お宮参りで必要な持ち物は?あると便利なものと一緒に解説
お宮参りは赤ちゃんにとって大切な初めての行事ですが、必要な持ち物や準備が多くて不安になることもあるでしょう。事前に確認を怠ると、当日慌ててしまうことになりかねません。
赤ちゃんの大切なイベントをスムーズに進めるためにも、早めに必要な準備や持ち物をチェックしておきましょう。
この記事では、お宮参りで必要な持ち物に加えて、あると便利なものについて紹介します。また、持ち物に関する注意点やお宮参り当日までの流れについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
このコラムの目次
お宮参りとは、赤ちゃんが生まれて初めて神社やお寺に参拝し、健やかな成長を願う日本の伝統行事です。スムーズに当日を迎えるため、お宮参りに必要な持ち物は早めに確認しておくとよいでしょう。
ここでは、お宮参りで必要な持ち物について解説します。
お宮参りでご祈祷を依頼する場合、初穂料(はつほりょう)が必要です。初穂料は、ご祈祷を受ける神社やお寺に納める奉納金のことです。ご祈祷は行わず参拝のみの場合は、初穂料は不要です。
金額は、一般的に5,000円から10,000円程度が相場とされています。神社やお寺によっては、あらかじめ金額が決められているところもあるため、ホームページなどで事前に確認しておくとよいでしょう。
初穂料を用意する際は、新札を使用します。お祝い事であるため、紅白の蝶結びののし袋を使用し、表書きには「初穂料」「御初穂料」などを記載し、赤ちゃんの名前も書きましょう。
赤ちゃんとの長時間の外出となるため、お世話セットを忘れてはいけません。外出に慣れていない赤ちゃんが安心できるように、普段から使っているおくるみやお気に入りのアイテムを持参することをおすすめします。
また、混雑具合によっては予想より長い時間かかる可能性もあるため、お世話に使うものは多めに準備するようにしましょう。
・オムツセット(オムツ・おしりふき・ゴミ袋・オムツ替えシート)
・授乳セット(粉ミルク・哺乳瓶・ミルク用の熱湯と白湯・授乳ケープ)
・着替え
・タオル・ガーゼ・おくるみ
・抱っこひもやベビーカー
初めて訪れる場所では、オムツ交換できる場所や授乳できる場所があるかを確認しておくことも大切です。必要になった際に慌てないように、事前に確認しておきましょう。
お宮参りの季節によっては、必要なアイテムを追加することでより快適に過ごせるようになります。春や秋のような過ごしやすい季節は、気温の変化に対応できるように薄手の羽織ものを用意するとよいでしょう。
夏であれば、下記のような暑さ対策が有効です。
・扇子
・保冷剤+タオル
・日傘や帽子
・日焼け止め
お宮参りでは、抱っこで過ごす時間が長く熱がこもりやすくなるため、扇子や保冷剤など体を冷やせるアイテムは必須です。
外にいる時間が長くなりそうな場合は、日傘や日よけ付きのベビーカーがあると便利です。日焼け止めを使用する場合は、赤ちゃん用の日焼け止めにしましょう。
一方、冬であれば、寒さ対策が必要です。
・レッグウォーマーや靴下
・ブランケット
・赤ちゃん用ケープ
祝い着の上からかけられるサイズのポンチョやおくるみもおすすめです。
赤ちゃんは体温調節が苦手で、暑さや寒さを主張することもできません。赤ちゃんの様子をこまめに確認し、外の暑さや寒さ対策だけでなく、屋内に入った際に調節しやすいものを用意しましょう。
お宮参りに行く際に、必須ではないけれどあると役に立つものもあります。これまで過ごしていた自宅とは違い、慣れない外出で赤ちゃんがぐずってしまうことも考えられます。
また、お宮参りでは普段と違う様子を写真に収めたいという場面も多くあるでしょう。少しでもお宮参り当日を楽しく快適に過ごすために、持っておくと便利なグッズについて紹介します。
お宮参りでは、待ち時間が長くなる可能性もあり、普段と異なる環境にいることで、赤ちゃんがぐずったり泣き出したりすることもあります。赤ちゃんの落ち着きを取り戻すため、おもちゃを持っていくとよいでしょう。ただし、ご祈祷中に音が鳴ってはいけないため、音が出たり光るものは避けましょう。
赤ちゃんが普段から好んでいるお気に入りのおもちゃで、布製のおもちゃや木でできたおもちゃがおすすめです。赤ちゃんが集中できる小さな鏡などもよいでしょう。
赤ちゃんのお宮参りは一生に一度のため、家族写真を残しておくことをおすすめします。写真に残しておけば、当日参加できなかった祖父母など親族に見せられるのもメリットです。
