七五三は3歳の男の子でもする?しない?必要なものも紹介
最終更新日:2024年1月4日 13:56
男の子は5歳、女の子は3歳と7歳で祝う七五三は、日本の伝統的なイベントの1つです。子どもの成長を祝う儀式として浸透していますが、近年では男の子が3歳のときでも記念写真を撮るなどお祝いするケースが増えています。
従来と異なるタイミングでお祝いしてもとくに問題はありませんが、いざ3歳の男の子を持つ親としては祝うかどうか迷う方もいることでしょう。そこで七五三は3歳の男の子でもするのか、祝う場合に必要なものなども含めて解説していきます。
このコラムの目次
男の子は5歳で祝うのが一般的な七五三ですが、3歳で祝うケースも少なくありません。というのは、七五三を祝う際の年齢が伝統として伝えられてきたことや、明確に決められているわけではないことが影響しています。
また、東日本では5歳、西日本では3歳と5歳で行う傾向があり、地域によっては3歳・5歳・7歳のすべてのタイミングで行うこともあります。そのため、男の子の七五三は3歳でお祝いしてもとくに問題はないといえるでしょう。
子どもの成長を祝うイベントとして知られる七五三は、平安時代のころ宮中で行われていた儀式が由来だと言われています。
当時は衛生面や医療の未発達などの影響で、子どもの死亡率が高かったため、7歳までの間に成長を祈願してきたことが庶民に広がったとされています。はじめに、それぞれの年齢ごとに行う儀式についておさらいしましょう。
3歳の男女の子どもに行う髪置きの儀は、白髪を模した白い糸や綿で作った白髪を頭のうえに置いて、長寿を祈願する儀式です。平安時代の子どもは生後7日目に髪の毛を剃り、3歳ごろまでは髪を伸ばさずに育てていました。
これは、頭を清潔に保ち病を遠ざける目的があり、3歳以降に健康かつ美しい髪の毛が生えると信仰されていたためです。現代の感覚からすると大胆な印象がありますが、本当に子どもが健やかに育つための儀式であることがわかります。
袴(はかま)は、平安時代では正装として扱われ、これを初めて身につけるタイミングが5歳から7歳ごろとされていました。この袴着の儀を行うことで男の子は少年として扱われ、当時は性別に関係なく行われていましたが、江戸時代に入り男子の儀式とされたために現代でも5歳は男の子の七五三という風習が残っています。
また、天下取りの意味がある碁盤のうえに立ち吉方位を向き、験を担いで縁起のよい左足から袴に足を通すなど、「儀式」としてのルールに則って行われていたとされています。実は皇室でも、男の子の儀式として現存しており、
全国の神社でも碁盤の儀を開催するところが多いです。
帯解きの着はほかの儀式より後の鎌倉時代に制定されたもので、はじめは性別に関係なく9歳ごろに行われていました。子どもが着物を着る際に使う付け紐を取り、帯を初めてしめることを指しますが、ほかに「紐落とし」や「四つ身祝い」などの呼び方があります。
江戸時代になると男の子は5歳で袴着の儀を、女の子は7歳で帯解きの儀を行う流れとなり、男女それぞれのタイミングで大人として扱われるようになりました。3歳で行う髪置きの儀は健やかな成長を願う意味合いが強いのに対し、
袴着の儀と帯解きの儀は江戸時代以降、大人への一歩という意味合いが込められていることがわかります。
ここまで七五三の由来と意味を紹介していきましたが、男の子が3歳のときに祝うことはタブーではないことがわかりました。では男の子が3歳で七五三を祝うメリットにはどんなものがあるのが次で詳しく見ていきましょう。
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3歳の男の子に対し七五三を祝うのは、さまざまなメリットがあります。これからを祝う予定がある方はもちろん、今後の予備知識として把握しておきたい方はぜひ目を通してください。
まず、家族の一大イベントとして思い出になることが挙げられます。普段は着ない着物を着てほかの家族も正装し記念写真を撮ることは、心以外にも物理的な思い出として残すことができます。近年では撮影した写真をデータにしてくれる写真館もあり、パソコンやスマホなど自宅のデジタル機器で観れることや、長期保存もしやすくなっています。
また、撮影後に食事をしたり、神社でお参りをしたりすることも家族の思い出となるでしょう。
七五三は一生のうち多くても3回までの回数限定のイベントです。誕生日やほかの節句などとは異なり、毎年祝うものではないため成長の節目をお祝いできます。しかも、年齢的にかわいい盛りであり、親としては幸せなひとときと言っても過言ではないでしょう。
