七五三で前撮りするメリットは?時期や服装についても解説

2024年4月5日
七五三で前撮りするメリットは?時期や服装についても解説

子どもの成長をお祝いする七五三ですが、前撮りを検討する方も多いのではないでしょうか。しっかりと成長を記録するために、参拝とあわせて撮影することが一般的です。しかし、当日に撮影するとバタバタしてしまうこともあり、前撮りを検討する方も少なくありません。
いつ前撮りするのがベストか悩んでいる方は、本記事を参考にしてみてください。また、前撮りをするメリットや同伴者の適切な服装など、事前にチェックしておくべき情報も紹介します。

七五三で前撮りするメリット

七五三の前撮りとは、七五三という日を機に子どもの成長した様子や晴れ着姿を前もって写真に残すことです。撮影は「前撮り」「当日撮影」「後撮り」の3つがあります。
一般的には、着付けや参拝とセットで写真撮影も行うため、1日で完結することが多いです。しかし、当日撮影はすべての工程を1日で行うため、子どもに負担がかかります。

そのため、別日の撮影を検討する家庭も増えつつあります。撮影は各家庭のスケジュールに合わせて調整しますが、前撮りは混雑する時期を避けられるためおすすめです。具体的に前撮りのメリットをみていきましょう。

着物に慣れる機会を作れる

私生活のなかで着物を着る機会が少ないため、七五三の当日に子どもが慣れない服装に不満を持つかもしれません。小さな子どもにとって初めての着付けは、窮屈に感じてしまう可能性もあります。
前撮りを活用して事前に着物を着ることで、子どもは着物を受け入れやすくなるでしょう。前撮りは七五三の当日と比べて時間がかからないので、七五三の着物に慣れる最初の段階としてもおすすめです。

子どもが着物を着用したときの様子が分かるので、当日のイメージをしやすくなります。どこに注意すべきか、少しでも居心地よくいてもらうために何を用意すればいいかなど、事前に考えることで当日がスムーズに進むでしょう。

希望日に予約を取りやすい傾向にある

七五三は、11月15日に行われる日本の伝統的な行事であり、3歳、5歳、7歳の子どもたちが成長を祝うために神社に参拝します。前撮りシーズンは七五三よりも前の時期に行うので、4月から10月までの期間に行われることが多いです。
前撮りはハイシーズンの11月を避けることができるので、比較的に予約が取りやすい傾向にあります。前撮りシーズンは6か月ほどあるので、自身や家族のスケジュールに合わせて予約がとれることメリットです。
緊急で前撮りをキャンセルすることになっても、改めて日程を調整しやすく、万全な状態で撮影に挑めます。万が一のトラブルにも対応できるように早めに予約をするとよいでしょう。

自由に衣装を選べて撮影もできる

前撮りのメリットは、予約を取りやすいだけではありません。実際にスタジオで撮影をすると、衣装選びや着付け、メイクやヘアセットなどさまざまな作業が必要になります。
ハイシーズンの当日撮影は、ほかにもスタジオの利用者がいるため、待ち時間が発生するケースも珍しくありません。それだけでなく、着物選びの時間も短縮される可能性もあります。ゆとりがある時期はスタジオの混雑状況もゆるやかなので、新作や人気の衣装もじっくり見られるでしょう。

また、撮影スタッフは子どもに慣れているため、撮影中に子どもが集中力を失ってもていねいに対応してくれます。しかし、ハイシーズンとなると短時間での撮影が求められ、現場の雰囲気が慌ただしくなることもあります。
楽しく撮影することは、子どもの最高の笑顔を記録するために重要です。また、コロナウイルス感染予防としても、混雑時の撮影を避けるのは有効といえるでしょう。

七五三当日の時間に余裕ができる

当日撮影をする際は、朝からスタジオで着付けなどの準備をしてから撮影になります。撮影後は再度着付けをしてお詣りに行き、その後は食事会を開く家庭がほとんどです。
朝から夕方までみっちりスケジュールが組まれていますが、スタジオの混雑状況によっては時間が後ろ倒しになることもあります。1日がかりの行事なので、子どもは心身ともに疲れてしまい、予定どおりに進まないことで親にとってもストレスになる可能性があります。

