ニューボーンフォトはいつまでに撮るべき?撮影のタイミングやアイデア紹介

2025年1月10日
ニューボーンフォトはいつまでに撮るべき?撮影のタイミングやアイデア紹介

SNSの発達により、年々注目が集まる「ニューボーンフォト」ですが、一体いつまでの姿を撮影するのが正解なのでしょうか?また、ニューボーンフォトを撮影するにはいつ頃予約すればよいのか、同時期に催される「お宮参り」とは何が違うのか、疑問がたくさんあるかと思います。

本記事では、ニューボーンフォトの撮影時期などの基礎知識から、素敵なニューボーンフォトを撮影するコツなどについて解説します。ぜひ参考にしてください。

ニューボーンフォトはいつまでに撮るべき?

ニューボーンフォトとは、生まれたばかりの赤ちゃんの記念写真です。ヨーロッパには、赤ちゃんが無事に生まれたことを、写真付きのハガキで友人や親戚に報告する「バースアナウンスメント」という習慣があり、そこから派生したものだとされています。
ニューボーンフォトの要は「新生児らしさ」です。ほんの一瞬である新生児期を写真におさめておくことに意味があります。では具体的にいつまでに撮ればよいのでしょうか。

新生児期を過ぎてしまったらダメ?

ニューボーンとは「新生児期」のことで、生まれた日(生後0日)から生後28日未満までの約4週間を指します。したがって、ニューボーンフォトの撮影時期も生後28日目まで、とりわけ生後7日から14日ほどの時期に撮影すると、より新生児らしさのある写真が撮れます。

生後間もない赤ちゃんは体が柔らかく、大きさも胎内にいた頃から大幅には変わりません。そのためお母さんのお腹にいた時と同じポーズを再現できます。
生後30日を過ぎると赤ちゃんはどんどん成長し、見た目も大きさも変化します。肌つやや顔つきなどに顕著な変化がみられ、新生児感が失われるため、誕生したての雰囲気を写真におさめておきたいのでしたら、早めに撮影することをおすすめします。

ただし、生後1週間前後では、お母さんの体調も十分に整っていない場合があります。幸せなフォト撮影のためには、母子共に体の負担になってしまうシチュエーションは避けるべきです。撮影スケジュールは、赤ちゃんの成長具合とお母さんの体調を考えて立てましょう。

もし新生児期を過ぎてしまったとしても、赤ちゃんの今しかない姿には変わりありません。あまりこだわり過ぎず、ベビーフォトとして素敵な一瞬を写真に残しましょう。

いつまでに予約する?

ニューボーンフォトの予約は、出産前に済ませておくことをおすすめします。出産後の予約となると、予定が埋まっていて、新生児期に撮影できないことも考えられます。
また、出産後の生活は想像以上に忙しく、フォトスタジオを探したり衣装を考えたりする余裕はないでしょう。育児に奮闘しているうちに、あっという間に新生児期は過ぎてしまいます。

しかし、出産前にカメラマンやフォトスタジオ選びを始めておけば、料金やサービス内容の比較検討、衣装・小物選びに時間をかけられます。
また、自宅への出張撮影は予想以上に撮影枠が少ないことがあります。希望するフォトスタジオに依頼できるよう、早めの準備を心がけましょう。

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ニューボーンフォトとお宮参り撮影との違い

日本にも新生児期を過ぎる頃に神社にお参りをする「お宮参り」という文化があります。一般的には、生まれた赤ちゃんとその両親、祖父母が一緒に神社を訪れ、産着と呼ばれる祝い着を赤ちゃんにかけて、地元の氏神さまやご先祖さまにお参りをし、無事に成長していることを知らせる文化です。

その際に祈祷を頂いたり、写真館で撮影をしたりするのが一般的なお宮参りの過ごし方です。混同されがちなニューボーンフォトとお宮参りの違いについて整理しておきましょう。

撮影時期

お宮参りもニューボーンフォトも、撮影時期は生後1か月頃の新生児期が目安となります。ただし、お宮参りは生後1か月を過ぎた頃で、男の子は生後31日目から32日目、女の子は生後32日目から33日目とされています。
また、これは伝統にのっとったお参りの日取りですが、現代では必ずしもこの日に限定する必要はなく、親子の体調などを考慮して生後1〜3か月の間に行う人が多くなっています。