また、子どもにとってもうれしい記念日になり、家族によろこんでもらえることは楽しい1日になります。場合によっては、親戚を招いて盛大に祝うのもおすすめです。
被布という子ども用の着物を着る機会は、3歳のタイミングのみでしかありません。普段から着物を着せる家庭は多くはないことを考えると、被布を着た姿を見られる絶好のチャンスといえます。もし、被布をレンタルするなら異なる色や柄の写真を撮るなど、楽しみ方の幅も広がります。
あどけないなかにも少年のような雰囲気を感じられる、そんな姿を写真やムービーに収められることもこの時期の七五三のメリットといえるでしょう。
地域や家庭によってはお宮参りのときに産着として着物を購入するケースがあります。この産着は3歳の体に合わせて仕立て直してもらって着せることができるため、もし購入しているならぜひ仕立て直してもらいましょう。
お宮参りのときに写真やムービーを撮っているなら、七五三で着た着物の柄が同じことも大切な思い出になります。
子どもが今より成長して子どものころを振り返ったときに、同じ柄の着物を仕立て直して着せてくれたと知れば、自身が親となったときの考え方にもよい意味で影響するでしょう。
男の子の七五三は、一般的には5歳が多いですが地域や家庭によっては3歳でも祝います。とはいえ、兄弟姉妹がいる場合は長男や長女に合わせて祝う、すべての年齢で祝うという場合もあるでしょう。
このとき、気になるのは年齢の数え方です。七五三は古くから伝わる習わしなので、それに従うのがベターだと思いますが、実際のところどうなのでしょうか。
満年齢は、誕生日を迎えて1つ年を取り、現代では一般的にさまざまなシーンで満年齢が使用されています。何かを申し込むときに満何歳以上といった記載されているのを見聞きしたことがあるでしょう。
対して数え年は、生まれた日を1歳として元旦を基準に1つ年を取る考え方です。たとえば、4月1日生まれの2歳の子どもの場合、その年の元旦の時点で数え年3歳と解釈します。普段の生活のなかではあまり使われず、どちらかというと神社仏閣での行事や祈願などで使われることが多いです。
七五三では満年齢と数え年のどちらが正しいかは決まっていません。満年齢で5歳の方が数え年より成長しているために、着替えや撮影をしやすいというメリットはあるでしょう。
誕生日が1月1日から4月1日のいわゆる早生まれの場合、七五三を祝うタイミングに迷う方もいることでしょう。早生まれは学校の学年には影響がありますが、七五三の場合はシンプルに5歳になる年を基準に考えてもOKです。
また、兄弟姉妹や幼稚園などのお友達がお参りするタイミングに合わせるのも1つの方法です。厳密にこうしなければならないという決まりはないので、家庭の都合で判断しても問題ありません。
男の子の七五三は3歳と5歳の両方で行うこともできます。衣装代や撮影費用はその分かかりますが、思い出が増えてその年齢でしか体験できないお祝いができるでしょう。
また、地域や家庭の習慣などもあるので、3歳と5歳のどちらも祝うのもありです。子ども本人が着替えや撮影を嫌がらず、よろこんで対応してくれるかを基準にするのもよい方法です。
お祝いなので本人が嫌がるようなら5歳だけにするという選択肢もあってもよいでしょう。
3歳の男の子向けの衣装を選ぶ際は、親といえども迷うものがあります。主に羽織袴・被布コート・スーツなどが挙げられますが、どうしても迷うときはすべて着てもらうのもありでしょう。
ここでは、それぞれの衣装について解説していくので、衣装選びの参考にしてください。
3歳と5歳の男の子の衣装として羽織袴は定番といえる衣装です。色味は男の子らしい黒や濃紺、青などをはじめ白や黄緑、水色などが人気となっています。絵柄は邪気や災いから身を守るという意味合いと、たくましく育ってほしいという願いから、鷹や龍・兜・矢羽根・打ち出の小づちなどが描かれたものが多くなっています。
3歳ならやわらかめのカラーを、5歳なら濃いめのカラーを選ぶ傾向がありますが、親御さんや子ども本人の希望で決めてもよいでしょう。
発布コートとは着物のうえに羽織る上着のことで、袖のないベストのような形状となっています。これは3歳のときにだけ着るもののため、どこかあどけなさを感じられることが特徴です。
被布コートの色や柄は着物に合わせることが一般的で、柄物の着物には同系色でも柄の少ないものや単色のものを、穏やかな柄の着物には同じ柄のものを着用することもあります。レンタルする場合は着物とセットになっていることが多いので、被布コートとのコーディネートもチェックしておきましょう。