撮影と参拝の日を分けて時間に余裕をもつことで、子どもや親にストレスをかけずに七五三が行えるでしょう。

日焼けをする前に撮影できる

夏になるとプールや海などで外で遊ぶ機会が増え、どうしても日焼けをしてしまいます。とくに女の子は、水色やピンクなど薄めの色を好んで選ぶことが多いため、日焼けをしていない肌の方が色味が合うと考える親もいます。
日焼けをした状態でも前撮りは可能ですが、日焼けが気になる方は日焼けをしにくい春頃に前撮りすることが望ましいです。また、子どもの乳歯が抜ける前には撮影をしておきたいという方もいるので、そのような場合も考慮してスケジュールを組みましょう。

限定キャンペーンを利用できる

前撮りをする方限定で特典を用意しているスタジオもあります。早めに来店予約をするとギフト券をもらえたり、割引が受けられたりなど特別なオファーがもらえます。
店や時期によって内容は異なるため、事前にHPや電話で確認してから予約するとよいでしょう。また、店のキャンセルポリシーによっては予約後のキャンセルは撮影料の何割かを負担する可能性があります。

急な予定は仕方がないですが、せっかく特典を受けたにもかかわらず、キャンセル料がかかってしまうのはもったいないので、なるべく予定が空けられる日程を選びましょう。

七五三で前撮りする際の注意点

七五三の前撮りのメリットを紹介しました。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在することを忘れてはいけません。七五三の前撮りの注意点を確認したうえで、前撮りをするかを決めましょう。

前撮りと当日で2回支度する必要がある

参拝とは別日で撮影をすると、2度支度する必要があります。前撮りと当日にそれぞれの準備や時間が必要であり、親と子どもにはかなりの労力を必要になります。
また、親が働きながら育児をしている家庭は、平日であれば仕事を2回休む必要があり、スケジュールの調整が難しいという声も多くあります。

子どもの顔立ちや体格が変わる可能性がある

生誕時から4歳になるまでの間は、顔立ちや体格が急激に変化する成長の時期です。前撮りと当日の時期に間が開くことで、顔の印象が変わってしまう場合があります。
七五三の写真を年賀状に使いたい場合などは、あまりに現在と異なる印象だと写真が使いづらい方が多いでしょう。年齢が低ければ低くなるほど、子どもの成長は劇的に変わります。

見た目だけでなく、子どもながらの意思や使える言葉も増えてきます。とくに3歳までの期間はイヤイヤ期の真っ最中なので、撮影をするのに苦労する可能性もあります。その分撮影に時間がかかるため、年齢が低い場合は9月や10月など前撮りシーズン終盤を選ぶことをおすすめします。

七五三当日とは別の楽しみを用意する

七五三の当日は、小さな子どもにとっては時間が経つと飽きてしまう可能性もあるでしょう。前撮りで初めて着物を着たときは楽しい気持ちが保たれていても、それがずっと続くわけではありません。
子どもにとって楽しいと感じられるような工夫をすることがひとつの方法です。たとえば、前撮りとは別の着物や好きなキャラクターの小物を用意するなど、変化があると飽きずに楽しんでもらえるかもしれません。

また、お詣り後に食事会を設けるなどのシーンを変えることも効果的です。親同士で話し合って、子どもにとっての楽しみを用意してあげましょう。

七五三で前撮りする時期はいつ頃?

これまでにも前撮りの時期を紹介しましたが、前撮りの時期についてをさらに詳しくみていきましょう。大きく分けて春夏秋の3シーズンごとのメリット・デメリットを紹介します。

4~6月

晴れ着姿がきれいに映る春の季節ですが、季節感があるが故にデメリットもあります。個人の好みや写真のイメージにもよるため、メリット・デメリットを知ったうえで検討してみてください。

メリット

日本の伝統行事に合う桜の季節です。桜の木を背景に晴れ着姿で写真を撮ると、より華やかになります。
1年のなかでも限られた時期にしか満開にならないため、時期選びは重要になりますが、舞い散る花びらに子どもも喜んでくれるでしょう。

また、春先は過ごしやすい気候なので、外での撮影も負担を抱えることなく進められます。前撮りは、子どもだけでなく家族も一緒に撮影する家庭もあります。家族も子どもの着物に合わせてスーツや着物などを着る場合でも、厚着や薄着の心配はありません。
春は前撮りの混雑を避けられる時期なので、ゆっくり時間をかけて好きな衣装を選べることがメリットです。