一方、ニューボーンフォトの撮影時期は生後1か月までの新生児期とされており、生後7日から14日頃までに撮影する人が多いです。

衣装

お宮参りの衣装は「白羽二重(しろはぶたえ)」という白い着物の上に、華やかな祝い着を羽織るのが伝統的なスタイルです。祝い着の柄は、男の子は鷹や兜、龍、寅など勇ましいモチーフが織り込まれた「熨斗目模様(のしめもよう)」、女の子は蝶や花などたおやかで美しい「友禅模様(ゆうぜんもよう)」が定番です。

最近では、白羽二重の代わりに白いベビードレスを着せる方も増えています。親族から受け継いだ祝い着を持ち込む場合もありますが、お宮参り撮影を行っている写真館では、レンタルの祝い着や産着が用意されている場合がほとんどです。
ニューボーンフォトの衣装は自由で、おくるみ姿や家族でおそろいの衣装、生まれたときに着せたベビードレスなどが人気です。

場所や撮影方法

お宮参りは神社にお参りをする行事なので、そばにある写真スタジオや神社で撮影する場合がほとんどです。撮影許可がもらえる神社では、出張撮影のカメラマンに来てもらう方も多いようです。
ニューボーンフォト撮影のバリエーションはさまざまで、写真スタジオや自宅への出張撮影、またニューボーンフォト用の背景や小物のキットを自分で揃えて、セルフ撮影するのも人気です。

素敵なニューボーンフォトを撮るためのコツ

プロのカメラマンにすべておまかせで撮ってもらう、ということも可能ですが、より完成度の高い写真を求めるなら、撮りたい写真をイメージして、こだわりポイントを足すことをおすすめします。

ここからは、より素敵なニューボーンフォトを撮るためのコツを3つ紹介します。

写真のイメージを決めておく

ニューボーンフォトの主役は赤ちゃんです。赤ちゃんに負担をかけないためにも、撮影はなるべく迅速に済ませるのがよいでしょう。そのために、写真のイメージは事前にしっかりと決めておきましょう。

プロのカメラマンへ依頼したとしても、事前のヒアリング時に写真のイメージや求める仕上がりについて聞かれますので、SNSなどの投稿を参考に「全体的にこんなトーンにしたい」「こんなアイテムを使いたい」など、具体的なイメージを持っておくと打ち合わせがスムーズに進みます。

自宅への出張撮影を依頼する場合を想定して、撮影場所を決めておくことも大切です。できれば新生児の神秘的な姿が引き立つような、自然光の入る部屋を選ぶことをおすすめします。部屋の向きによって光が入るタイミングが変わるので、一日のうちでいつごろが最適な光加減になるのかも含めて、撮影場所を選択するようにしましょう。

かわいいポーズで撮影する

やはり赤ちゃんがもっともかわいく見えるポーズで撮りたいと誰もが考えるでしょう。おくるみ姿で赤ちゃんの小ささを強調する、またはうたたねしているようなポーズがかわいらしくて人気です。

赤ちゃんの顔や全身を写すのとは別に、手や足といったパーツにフォーカスした写真も、ニューボーンフォトの醍醐味です。新生児期の手足は、乳児期とはまた違ったサイズや質感で、今だけの大切な記録になります。

赤ちゃんの手と一緒に両親や兄弟の手を入れる、家族みんなで寝転んだ姿を撮影する、兄弟に抱きしめてもらうなど、家族の愛情があふれるシーンを撮影するのもおすすめです。

また、家族や兄弟で衣装を統一する、コーディネートをリンクさせるのも人気のアイデアです。

こだわりの小物と一緒に撮影する

もうひとつおすすめしたいのが、小物へのこだわりです。赤ちゃんだけでも素敵な写真になりますが、新生児期にしか使えないサイズの帽子や、ファーストトイなどと一緒に撮影すると、あとから見返したときに成長を感じられるでしょう。

また、天使の羽を背負ってもらう、同じくらいの大きさのぬいぐるみと一緒に撮る、お花や王冠など衣装の雰囲気に合わせた小物を用意するのも素敵です。小物の色やテイストは、衣装やおくるみ、帽子などに合わせると、統一感のある写真に仕上がります。

家族の思い出である結婚指輪やエコー写真、ベビーリングを添えるのもおすすめです。赤ちゃんが生まれるまでのヒストリーが感じられるような1枚になるでしょう。
ただし、赤ちゃんを傷つけないよう、どんな小物を使うときも最善の注意を払ってください。

ニューボーンフォト以外のおすすめ撮影タイミング

ニューボーンフォトに適した時期は、非常に短いうえに、生まれたての赤ちゃんのお世話に翻弄される時期でもあります。慌ただしく過ごしているうちにニューボーンフォトを撮り損ねてしまうこともあるでしょう。