被布コートで使用する帯はふわふわした兵児帯で、子どもが動きやすく締め付け感を軽減することができます。
七五三という伝統行事のイメージから着物を連想する方は多いと思いますが、近年ではスーツを選ぶ方も少なくありません。脱着のしやすさや、動きやすさ、お手入れのしやすさなどの理由からあえてスーツを選ぶ方もいます。また、ワンサイズ程度大きめのものを購入すれば、卒園式や小学校の入学式でも着回すこともできます。
たとえば、写真撮影のときは着物をレンタルして和装で撮影を行い、神社にお参りにいくときはスーツに着替えるといった使い方もできるでしょう。
服装に関するルールがあるわけではないので、そのときの状況にマッチする衣装選びをおすすめします。
七五三を行う際には衣装のほかにどんな準備が必要なのでしょうか。いざ当日になって慌てることのないよう準備しておきたいものをチェックしていきましょう。
着物を衣装に選んだ際は、着付けのときに使用する小物が必要になります。主に、肌襦袢(はだじゅばん)・長襦袢(ながじゅばん)・腰紐(こしひも)・兵児帯(へこおび)・足袋(たび)・草履(ぞうり)などが挙げられます。
襦袢は着物をきるときの下着であり、準備できないときはランニングなどの一般的な下着で代用することも可能です。肌襦袢のうえに長襦袢を着てそのうえから三つ身を着せます。また、長襦袢には衿がついた半衿というタイプと衿がないタイプがあり、できれば半衿がついている方がよいでしょう。
腰紐や兵児帯はどちらもやわらかい素材でできていて、大人用の帯よりも着付けしやすいことが特徴です。着崩れしたときも直しやすいため子どもに着物を着せるときにはマストなアイテムといえるでしょう。
また、着付ける際には半衿が少し見えるように衿を重ねるのがコツです。
足袋は白色を履くのが定番で、小さな子どもでも脱着しやすい伸縮性がある素材のものがおすすめです。
草履は3歳の男の子には不慣れなものなので、履かせる前に鼻緒をよくほぐしておき、鼻緒ずれを起こさないよう短時間の使用を心がけましょう。事前に草履で歩く練習をさせるのもよい方法です。
懐剣(かいけん)・お守り・扇子(せんす)は、羽織袴を着せるときの装飾品で、持たせることで見栄えがよくなります。懐剣とはいわゆる護身用の短刀で、お守りを一緒に結んで袴の腰のあたりに刺し、扇子は閉じたまま手に持たせることが多いです。
お守りは邪気払い、扇子は広げたときに末広がりになるため縁起がいいなど、これらの装飾品にはそれぞれに意味があります。羽織袴にこの3つが揃うと小さな子どもでもかっこよく見えるので揃えておくとよいでしょう。
上着や靴は、神社にお参りに行くなど移動するときにあると便利なアイテムです。一般に11月15日にお参りしますが、冷え込みが厳しいときにも重宝するでしょう。また、雨など悪天候のときには衣装を汚さないためにも活躍します。
靴も移動中にあると役立つアイテムで、普段から履き慣れた靴で移動するほうが子どもの安全にもよいでしょう。加えて靴下も一緒に準備しておくと足袋が濡れたときにも安心できます。
着替えも普段着で一通り準備しておくと、万が一子どもが着物を嫌がったときなどに助かります。写真撮影が終わってからすぐに着替えられるのもメリットで、子どもがリラックスできるような動きやすいものを用意しておきましょう。
フォトスタジオで写真撮影するときや、神社にお参りする道中で手軽に摂取できるお菓子や飲み物も用意しておきたいアイテムです。お腹がすいたり喉がかわいたりしても、さっと口に入れてあげられるような、ひと口サイズのお菓子やストロー付きの水筒などがあると重宝するでしょう。
着替えや撮影に飽きてしまって子どもがぐずったときのお助けアイテムにもなるため、普段から子どもが好きなものを用意しておくことをおすすめします。
とくに3歳の男の子の七五三では、子どもがぐずったり着替えを嫌がったりする可能性があります。撮影するときに1人で立ってポージングするのが恥ずかしい、という状況も考えられるでしょう。
そんなときに普段からお気に入りのおもちゃやぬいぐるみなどがあると、子どもの機嫌を損ねることなく撮影できます。また、お気に入りのおもちゃと一緒に撮影することで、それもまた味わい深い思い出になるでしょう。
フォトスタジオ内をはじめ神社にお参りする道中は、スタッフや保護者がどんなに注意を配っていても、怪我をしてしまうリスクがあります。3歳の子どもは転んだり、遊んでいるうちに手足をぶつけたりと、無邪気な反面怪我をすることもあります。