デメリット

春先は鮮やかな景色をバックに撮影できるものの、七五三の季節とは背景が違いすぎる点で選ばない人もいます。七五三がある11月は紅葉の季節なため、赤や黄色といった紅葉が背景になるでしょう。
前撮りを春先にした場合は、2つの写真を見比べたときに季節感が強調されたイメージをもつかもしれません。ほかにも春先の写真は入学式とも似た印象を与えるため、年賀状にしづらいといった声もあがっています。

統一感のある雰囲気で写真を撮りたい場合は、春先は控えるのがいいでしょう。もしくは、前撮りはスタジオだけにすることで、春先でも違和感のない背景で撮影できます。
また、11月からほど遠い時期なので、半年の間で子どもの見た目も変わることがあります。子どもの成長は喜ばしいことですが、別人のように見えてしまうことで写真を使いづらい可能性もあります。

七五三の時期の雰囲気を記録に残しておきたい人は、直前の前撮りが妥当でしょう。

7~8月

7〜8月は比較的気候に恵まれており、外での撮影に向いています。しかし、夏の暑さのなかでの撮影となるため、熱中症などの注意が必要です。

メリット

7月は夏の中盤で、梅雨明け後の本格的な夏らしさが感じられます。8月は立春を迎える初秋で、残暑となりつつも秋の気配が漂う季節です。
海や滝、花畑などの絶景スポットも多くあるため、撮影場所が自由に選べて困ることはないでしょう。とくに8月頃は晴天日が多く、青い空と緑を背景に写真を撮るときれいです。

スタジオも比較的空いている時期で、万が一撮影日に予定が入ってしまったとしても、日程調整の融通が利きやすいとされています。
この時期は多くのスタジオが七五三前撮りキャンペーンを打ち出し、安価で前撮りをするチャンスです。子どもの夏の思い出に着物を着ることは、行事として楽しめるのでおすすめです。

デメリット

夏休みの旅行、プール、海など、夏ならではの遊びがたくさんあります。夏の日差しのなかでも外で遊ぶのが好きな子どもは多く、どうしても日焼けは避けられません。
日焼けした肌に着物はあまり似合わないと考える方もおり、その場合は夏の前撮りは向いていないといえるでしょう。子どもにはピンクや水色といったパステルカラーの浴衣が人気ですが、親は日焼けした肌に合わないと思うかもしれません。

その場合は、日焼けした肌でも目立たない、黒や紫、オレンジといった濃いめの色が基調となる着物が合います。しかし、子どもの好きな着物を着せてあげたいです。その場合は、日焼けが落ち着くまで待つのもいいかもしれません。
また、夏の暑さから熱中症などのリスクも高まります。着物の下には肌襦袢と呼ばれる着物用の下着を着用し、さらに帯をきつく締めなければなりません。

足元は足袋に普段履き慣れない草履を履くため、動きにくさも加わります。暑さを感じてしまう可能性もあり、汗でメイクやヘアスタイルが崩れてしまうこともあります。きれいな状態のまま撮影に挑みたいという方は、暑すぎない時期の撮影がおすすめです。

9~10月

9〜10月は七五三に近い時期となり、子どもの状況もほとんど変わることなく撮影できます。しかし、ハイシーズンに近いほどスタジオが忙しくなるため、場合によっては混雑している可能性もあります。

メリット

9月、10月は徐々に秋らしくなり、昼間は過ごしやすい温度感です。着物を着用しても過ごしやすく、新しく上着などを調達する必要もありません。親にとっても服選びがしやすく、軽くカーディガンや羽織さえあれば朝晩の肌寒さ対策が可能です。
各地では紅葉スポットが見頃を迎え、着物姿と景色がマッチします。子どもの着物と同じ色のネクタイやスカーフといった小物を合わせ、遊び心のある服装にアレンジしやすいです。

撮影の風景も11月の七五三と似ているため、前撮りと当日ともに違和感のない写真が収められます。小道具としてススキや紅葉を写真に忍ばせると、鮮やかな印象を与えつつも統一感を保てるでしょう。
風景だけでなく、子どもの顔や体型も前撮りとほぼ変わらない状態で当日を迎えられます。子どもは急激に成長をする時期であり、7歳だと歯の生え変わりもみられます。

歯並びにより骨格も変わりやすく、見た目に変化がみられる時期でもあるため、当日に近い9〜10月の撮影ならそういった懸念点も考えずに済むでしょう。また、年賀状の写真に使用することもできるので、時間に余裕のある方におすすめです。