お宮参りでは、お母さんやお父さんも正装していくことが多いでしょう。三脚を持っていくことで、正装した赤ちゃんも含め、全身を写したいつもとは違う家族写真を撮影できます。ぜひ家族の全身ショットを撮影してみてください。
フォトスタジオのなかには、お宮参りの出張プランを扱っているところもあります。家族で参拝する自然な姿を残したい場合は、撮影をお任せするのもよいかもしれません。
赤ちゃんの汗やミルクを拭く際に使うなど、日常的に使用しているものはお宮参りでも必須のアイテムです。普段使用しているものでもよいですが、祝い着に合わせて白のハンカチを持っていくと違和感なく使用できます。
また、ガーゼやハンカチで顔を隠して遊ぶだけでも気分転換になるため、おもちゃの代わりとしても使えます。用途も多く便利なため、予備を多めに持っていくと安心でしょう。
スマートフォンで写真をたくさん撮る場合、バッテリー切れに注意が必要です。たくさんの瞬間を写真に収めたかったのにバッテリー切れで撮れなかった、などということがないように、モバイルバッテリーを持参しましょう。
カメラを使用する場合、モバイルバッテリー以外にも、予備のバッテリーがあると安心です。撮りたい写真を我慢しなくて済むように用意しておきましょう。
ベビードレスや白羽二重などの祝い着を汚さないために、よだれかけがあると安心です。レンタルしているものであれば、余計に汚さないかと気になってしまうかもしれません。お宮参りに集中して楽しく過ごすためにも、よだれかけがあると安心でしょう。
お宮参りは長い時間がかかるため、予備のよだれかけも準備しておきましょう。
また、夏や暑い季節は、日差しから守るために帽子が有効です。帽子は、寒い日には防寒として使用することもでき便利なアイテムです。季節を問わず、カバンにひとつ入れておくとよいでしょう。
フォト・エフィーでは、お宮参りの記念撮影プランをご用意しています。
プロカメラマンと助産師がペアになって赤ちゃんのかわいい写真を撮影します。
出産後のお悩みもご相談いただけるため、ぜひご覧ください。
お宮参りに必要な持ち物を確認した上で、注意すべきことも把握しておきましょう。
赤ちゃんを連れての長時間の外出は、準備するものも多く、お宮参りではさらに荷物が多くなりがちです。お宮参りでの負担を少しでも減らすために、必要な対策を知っておきましょう。
初穂料やスマートフォン、財布などの貴重品は、すぐに取り出せる場所にしまっておきましょう。赤ちゃんのお世話に使うガーゼやあやすためのおもちゃも取り出しやすい場所がおすすめです。
赤ちゃんを抱っこしながらのお出かけでは、リュックを使用すると両手が空いて便利ですが、荷物の取り出しやすさはトートバッグの方が上回ります。さっと取り出したいものは、トートバッグなど口が大きく出し入れしやすいものに入れておくとよいでしょう。
ミルクセットやオムツセットなどのお世話グッズは、必要な場合にまとめて取り出せれば問題ありません。それぞれのセットをポーチなどに入れてカバンの中で分けておくと、必要なポーチだけを取り出せば対応できるため便利です。かさばるものは大きなカバンに入れ、一緒にお宮参りに参加する親族に預けるのもよいでしょう。
正装でお宮参りに行く際に、これらのカバンを持っていくことに抵抗がある人もいるかもしれません。その場合は、正装に合わせたフォーマルなカバンとは別に、赤ちゃんのお世話に使うグッズを入れておくカバンを持っていくなど、カバンを分けることをおすすめします。
赤ちゃんは体温調節が未熟なため、気温の変化に対応するのが苦手です。そのため、屋外の暑さ対策や寒さ対策だけではなく、屋外と屋内で温度差が大きい場合の対策も必要です。
外が暑くご祈祷場所が冷房などで冷える場合は、ブランケットやおくるみがあると便利でしょう。外が寒くてご祈祷場所が暖かい場合は、すぐに脱ぎ着できる上着が便利です。春や秋も急に冷えたり汗ばむ天気になることもあります。調節できる服装を心がけましょう。
急な雨対策には、折り畳み傘をカバンに入れておきましょう。カバンには予備のタオルも入れておくと安心です。夏に限らず日差しが強い場合は、日傘が有効です。晴雨兼用の折り畳み傘を用意しておくのもよいでしょう。
お宮参りの持ち物以外にも事前に確認しておくべきことがあります。ここでは、お宮参り当日に向けた準備について解説します。
赤ちゃんが産まれたら、お宮参りの日にちを決めましょう。男の子は生後31日目か32日目、女の子は32日目か33日目とされていますが、必ずしもこの日を守らなければならないものではありません。