万が一、怪我をしたときのためにばんそうこうや消毒綿などを携帯しておきましょう。また、屋外で転んだときへの備えとしてウェットティッシュも持っておくと便利です。
ゴミや汚れ物の回収用にビニール袋も用意しておきましょう。さほど大きくなくてもよいので、スーパーのレジ袋程度のものは持ち歩くことをおすすめします。
七五三では千歳飴を持ってお参りしますが、兄弟姉妹がいて千歳飴が複数個になる場合は、それが入る程度の袋やバッグがあると便利です。
七五三当日は子どもにとって一大イベントであり、サポートする保護者もなかなかハードな1日になります。どのような流れで進んでいくのか、七五三の主な流れを紹介していきます。
フォトスタジオの予約の関係で順番が前後するケースもあると思いますが、一般的な流れとして把握しておきましょう。
当日は、美容院やフォトスタジオで着付けやメイクを行い、パパやママも正装をします。準備が整ったら神社にお参りに行き、ご祈祷をしてもらいましょう。11月15日ともなるとご祈祷の予約が殺到して混雑していることもあります。そのため、予約は早めにすることがおすすめです。
混雑を避けたい場合は、ご祈祷の日程をずらすのもOK、その際はご祈祷を受ける神社に問い合わせて確認しましょう。
主なご祈祷の流れは、はじめに社務所で受付を行い、初穂料を納めます。次に拝殿に呼ばれたら移動し、所定の場所に座りご祈祷が始まります。
神主さんが祝詞をあげて玉串を奉納したあとお参りを行うのが一般的な流れです。そしてご祈祷終了後は千歳飴などを受け取ります。
七五三の記念撮影は神社でのご祈祷と順番が前後する場合もありますが、3歳の男の子なら先に撮影するほうが機嫌を損ねずに済む可能性が高いです。この記念撮影はフォトスタジオで行うケースや、神社で撮影してくれるプランの利用、自分たちで撮るなど状況に合わせて選択できます。
場合によってはプロのカメラマンに依頼してご祈祷を受ける神社で撮影するのもよいでしょう。ただ、フォトスタジオでの撮影は、着付けから撮影まで任せられる一方で1時間~2時間と時間がかかる傾向があります。
神社で撮影してもらう場合は、そのタイミグで子どもの機嫌がよいかどうかや天候にも左右される可能性があるでしょう。そのため、自分たちに合う方法で撮影することをおすすめします。
ご祈祷とお参りと写真撮影が終わったあとは、家族で会食をする方も多いことでしょう。祖父母など親戚とともにちょっとしたパーティーのように楽しむケースも珍しくありません。
小さな子どもと入店できるレストランを利用する際は、事前に予約しておくことと、おおよその到着時間を伝えておくこと、万が一子どもの体調不良などでキャンセルする場合、キャンセル料が発生するかを確認しておきましょう。
また、自宅で食事をする場合は、事前に準備しておくのもよいですが、できればオードブルやピザなどを予約しておき、帰宅時間に合わせて配達してもらうことをおすすめします。また近年ではケータリングの利用も人気があります。
七五三当日はいろいろなところに気を使うため、少しでも負担を軽減できるような工夫をするとよいでしょう。
かつて感染症の感染拡大により外出が制限されていた時期の七五三は、フォトスタジオで衣装をレンタルして記念写真だけを撮るという方が多くいました。保護者のスケジュールや予約の混み具合などによっても家族全員で集まることができず、仕方なく写真撮影だけという方もいるでしょう。
しかし、写真撮影だけという選択は決して悪いわけではありません。お参りやご祈祷は対応する神社なら別の日でも問題ありませんし、会食は必ずしなければならないものではありません。
そのため、スケジュールや子どもの体調などさまざまな理由でご祈祷・お参りができないときは無理せず写真撮影のみでもOKです。むしろ子どもが笑顔で撮影できるような日程を選びましょう。
子どもの衣装は購入するほかにフォトスタジオなどでレンタルすることができますが、実際はどちらがよいのでしょうか。毎年使うものではないことを考えるとレンタルがお得でも、思い出に残せることを考えると購入したほうがよいように感じます。
購入するかレンタルするか迷ったときに判断材料となるよう、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。
着物を購入しようと考えているときは、子どもに着せたい着物があるとか思い出として残しておきたいなどの思いがあると思いますが、実際に購入した場合のメリットとデメリットを知り、今一度考えてみましょう。