デメリット

デメリットは、ハイシーズンに近いためスタジオの予約が取りづらい可能性があることです。当日撮りを避けるために前撮りラッシュがみられ、結果的に9〜10月もバタバタしてしまう可能性が大いに考えられます。
予約の変更もしづらくなるため、そのことを踏まえて日程調整をしなければなりません。また、スタジオで着物をレンタルする場合は、基本的に選べる着物は先着順になるため、子どもの好きな着物が必ず着用できるとはいえません。予約が遅くなればなるほど選択肢も少なくなってしまいます。

また、前撮りと七五三当日が近い時期にあると、子どもの興味関心も違う方向に向いてしまうかもしれません。親も我が子の晴れ着姿に最初は胸を躍らせていても、2度目となると最初ほどの興奮はないかもしれません。
メイン行事である七五三に気持ちを高めたいという方は、前撮りの日程とある程度期間を空けるとよいでしょう。

七五三の前撮りで着る親の服装

子どもの晴れ舞台のお祝いで、服装に気合いをいれる親は多いでしょう。しかし、身なりを整えていても、マナーが守れていないと行事が台無しになってしまいます。
七五三は子どもが主人公であることを忘れずに、TPOに合わせた服装を着るように心がけましょう。

母親の服装

前撮りの際に、女性はフォーマルできれいめな服装が適しています。洋装であればスーツやワンピース、ドレスが選ばれることが多いです。スカートは膝下丈の長さでノースリーブは避けるなど、肌の露出を控えるようにしましょう。
子どもが男の子の場合は、袴とのバランスをみて少し華やかな服装を選ぶなどしても問題ありません。洋装は和装と比べて動きやすく、子どもの面倒も見やすいのでおすすめです。

和装を着る場合は、子どもの着物に合わせて着物を選ぶことも可能です。しかし、子どもより目立たないようにすることもマナーの1つです。親の着物は子どもよりも格を下げることが一般的で、子どもが黒紋付きや振り袖などの格の高い和装を着る場合は、母親は訪問着や付け下げなどが適切です。

父親の服装

七五三前撮りの父親の服装は、スーツや礼服が一般的です。とくに、母親がブラックフォーマルを着る場合は、フォーマル用のブラックスーツを選ぶことが推奨されます。普段、仕事で着用しているスーツでも問題ありません。
ダークカラーが一般的ですが、ネクタイやシャツの色をピンクや水色に変えるだけで、明るく華やかな印象になります。ネクタイの柄は派手にならないように、シンプルなものを選びましょう。

また、七五三でのご祈祷の際は、靴下の配慮が必要です。靴を脱いで拝殿に上がる際に、靴下の色が浮いてしまわないように、パンツや靴と同系色のものがいいとされています。見えない場所も細やかな気配りをするようにしましょう。

七五三の前撮りでNGな親の服装

先述したとおり、七五三の前撮りでは親は服装に気をつける必要があります。マナーをもって行動することで、誰もが心地よく子どもの成長をお祝いできるでしょう。ここからは親のNGな服装を紹介します。

派手すぎる服装

七五三の前撮りでは、親は派手すぎる服装を避けるべきです。七五三は子どもが主役であるため、親の服装が子どもの着物よりも目立ってしまっては意味がありません。
和装、洋装どちらでも構いませんが、あくまで子どもの服装を目立たせることを意識しましょう。しかし、地味すぎる格好である必要もありません。たとえば、ちょっとしたアクセサリーを身につけたり、小物に色を加えたりなどのちょっとしたアクセントで華やかさを演出することも可能です。

露出度が高い服装

露出度の高い服装は控えるべきです。とくに神社などでの撮影が多いため、その場に適した服装が求められます。以下、露出した服装の例です。

  • ノースリーブ:撮影時期によっては暑く感じられることもあるでしょう。「七五三当日ではないから」とつい涼しい格好を選びがちですが、ノースリーブのような袖のない服装はNGです。もしノースリーブを着る場合は、カーディガンなどの羽織を着るようにしましょう。
  • 襟のあいた服装:あまり意識したことはないかもしれませんが、トップスの首周りにも注意が必要です。VネックやUネックのような首元の露出がある服装は、避けるようにしましょう。また、前撮りは何パターンかの写真を撮るため、角度によってはトップスから下着が見えてしまうことも考えられます。そうならないために、カバー用のインナーを購入するなど、事前に対策をしておくとよいでしょう。
  • 丈の短いスカート:スカートを着用する場合は、膝が隠れるぐらいの丈感がよいとされています。神社は階段も多いため、スカート丈が短いと動きづらく感じてしまうかもしれません。また、ご祈祷で座ることもあるので、気にならないくらいの長さのスカートを選びましょう。
  • サンダルや前開きパンプス:サンダルやスニーカー、前開きパンプスは、神社に行く際には避けるべきです。つま先がみえる靴は「妻が先に逝く」といった言い伝えがあり、縁起が悪いとされています。

