節によって、通気性の良い素材や防寒性の高い服装にする必要もあります。とはいえ、フォーマル感があって、全体的に統一感が出るような服装を選んだほうがよいでしょう。
記念撮影をする場合、兄弟の衣装をレンタルできる場合もあります。予算を考慮し、フォトスタジオで相談してみてもよいでしょう。

祖父母の服装

祖父母の服装も、赤ちゃんと統一感のあるものを選ぶのが一般的です。祖父の場合は、父親と同様にスーツを着用する場合が多いでしょう。フォーマル感のある濃紺や灰色系の色であれば問題なく、白シャツに、ネクタイも白または淡い色がおすすめです。
一方で、祖母の場合も母親と同じく、赤ちゃんよりも格式の低い服装を選びましょう。黒留め袖や色留め袖、スーツまたはワンピースのどれでもかまいません。赤ちゃんを抱っこする場合もあるため、落ち着いた服装がおすすめです。

また、両家の祖父母が参加するのであれば、服装やスタイルの格式に差が出ないようにすることも必要です。主役である赤ちゃんを引き立たせ、参加者も含めて統一感が出るように、事前に相談するようにしましょう。

持参すると便利なもの

赤ちゃんとの外出時には、あらゆる状況に備えるため、さまざまなアイテムを持参する必要があります。ここでは、お宮参りの際にあると便利なものをお伝えします。

赤ちゃん用の持ち物リスト

お宮参りは、生後30日ごろに行うのが一般的です。お食い初めの100日に合わせる場合もありますが、赤ちゃんに関する荷物は、決して少ないとはいえません。
たとえば、おむつを交換するために、おしりふきやビニール袋のセットは必要です。また、授乳のために、授乳ケープや母乳パットもいるでしょう。ミルクであれば、粉ミルクや哺乳瓶、熱湯と白湯を入れる魔法瓶は2本以上必要です。

さらに、季節によっても準備物は変わってきます。夏の時期は、汗をかいたときの着替えや、クーラーなどで冷えないように上着が必要です。また、赤ちゃん用の日焼け止めや、日傘などがあると安心でしょう。
冬の季節であれば、風邪をひかないように防寒対策が必要です。赤ちゃん用のポンチョや上着のほか、ブランケットもあるとよいでしょう。

着替えのほかにも、よだれかけの替えもあると安心です。また、タオルやガーゼ、抱っこ紐におもちゃなどもおすすめです。

まとめ

お宮参りは、その土地の氏神様に、赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝と、健やかな成長を願う儀式です。まずは、赤ちゃんと母親の体調を最優先にして、日程を決めることが大事です。
ご家族の服装は、主役である赤ちゃんのスタイルに合わせましょう。しかし、母親の体調によって、お宮参りはワンピースなどの洋装にして、記念撮影は着物で行うケースもあります。

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