着物を購入する場合、なんといっても新品を用意できることが魅力です。レンタルの場合は、ほかの子どもが着た衣装をメンテナンスしているとはいえ、誰かが着たものを子どもに着せたくないと思っている場合は、気持ちのよいものではないでしょう。
また、兄弟姉妹がいる場合、次の子どもの七五三で着せることができます。紐類や襦袢など多少の備品は買い替えるとしても、着物本体の購入価格を抑えられることもポイントといえます。
もしも、兄弟姉妹に着せなかったとしても、その着物を着た子どもが大人になったときに思い出の品として見せられるのも着物購入ならではのメリットです。
着物の購入を検討している子どもが末っ子やひとりっ子で、着る機会が1回しかない場合は費用面が割高になる傾向があります。ほかに兄弟姉妹がいたとしても次に着るまでの間の保管にも気を使うため、着物の保管に対する知識がない場合は、あらためて学ぶ必要が出てくるためその点は、やはりウィークポイントになります。
また、兄弟姉妹に着回す際に着物の柄や色などの流行が過ぎている可能性も否めません。日本の伝統文化である着物にもトレンドはあるので、トレンドが切り替わった場合は、やや流行遅れの着物となるでしょう。
最新のトレンドの着物を着せたいと思う場合はレンタルする方が頼りになります。
着物をレンタルできるフォトスタジオやレンタル着物店は密かな人気を集めており、七五三のみならず外国人からも注目されています。いざ着物をレンタルする際はどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
レンタルすることで最もうれしいメリットは必要なときだけ借りられるということです。フォトスタジオならその日1日だけ、ネットからレンタルすれば2泊3日などのように使うときだけレンタルすることができます。
また、あらかじめ着物を選んでおけば付随する装備もセットで借りられるので、自分であれやこれやと準備しなくてもOKです。加えてその年のトレンドを押さえた着物を選べることも魅力といえるでしょう。レンタル品とはいえ毎年新作が登場するので、誰かが袖を通した中古品というイメージも払拭できますし、流行の最先端を感じることができます。
そして着用後はクリーニングやメンテナンスの必要がないことも挙げられます。着用後はそのまま返却すればよいので着物のお手入れに慣れない方でも扱いやすいでしょう。
着物をレンタルするには着物の知識がなくても借りられるなどメリットがたくさんありましたが、その一方でデメリットもあります。
たとえば、その年のトレンドで人気となっている着物が押さえられない、常に貸出中で希望する日に借りられない、といったケースが挙げられます。せっかくコレだ!と思う着物を見つけたのに、
空きがあるのは1か月先と言ったことも珍しくないので、この点はやはりデメリットといえるでしょう。
また、兄弟姉妹の分をまとめて一度に複数人分の衣装を借りる場合、料金が高くなる傾向があります。着物レンタルは購入するよりはリーズナブルでも、1人分の料金が設定されているため複数人分となると金銭的な負担は大きくなります。もしフォトスタジオでレンタルして撮影する場合は、カット数や台紙・アルバムの種類によっても料金が高くなる可能性があるでしょう。
この記事では、3歳の男の子が七五三をするかどうかや必要なものについて紹介しました。次にこちらでは、七五三のお祝いの際に贈る内祝いについてと、おすすめの内祝い品も紹介しますので合わせてご覧ください。
今回は、3歳の男の子の七五三をするかしないかについて紹介しました。3歳の男の子の場合は、地域や家庭の方針によりお祝いをしてもしなくても特別問題はありません。ただ、3歳というかわいい盛りの時期であることや、3歳だからこそ被布を着せられることなど、すてきな思い出を作るにはお祝いする方が楽しめることは事実です。
その際に着物をレンタルするか購入するか、はたまたスーツにするかなどさまざまな選択肢が出てきます。こうした迷いもまたかわいい3歳児のためを思うと楽しいことでしょう。
スタジオエフィーでは、七五三をはじめお宮参り・誕生記念・桃の節句・端午の節句・入学・卒園などさまざまなライフステージに対応しています。そのときどきのトレンドを取り入れた最新の着物やドレスを用意しているので、素材や柄などもきっとお気に入りの1着が見つかるでしょう。
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