当日撮影や後撮りとの違いを比較

前撮り以外の撮影は「当日撮影」と「後撮り」があります。どの撮影がいいのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

当日撮影

当日撮影は七五三の当日に行われる撮影のことです。

メリット

当日のみで撮影を終わらせられるため、手間と時間がかからないことが特徴です。仕事で忙しい方や別日の撮影でスケジュールが抑えられない方は、当日撮影がベストといえます。1日で終わるので、費用も抑えられることもメリットです。
また、親戚や祖父母も招いての参拝となると、なかなかスケジュールを合わせることが大変です。当日撮影は、みんなが集まる貴重な時間を記録してくれる役割も果たします。

すでに前撮りを終えた子どもは、七五三の当日は飽きてしまったというケースもあり、ぐずってしまうこともあります。当日に見慣れない着物を着れば、新鮮な気持ちのまま行事を無事終えられるでしょう。

デメリット

七五三当日のスケジュール例は以下の通りです。

07:00 起床
08:00 美容院へ向かう
08:30 スタジオで着付け、ヘアメイク
09:30 撮影開始
11:00 スタジオ出発
11:30 神社でお参り、ご祈祷
13:00 食事会
15:30 着物を返却(レンタルした場合のみ)

このように、七五三は1日がかりの行事です。食事会をしない場合は、もう少し早めに終わるスケジュールとなります。
一般的に七五三の当日は早朝からスタジオに向かい、混雑状況によっては待ち時間もあるため、なかなかスムーズに物事が進まないこともあります。小さな子どもはなかなか我慢できないこともあるので、おもちゃやお菓子を用意するなどの工夫が必要です。

後撮り

前撮りも当日撮影もできなかったという方には、後撮りがあります。後撮りはお参り後に別日に改めて行われる写真撮影のことです。通常は12月〜3月に行われることが一般的で、当日と比べてゆったりと行われます。

メリット

七五三の撮影は当日に行われることが多く、それに比べて後撮りはスタジオにも余裕がある状態で撮影できます。撮影に力を入れたいと考えている方や撮影の明確なイメージをもっている方は、納得のいく写真を撮ってもらえるでしょう。
また、夏から時期も経っていることもあり、子どもの日焼けも落ち着いているはずです。日焼けした肌に着物は似合わないと感じている方も、冬に撮影することでより満足感を得られます。

さらに、着物をレンタルする場合は、ほかの利用者がいない分、選択肢も増えることがメリットです。当日だと先着順になってしまうため、予約時間によっては希望する着物が選べない可能性もあります。そのような事態を防ぐためにも、人が少ない時期を狙って後撮りをする方は多いです。

デメリット

肌寒い時期はインフルエンザや風邪などが流行っています。とくに後撮りに人気の12〜1月は体調を崩しやすい時期であり、子どもの体調管理が必要です。
また、七五三の当日ほどのワクワクはないかもしれません。当日は神社で参拝し、千歳飴をもらうなど、子どもに楽しい体験多くあります。しかし、後撮りはあくまで撮影がメインであるため、七五三の気分を味わえない可能性もあります。

それだけでなく、風習にこだわりのある親族がいる場合は、後撮りをよく思わない方もいるかもしれません。撮影は七五三の当日に行うものだという固定概念で、後撮りを急かされるケースもあります。しっかり事前にコミュニケーションをとって撮影日を決めましょう。

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まとめ

一生に数回しかない子どもの成長を祝う七五三は、とても貴重です。貴重な思い出を残すためにも、余裕のある時期に撮影することをおすすめします。前撮りはスタジオもそこまで混雑していない時期に行えるので、検討してみてください。
大阪と兵庫で展開しているフォトスタジオ「Photo efy」は、七五三の記念写真撮影を行っています。お客様専用のプライベートルームがあり、リラックスしながら撮影に挑めるのもポイントです。

撮影前にはカウンセリングを行うため、前撮りのイメージがつかない方や前撮りに不安がある方も安心してください。ご予約をお悩みの方には、前撮りの見学も行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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