赤ちゃんにはニューボーンフォト以外にも、記念に撮影しておくべきタイミングがたくさんあります。代表的なものを紹介しますので、ぜひチェックして次なるタイミングに備えましょう。

生後30日・お宮参り

前述にもあるように、生後1か月を超えたあたりで神社にお参りをする「お宮参り」という文化があります。お宮参りでは、赤ちゃんと一緒にその土地の神さまにごあいさつし、健やかな成長を祈願します。

伝統的には男の子は生後31日目から生後32日目、女の子は生後32日目から生後33日目の間に行うこととされていますが、お母さんや赤ちゃんの体調に合わせて日程を調整しましょう。また、お宮参りでは、赤ちゃんに伝統的な和装を着せての撮影が人気です。

生後100日・お食い初め

お食い初めは「百日祝い」とも呼ばれ、生後100日が経った際に、「今後の人生で食に困らないように」という願いを込めて食事をする行事です。鯛の尾頭付きなどを赤ちゃん用に盛り付けたお祝い膳を用意し、両親がお箸で食べさせるまねをします。

メニューは地域などによって諸説あり、住んでいる地域や家の伝統などを調べて準備します。料理を作るのが難しいときは、通販のお食い初めのセットを注文する、またはお食い初めプランのあるホテルや料亭、個室のレストランなどに行く方が多いです。

親族で集まって、ゆったりとお祝いの食事をしたり写真撮影をしたりすれば、思い出深い一日になるでしょう。

生後6か月・ハーフバースデー

「ハーフバースデー」では、1歳の半分(生後6か月)を祝います。ちょうど離乳食を始める方が多いタイミングでもあるので、離乳食ケーキを作ったり、部屋をかわいく飾り付けてパーティー風に写真を撮ったりする、近年人気の行事です。

生後6か月頃は、動きが増えてきて、表情も豊かになります。お祝い用のドレスやデコレーションキットなども販売されているので、楽しくパーティーをして、たくさん写真を撮れるチャンスです。SNSなどを見て、アイデアの参考にしてもよいでしょう。

月齢フォトもおすすめ

1歳になるまでの間、毎月赤ちゃんが生まれた日にちに写真を撮る「月齢フォト」も、成長の過程がリアルに楽しめておすすめの撮影タイミングです。
月齢フォトで人気の撮影スタイルは、おむつで数字を作って撮影する「おむつアート」や、赤ちゃんの体に数字のモチーフを足す、または赤ちゃんの体を数字の一部のようにデコレーションをする「寝相アート」が人気です。

数字が印刷されたシーツやブランケットを使ったりするのも素敵です。また、ずっと同じぬいぐるみやバスケット、おもちゃを赤ちゃんのそばに添えておくと、どれくらい成長したのかが一目でわかる記録になります。
月齢フォトは、自宅でセルフフォトとして撮影するお父さんお母さんがほとんどです。おうちでカジュアルに撮る、慌てて準備する、などの他愛ない日常の一コマも含めて、よい思い出になるでしょう。

立派なカメラや機材などは必要ありませんが、毎回撮影スタイルは変えずに赤ちゃんを真俯瞰の構図から撮ることで、成長が比較しやすくなるのでおすすめです。赤ちゃんの機嫌が良いタイミング、明るい時間帯に撮影しましょう。
1年間撮り続けた月齢フォトを冊子にまとめ、素敵にデコレーションして、双方の両親にプレゼントしても喜ばれます。将来、ぜひお子さんにも思い出話と一緒に見せてあげてください。


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まとめ

新生児期特有のかわいさを写真に残すのが、ニューボーンフォトです。撮影できるタイミングが短い期間に限定されてしまうので、ぜひ出産前から計画を練ることをおすすめします。

フォトエフィーでは「BABY BOOTH」と提携し、ニューボーンフォトの出張撮影を行っています。カメラマンと助産師でお宅を訪問・撮影するサービスとなっており、赤ちゃんへの接し方や、出産後のお母さまの心情に寄り添えるようスタッフ全員が助産師研修を受けております。

また、その後のお宮参りの撮影も、同じく助産師研修を受けたスタッフが担当するため、安心してお任せいただけます。

プロカメラマンと助産師がペアになって赤ちゃんのかわいい写真を撮影します。出産後のお悩みもご相談いただけるため、ぜひご覧ください。

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