赤ちゃんの1か月検診を目安に、赤ちゃんやお母さんの体調、家族の予定などを考慮して日程を決めましょう。両家の祖父母など招待したい人がいる場合は、早めに日程を伝えることでスケジュールを合わせやすくなります。絶対に招待したい人がいる場合は、先に空いている日程を確認しておくのがおすすめです。
参拝先は、安産祈願をした神社であってもそうでなくても問題ありません。お宮参りは、赤ちゃんの誕生を報告し挨拶をする儀式です。移動が少なく、負担にならない距離にある神社やお寺を選ぶとよいでしょう。
有名な神社やお寺でお宮参りをする場合、ご祈祷の予約が早めに埋まってしまうことも考えられます。日程が決まり次第、早めに予約するようにしましょう。
お宮参りの服装に悩む人もいるのではないでしょうか。和装・洋装のそれぞれの場合の赤ちゃん、お母さん、お父さんの服装について解説します。
和装 | 洋装 | |
赤ちゃん | 白羽二重(しろはぶたえ)の上に祝い着 | ベビードレスの上に祝い着 |
お母さん | 訪問着や色無地の着物 | スーツやワンピース |
お父さん | 紺色、灰色や黒色のダークカラーのスーツ |
赤ちゃんは白羽二重かベビードレスの上から祝い着を着せます。よだれかけも白いものを用意すると統一感がでるでしょう。
お母さんは、洋装の場合も和装の場合も派手でない落ち着いた雰囲気のものを選ぶとよいです。お父さんは、洋装・和装のどちらの場合も、ダークカラーのスーツを着用することで問題ありません。
赤ちゃんが着る祝い着は、写真スタジオでもレンタルできます。その場合は、撮影日と同日のみの貸し出しか、撮影日以外の貸し出しもあるか確認しておきましょう。
記念写真をスタジオで撮影する場合は、事前の予約が必要です。撮影をしてからお宮参りに行くのか、お宮参りに行ってから撮影をするのか考えておきましょう。
セルフ撮影もよいですが、プロによる写真撮影は格別です。一生に一度のお宮参りを綺麗な記録に残してみてはいかがでしょうか。撮影を依頼することに決めた場合、お宮参り当日に撮影するか、別の日に撮影するかを決め、早めに予約しましょう。
お宮参り当日に撮影するメリットは、1日ですべてが完了することです。赤ちゃんも大人も着付けが1日だけでよく、お宮参りに参加した親族を含めた家族写真が撮れます。ただし、写真撮影の時間は赤ちゃんの機嫌によって左右されるため、会食の時間やご祈祷の予約時間は、余裕を持って設定するなど慌てずに済むように対策しましょう。
お宮参りと写真撮影を別日にするメリットは、お宮参り当日のスケジュールに余裕を持たせられることです。一方、祝い着をレンタルする場合、2日分のレンタル料がかかるスタジオもあります。あらかじめ確認しておきましょう。
お宮参り当日に撮影する場合は、赤ちゃんが疲れて眠ってしまう可能性もあるため、お宮参り前の午前中の撮影がおすすめです。午後に撮影する場合は、お昼寝を挟むなど赤ちゃんに負担がかからないように気を付けましょう。
フォト・エフィーでは、撮影から衣装の準備まで、お客様の大切な瞬間をしっかりとサポートします。ぜひお気軽にホームページよりお問い合わせください。
お宮参り後は、食事会を開くことも多くあります。外食の場合は、赤ちゃんを寝かせる場所の有無や、授乳できる場所の有無を確認した上で予約しましょう。外食は、普段赤ちゃんと家で過ごすことの多いお母さんの気分転換にもなります。
自宅の場合は、赤ちゃんやお母さんがリラックスして過ごせる環境で、お世話への負担が少ないのがメリットです。仕出し弁当やケータリングを利用してなるべく準備を減らせると負担が少なくなるでしょう。
お宮参りには、初穂料や赤ちゃんのお世話セットが必要で、季節によっては暑さや寒さ対策も考慮する必要があります。事前に必要なものを確認しておくことで、当日まで落ち着いて準備を進めることができます。
赤ちゃんのおもちゃやカメラの三脚、モバイルバッテリーなど、あると便利なアイテムを準備しておくことで、より快適なお宮参りが楽しめます。
フォト・エフィーでは、お宮参りプランを用意しています。ご家族での記念写真を、スタジオやロケーションなど、多彩なシチュエーションで撮影することができます。撮影した写真の残し方は、データかアルバム、または両方のプランからお選びいただけます。
撮影から衣装の準備まで、お客様の大切な瞬間をしっかりとサポートします。お宮参りの記念に素敵な写真を残したいと考えている方は、ぜひ一度ホームページよりお問い合わせください。